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医療観察法病棟の作業療法(OT)では、7名の患者さんが力を合わせて「お正月飾り」を作りました。一人ひとりが折った折り紙が378個集まり、一つの作品となった際の喜びは大きく、完成の瞬間、いっせいに拍手がわき上がりました。
外来及び一般病棟のOTでは「一月一日」と「なごり雪」の2曲を練習したグループが、他の参加者の前で発表し、最後に全員で合唱しました。人前で歌うことに緊張感が高まりましたが、なつかしさや季節感を共に味わうことができました。
デイケアでは、参加者が制作した「健康かるた」を用いて、かるた大会を開催しました。カードの作成やゲームをとおして、毎日を健康に過ごすことや薬を飲むことの大切さ、働くための心がまえを再確認することができました。
1月7日の昼食は七草粥でした。具だくさんの温かいお粥を食べて、皆さんホッコリされていました。
七草粥は中国から伝わった『人日の節句』と呼ばれる行事で、日本では平安時代から食べられるようになったと言われています。
また、お正月のごちそうに疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、この日に七草粥を食べることで新年の無病息災を願うようになりました。
七草粥に入る春の七草の種類や効能をご存知ですか?
医療観察法病棟では、入院患者さんがお正月にちなんだ作業療法として、しめ飾りや紙の鏡餅などを作成しました。スタッフステーションの一角に飾り付け、スタッフ一同お正月の雰囲気を味わうことができました。
また、1月2日には患者さん達がレクリエーションとして上毛カルタ大会を行いました。皆さん子供の頃を思い出しながらも、白熱したカルタの取り合いがみられ、楽しい一時を過ごされました。
1月28日(水曜日)・29日(木曜日)の2日間、東京ビッグサイト西1ホールで「メディケアフーズ展2015」が開催され、当センターと食品会社で共同開発した「備蓄用レトルト粥」を出展しました。
「メディケアフーズ展2015」には、2日間で13,000人以上の方が来場し、当センターのブースにも医療機関・福祉施設・行政関係・食品メーカー等、多数の方にお越しいただき、レトルト粥の試食のほか、商品化の背景や活用方法などについて、耳を傾けていただきました。
このレトルト粥は、県立病院総合研究事業「健康・災害弱者のための非常時食の研究~オーダーメイドの備蓄食料とローリングストック法の検討~」というテーマで、食品会社と研究を進め、製品化したものです。
「ゆるきゃらグランプリ2014」で1位に輝いた「ぐんまちゃん」も応援に駆けつけ、大勢の来場者と一緒に写真撮影をするなど会場を盛り上げてくれました。
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