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ふれあい看護体験は、毎年夏休みの時期に県看護協会が実施する職場体験プログラムで、今年は、伊勢崎市内の高校生4人が当センターに来てくれました。
この日は、白衣に着替えると、血圧測定の方法や手洗いの方法を学ぶとともに、入浴後の患者さんの髪をドライヤーで乾かす、食事の配膳をするなど、看護の体験を通じて、患者さんとコミュニケーションを図り、交流していただきました。
今日の初々しい気持ちを忘れないで、目標に向かって頑張ってくださいね。
【ふれあい看護体験の感想】
今年も、栄養調理課の窓には、ゴーヤ&朝顔&風船蔓の「緑のカーテン」ができました。
ゴーヤは、5種類の苗を植えました。よーく見ると、色や形が異なる個性的なゴーヤが葉っぱの陰に隠れるようになっています。 一番人気は、白いゴーヤです。白くても、やっぱりゴーヤ。食べると苦いそうです。
毎日、少しずつ成長するゴーヤに癒されています。
当センターでは、残暑の厳しい日差しを遮るため、「すだれ」が大活躍しています。ぎらぎらの太陽光は、葦の隙間を通ることで柔らかな光になります。朝晩は葦の隙間を通る風が、病院に涼を届けてくれます。
当センターでは、月に一度、季節の食材を用いた「四季折々御膳」を患者さんに召し上がっていただいています。
【葉月のお献立】
茗荷ご飯は、さわやかな香りが食欲をそそります。冷製すまし汁は葛仕立てで喉越しなめらか。蕃椒(ばんしょう)は、唐辛子の別名、胡瓜のピリ辛漬けです。さっぱりしていますが、栄養バランスを考えたメニューです。皆さん、完食してくれたかな?まだまだ暑い日が続きます。しっかり食べて、夏バテを吹き飛ばしましょう。
8月21日、未来の裁判官・検察官・弁護士を目指す司法修習生15名と前橋地方検察庁の職員4名の皆さんが、研修のため当センターに来院されました。
研修前半は、赤田院長から「精神疾患患者の推移」や「群馬県の精神科救急医療体制」「精神鑑定」などの講義を通じ、精神科医療の現状を学んでいただきました。
後半は、芦名医療局長の案内により院内を見学し、精神科治療現場の実情を見ていただきました。
医療観察法が平成15年7月に施行されて以来、司法と精神科医療の関係は一層深くなっており、司法修習生の皆さんにはしっかり学んで見識を拡め、立派な法曹になっていただきたいと思います。
当センターでは、救急治療病棟において「社会生活力プログラム」を実施しています。これは、患者さんの退院後の生活基礎をつくるために毎週行っているもので、地域生活を営むうえで必要な生活能力の維持・向上と日常生活のスキルアップを図ろうとするものです。
写真は、プログラムの導入部に取り入れているストレッチ体操の様子です。よく体をほぐしてから、その日のテーマについての勉強会が始まります。
勉強会のプログラム内容は、「睡眠について」、「不眠への対処法について」、「生活リズムについて」、「入院前の生活と現在の生活について」、「便秘について」、「ストレスについて」、「社会資源について」などがあります。患者さんからは、「新しいことを知ることができた」、「教わったことを試してみようと思う」と好評です。
当センターのデイケアでは、毎週水曜日に、地域社会でよりよく生活するために「健康教室」という勉強会を行っています。今回は、自分の目標達成のためにできている事と課題となっている事をグループで話し合いました。
参加者の皆さんからは、「みんな同じような悩みがあることが分かった。」「同じ立場なので話しやすかった。」という感想をいただきました。
4月からは、「身体測定」「体操」「成人病」「不安対策」「これからの私について」「コミュニケーション力向上」「食中毒予防」「脳トレ」「より良い睡眠」のプログラムを実施しています。興味のある方はリハビリテーション課までぜひご連絡下さい。
8月29日~9月2日の実3日間、赤堀中学校の「職場体験学習」として2人の生徒さんが学習に来てくれました。
看護部長の病院説明から始まり、病棟やリハビリテーション課、薬剤課、検査課、医療福祉課など様々な病院の仕事を体験していただきました。
病棟では患者さんと一緒に体操をしたり、食事の介助をしたり、薬剤課では自動分包器の働きを教えてもらったりと、初めての体験が多く、最初は緊張も見られましたが、3日目には楽しそうに過ごせるようになりました。
2人とも「将来は看護師になりたい」という希望もあり、数年後には是非一緒に働きたいですね、と和やかな雰囲気で終了しました。
「職場体験学習」は、生徒が学校周辺の企業や施設に行って職業体験をすることで、望ましい勤労観や職業観を育むものです。
当センターは毎年同校の生徒さん数人を受け入れています。
平成26年8月30・31日、大宮ソニックシティで「日本病院薬剤師会関東ブロック第44回学術大会」が開催されました。当センターの薬剤師は「薬剤師による治療プログラムが患者にもたらす変化と今後の課題」という演題で、ポスター発表を行いました。他の病院で働く薬剤師の方から、「プログラムの内容」や「プログラム参加者の反応」などについて、たくさんの質問をいただきました。発表を通して、当センターの取り組みに興味を持っていただけたと思います。
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