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PCB特別措置法に基づき、政府はPCB廃棄物の確実かつ適正な処理を総合的かつ計画的に推進するための基本的な計画を定めています
⇒ 政府が定めた「ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画」はこちら<外部リンク>(環境省ホームページ)。
群馬県でも、県内のPCB廃棄物の確実かつ適正な処理の推進を目的として、「群馬県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画」(PDFファイル:246KB)を策定しています。
群馬県では、同計画において、県内のPCB廃棄物等の実態把握や監視・指導等、関係機関等との連携による適正処理の推進について取り組むこととしています。
群馬県では、県内のPCB廃棄物等が処分期間内に適正処理されるよう、PCB廃棄物等を網羅的に把握するための調査(いわゆる「掘り起こし調査」)を実施しています。
群馬県では、環境省が策定した「PCB廃棄物等の掘り起こし調査マニュアル」を参考に、平成27年度から掘り起こし調査を開始しました。
これまでの調査経過は次のとおりです。
年度 | 実施内容 |
---|---|
平成27年度 |
|
平成28年度 |
・環境省から、「自家用電気工作物設置者」のリスト(1,425者)が追加送付される。 |
平成29年度 |
・リスト追加事業者(1,425者)及び掘り起こし調査(1回目)にて「未回答」又は「未達」であった事業者(5,036者)に対し、郵送によるアンケート調査(2回目)を実施。 |
平成30年度 |
・アンケート調査(2回目)の結果を踏まえ、郵送によるアンケート調査(3回目)や(委託業者による)現地調査を実施。 |
令和 元年度 |
・これまでの調査で「未回答」であった事業者(2,874者)に対し郵送によるアンケート調査(4回目)を実施。 |
年度 | 実施内容 |
---|---|
平成29年度 | 「掘り起こし調査マニュアル」(環境省)が改正され、PCB使用安定器の掘り起こし調査手順が追加される。 |
平成30年度 | 環境省から、事業者リストが送付される。同リストから自家用電気工作物設置者を除外して、調査対象者(23,828者)を抽出。 |
令和 元年度 | 調査対象者(23,828者)に対し、郵送によるアンケート調査等を実施。 |
令和元年度末時点(令和2年3月末時点)における掘り起こし調査の進捗状況は以下のとおりです。
調査対象事業者数 | 回答区分 | 回答状況 | 該当件数 |
---|---|---|---|
13,124者 | 回答 | (1)PCB含有機器あり | 499件 |
(2)PCB含有不明の機器あり | 3,905件 | ||
(3)PCB含有機器及び含有不明機器なし | 5,932件 | ||
未回答 | 1,877件 | ||
連絡先不明 | 851件 | ||
その他(重複等) | 60件 |
調査対象事業者数 | 回答区分 | 回答状況 | 対象事業者数 |
---|---|---|---|
23,828者 | 回答 | (1)PCB含有安定器あり | 272者 |
(2)PCB含有安定器があるか不明 | 634者 | ||
(3)PCB含有安定器なし | 11,872者 | ||
未回答 | 10,847者 | ||
未達 | 184者 | ||
連絡先不明 | 19者 |
処分期間は残りわずかですが、上記のとおり群馬県内の掘り起こし調査はまだ十分とは言えません。群馬県では、掘り起こし調査を徹底するため、令和2年度からは未回答事業者等に対する県職員による現地訪問調査を行っています。
PCB廃棄物等の疑いがあるものを発見しましたら、県廃棄物・リサイクル課へ情報提供をお願いします。
連絡先:群馬県環境森林部廃棄物・リサイクル課
Tel:027-226-2824
注)前橋市・高崎市内で発見されたものについては、それぞれの市の担当課に御連絡ください。
前橋市(廃棄物対策課)
Tel:027-898-5840
高崎市(産業廃棄物対策課)
Tel:027-321-1325
PCB廃棄物は法律で定められた期間内に処分しなければなりません!
(1)PCB廃棄物とは
(2)PCB廃棄物の処分方法について
(3)PCB廃棄物の適正保管について
(4)PCB特別措置法に基づく届出について
(5)PCB廃棄物早期処理に向けた群馬県の取組
(6)その他(Q&Aなど)