本文
重症治療病棟であるA病棟では、患者の地域生活への移行を目指し、多職種と協働して様々なプログラムを提供しています。生活していく上で困難にぶつかった時には、医療者のみならず、患者同士でも支援し合うことで不安を自信に変えて退院に向けて頑張っています。
『A病棟は重症治療病棟として長期在院者の治療や救急治療病棟の後方支援の役割を担っています。入院が長期化している患者に対しての退院に向けての関わり方や支援に難しさを感じることがあります。しかし、私たちの声かけや多職種での関わりによって、患者の行動に変化が現れ、退院につながった時はとてもやりがいを感じています。入職した時は分からないことばかりで不安でした。しかし、先輩看護師が「大丈夫?」と声をかけ、悩みや質問に丁寧に答えるなど全員でサポートしてくれました。』
『A病棟は重症治療病棟であり、患者の退院に向けてセルフケア能力の向上や社会資源の獲得のアプローチが必要となります。そのため「社会生活スキルトレーニング」に取り組み、多職種と連携したチーム医療を推進しています。看護師として患者の希望をふまえた看護展開を日々試行錯誤しています。当センターの特徴は教育体制が充実していることです。プリセプターシップやPNSを導入しており、スタッフ間で不安や疑問を相談しやすい環境です。また、院内外の研修が充実していることに加えて、Web研修を視聴することができ、自己研鑽に励むことが出来ます。』
思春期・救急支援病棟では、思春期の患者さんや急性期治療を終えた患者さんの早期退院・地域移行・地域定着に向けた援助を行っています。多職種と協働して心理教育・退院前訪問、退院調整などを行うことで地域に戻って生活する力と円滑な退院を支援しています。
県立病院は教育体制が整っており、基本からの専門性の高い知識・技術を学べています。1年目はプリセプターから丁寧な指導を受けられているので、わからないこともすぐに解決することができます。また、PNSを導入しているため、新人看護師としては安心して仕事ができました。B病棟は急性期後方支援病棟であり、精神科の回復過程もみられる病棟です。患者対応の難しさもありますが、やりがいを感じることができる病棟だと思います。
精 神科救急治療病棟(E病棟)は、夜間休日を問わず24時間入院を受け入れています。医師や多職種との連携を図り、急性期症状の回復を優先し、集中的な治療、質の高い看護を計画的に行っています。適切な人員配置と多職種チーム医療により、約3か月以内での退院を目指しています。
『精神医療センターは研修や実践を始めとした教育体制が整っています。初めての臨床経験では不安なことも多くありましたが、先輩方の優しく丁寧な指導に支えられ、安心して学ぶことができています。E病棟は急性期病棟であり、患者さんのつらい症状と向き合うことも多くあります。チーム医療の一員として、患者さんやご家族と一緒に治療に取り組み、元気に地域生活へ向かう姿にやりがいを感じています。』
『精神医療センターでは、充実した教育体制とプリセプターシップやPNSの導入をしており、新人看護師が相談しやすい環境のもと、安心して学ぶことができます。入職当初は、分からない事が多く、看護に迷うこともありましたが、先輩方が優しく指導して下さり、成長を感じながらケアをすることが出来ています。E病棟では、急性期の患者さんの看護を行っています。症状が悪い状態から回復する過程に携わる事が出来ます。患者さんが元気になって、退院する姿を見られた時は、看護師として大きな励みや喜びを感じます。』
精神科救急治療病棟(G病棟)では、夜間休日を問わず24時間入院を受け入れています。健康的な生活リズムとセルフケアの自立を目的とした急性期治療と早期回復・退院を目指し、多職種での支援会議や治療プログラム、自宅訪問などを積極的に行っています。 また、ECT室が設置されており、各病棟の患者さんに対して修正型電気けいれん治療を週5日行っております。
県立病院は各分野で中心的な役割を果たしており、より専門的な知識・技術を学ぶことができる病院です。入職直後はわからない事も多くとまどいもありましたが、研修や教育体制が充実しており、基本から専門的な知識・技術まで1年間で学ぶ事ができました。先輩スタッフも皆さん優しいので、職場の環境もよく、毎日楽しく勤務しています。
医療観察法病棟はノーマライゼーションの観点も踏まえ、入院対象者の社会復帰の早期実現に向けて、人権に配慮した透明性の高い多職種チーム医療を提供しています。看護師はケアコーディネーターを担い、セルフケア援助・自己決定支援を行っています。精神科看護師としてのやりがいを感じながら毎日看護に取り組んでいます。
精神医療センターではプリセプターシップとPNS(パートナーシップナーシングシステム)を導入しており、日々の業務の中でペアの先輩看護師の患者対応や看護技術を間近で見て学ぶことができ、実践の中で新人看護師が安心して力をつけることができる環境が整っています。医療観察法病棟では、対象者の社会復帰に向けて院内の多職種チームや地域の他機関と密に連携して治療を進める中での看護師の役割を学ぶことができ、チームの一員としての看護師の仕事にやりがいを感じながら働くことができています。精神科看護に興味をお持ちの皆様と一緒に働くことができる日を楽しみにしています。
当センターの外来は一般精神科外来と医療観察法における指定通院医療機関としての役割を担っています。
病気や障害を抱えながら地域で安心して生活を送るために、継続的な外来治療が受けられるよう支援しています。それには、病院内で医師、訪問看護室、病棟看護師、精神保健福祉士、作業療法士、薬剤師、管理栄養士と連携し、その人に合った医療や福祉が活用できるように取り組みをしています。
外来は、病気と上手にお付き合いできている方、不調を抱えている方、入院が必要な方、退院して間もない方など様々な患者様と関わることができます。様々な患者様と関わるということは時に難しさを感じることもありますが、多職種と連携を図りながら行う業務はとてもやりがいがあります。また、地域支援を含めた精神科看護を学ぶことができます。入院時と退院後の患者様と接することもできるため、患者様の変化をより実感できる部署でもあります。回復された患者様のその後の姿を見られることは、外来職員の特権です。
病気や障害を持ちながら、在宅生活でその人が主体的に、その人らしく地域で安心して生活が継続できるように支援をしています。病院内の医師・精神保健福祉士・作業療法士・薬剤師・公認心理士・栄養士との協働はもちろん、地域関係機関とも連携して取り組んでいます。