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当センターでは、入院患者さんに季節を感じていただけるように、月に一度「四季折々御膳」を召し上がっていただいています。
8月は夏休みの季節。患者さんにも遠くに出かけた気分でお食事を楽しんでいただきたいと思い、楽しい夏のイメージである南の国をテーマとした献立にしました。
メインはハワイの名物にもなっている、ご飯の上にハンバーグと卵と野菜をふんだんにのせたロコモコ丼。デザートはトロピカルフルーツのマンゴーがのった手作りのレアチーズケーキです。
ウィキペディアによると、ロコモコのルーツは完全には明らかになっていないそうですが、1949年にハワイ島で小さなレストランを営んでいた日系人のイノウエ夫人によって発案されたとされています。ロコモコの名前の由来は、"Loco(ロコ)"はこのレストランの常連の高校生のひとりのあだ名とLocal(地元)との掛詞。また、"moko(モコ)"にはハワイ語で入り乱れる、混ざるという意味があるそうですが、さほど意味はなく、単に語呂がよかったので定着したようです。
今では、日本のおしゃれなお店でも見かけるようになりましたね。
突然ですが、これは↓何かご存じですか?
一見、不気味に見えますが、実は5月のつれづれ便りで書かせていただいた緑のカーテンのひとつ、キワーノ(ツノメロン)です。
中身はこのようになっています。
ちなみに食べられるそうで、試食してみました。
やや青臭い香り、種が多く食べづらく、味は…強いて言えば薄い塩味。
収穫時期を間違えたのかもしれません。
味は残念でしたが、無事に繁り、花を咲かせ、実をつけてくれました、生育に携わり、経過を見られるのは楽しいです。
来年は何を植えようか思案中です。
S病棟の患者さんが、作業療法で作った作品を紹介します。
夏にちなんで、金魚すくいとスイカを作りました。
涼しげに、かつ、可愛らしい見栄えになるよう工夫をして仕上げてくれました。
(S病棟:医療観察法に基づき、入院医療の提供を行う専門病棟です。)
当センターでは山上晧東京医科歯科大学名誉教授(写真中央、犯罪精神医学)をスーパーバイザーにお迎えし、ほぼ月に一度のペースで司法精神鑑定、医療観察法鑑定の事例検討を中心としたカンファアレンスを開催しております。
今月は19日16時から「精神鑑定の進め方 基本的な考え方と事例紹介」の題で山上先生に講演していただきました。大変興味深い講演内容を受けて、
予定時刻をオーバーし議論が盛り上がりました。
患者さんの退院後の生活をテーマにしたプログラム「E棟しっとく(知得)会」を、毎週金曜日に行っています。
1回あたり1テーマ、全10種類の内容を行います。今回は「ストレスについて」と題して行いました。
はじめにストレッチ体操で体をほぐし、ストレスを感じるきっかけ、たまる仕組み、
そしてストレスとの上手な付き合い方を紹介させていただきました。
患者さんの評判は上々で、「自分にもあてはまる」「新しいことを知ることができた」「教わった事を試してみよう」等の声が聞かれました。
その他のプログラムも、多くの患者さんが参加しています。
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