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11月7日、「病院研修会」(主催:群馬県庁放射線技師会)が当センターで開催され、赤田院長が「職場のメンタルヘルスについて」講演しました。
この研修は群馬県庁に勤務する診療放射線技師を対象に、県立病院が所有する医療機器や医療技術、職場環境等を情報交換する事を目的に毎年開催されています。
参加者は、院長のユーモアあふれるトークに耳を傾けていました。終了後は「大変良い話を聞かせてもらった」「明日から活かせる」という感想をいただきました。
11月8日、沼田地区うつ病対策研修会「心が喜ぶパワーアップセミナー」(主催:群馬県看護協会)が、利根沼田振興局で開催され、当センターの赤田卓志朗院長が、「うつ病対策について」という演題で講演しました。
予防対策として、セルフケアや職場等でのコミュニケーションの大切さを具体的に説明するとともに、特に自殺対策では、ゲートキーパーの機能の大切さについて言及し、看護師の皆さんにもその役割を担っていただくことが期待されています、と解説しました。
参加者は熱心にメモを取ったり、院長の迫真の演技に引き込まれたりしながら、真剣な様子で受講されていました。
※ゲートキーパー:悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴いて、必要な支援につなげ、見守る人のこと。
当センター本館棟南側にある「タチカンツバキ(立寒椿)」が満開です。
一般的に「ツバキ」は冬から春にかけて花をつけ、散るときは花全体がポトリと落ちますが、この「タチカンツバキ」は「サザンカ(山茶花)」と同様に、秋から冬に花をつけ、花びらが1枚ずつ散ります。
本格的な冬が近づき、草花も寂しくなる時期に、鮮やかなピンク色の花は気持ちをなごませてくれますね。
2月頃まで咲き続けてくれるようです。
11月18日~21日の4日間、桐生第一高等学校の1年生男子生徒1名のインターンシップを受け入れました。
当センターの概要や業務内容について講義を受けた後、患者さんの介助、バザー用お菓子づくり、患者家族団体とタイアップしたバザーの手伝い等、密度の濃いカリキュラムを体験して頂きました。
終了時の振り返りでは、「いろんな経験ができて大変ありがたかった。」「精神科病院のイメージが変わった。」「もっと病棟を体験したかった。」などの意見を頂きました。
仕事に対する一所懸命な姿勢や、高校生からの率直な反応から、病院職員も教えられる事が多い日々でした。若いパワーを頂きありがとうございました。またいつか一緒に仕事がした
医療観察法病棟敷地内の柿が、今年も赤みがかった橙色の実を結びました。入院している患者さんと一緒に熟れて甘くなるのを楽しみにしています。
病棟の敷地内には、野菜畑もあり、治療行為の一環として「ほうれん草」や「小松菜」等の手入れにも取り組んでいます。柿も野菜も無農薬なので、虫さんにもお裾分けしつつ、楽しみながら育てています。
入院患者さんが季節の変化を感じ、自然や社会生活の営みを受け止めていただけると嬉しいです。
作物同様、入院している患者さんの治療が実を結び、一日も早い退院を願い仕事にあたっています。
今年度2回目の「防災防火訓練」を実施しました。当センターは消防法で年2回以上の訓練が義務づけられており、夏と秋に実施しています。
今回は震度7の大地震を想定し、患者さん達にも参加していただき、緊急地震速報を利用した「自分の安全を確保する訓練」から始まり「初期消火訓練」「避難誘導訓練」までを1つの流れとして取り組みました。その後、職員による本物の炎を使った消火訓練を実施しました。
簡易担架を使用した運搬が想定外に難しいことや、実物の消火器を使用した際は消火剤により視界が遮られてしまうこと、などを再確認できました。
今後も、患者さんと職員を守るため、より現実的な訓練を実施したいと考えています。
患者さんの家族会「のびる会」主催のバザーが11月20日、当センター体育館で行われました。このバザーは、地域の皆様との交流の場、他団体同士の情報交換の場、入院中の患者さんの気分転換の場となるように、毎年開催されているもので、今回は、他団体の協力も頂き、賑やかなひとときとなりました。
恒例となっている栄養調理課の創作お菓子は、今年は、「ラスク」でした。当センターでは、のびる会の活動やイベントが活性化することを願って、限られた範囲ですがお手伝いさせて頂いています。
精神障害者やその家族の皆さんがお互いに励ましあい、地域社会の一員として安心して生活することができるよう、家族会の活動が今後ますます盛り上がり、拡がることを期待しています。
平成27年3月の本稼働に向けて、全職員を対象とした電子カルテの基本操作研修が11月25日から始まりました。今後、マスター整備やデータ移行などの準備作業を行っていきます。
当センターでは、月に一度、季節の食材を用いた「四季折々御膳」を患者さんに召し上がっていただいています。
【霜月のお献立】
【レシピ紹介】
旬のりんごで「りんご蒸しパン」はいかがでしょうか♪
市販の蒸しパンミックスやホットケーキミックスを使うとご家庭でも簡単に作れますよ♪
材料(4人分)
※水の代わりに牛乳を使うと更においしいです。
※バナナや缶詰の果物、レーズンを加えても良いですね。甘納豆も合いますよ。
※生地にインスタントコーヒー、ココア、抹茶などを混ぜるとバリエーションが広がります。
(1)りんごは食べやすい大きさに切り、レンジで加熱し冷ましておきます。
(2)蒸しパンミックスと水をよく混ぜ合わせ、(1)のりんごと合わせたら型に流し蒸します。
(3)竹串を刺し、生地が串に付いてこなくなればできあがりです。
シナモンは、生地に混ぜても、蒸しパンの上から振りかけてもOkです。お好みで。
入院している患者さんが、作業療法の時間に植えたニラから、種を採取しました。エントランスホールのご意見コーナーに種がおいてありますので、ご自由にお持ちください。種の袋やまき時、植え方の説明書、袋が入っている容器も患者さんが作成したものです。
作業療法の農耕は、土づくり、種まき、水やり、草むしり、収穫、収穫野菜の販売や簡単調理を行うプログラムです。自分の調子に合わせて、その日にやれることを調節し、退院に向けて少しずつ体力をつけていきます。また、今の自分にやれること、やれたことを確認し、自分の回復状態を認識します。
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