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不正軽油とは、軽油に灯油や重油を混ぜたり、灯油と重油を混ぜたりして、軽油と偽って販売・消費される燃料などのことです。
軽油には1リットルあたり32.1円の軽油引取税が課税されています。
不正軽油は、この軽油引取税を不当に免れる悪質な脱税行為です。
不正軽油は、「販売した人」、「使用した人」、「不正軽油やその原料を運搬した人」、「施設や土地、資金を提供した人」、「原料を提供した人」など、関係する全ての人が罰則の対象となっています。
不正軽油は、悪質な脱税行為であるだけでなく、次のとおりさまざまな問題を引き起こします。
不正軽油は、あくまで軽油に似せて造った、軽油とは異なる燃料であるため、エンジンや燃料系統のトラブルを引き起こします。
不正軽油の使用により、排気ガス中のPM(粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)を増大させます。
軽油引取税を逃れているため、市場価格より安く流通させることができ、周辺市況に悪影響を及ぼします。
必要な許可を得ずに燃料や薬品を大量に保管しているなど、適正な管理がされていない可能性があります。
不正軽油製造の際に、副産物として非常に有害な「硫酸ピッチ」が排出される場合があり、その不法投棄により人体に深刻な影響を与えます。
このように、不正軽油は、単なる脱税行為ではなく、県民の皆様の生活も脅かす重大な社会問題です。皆様の安心・安全な暮らしのためにも、次のような場合には、是非情報をお寄せください。
「不正軽油110番!電話 027-231-2801」
(前橋行政県税事務所県税課軽油引取税係内)
電子申請システム(LoGoフォーム)から24時間通報を受け付けています。
・不正軽油通報フォーム(LoGoフォーム)<外部リンク>
県では、不正軽油撲滅に向け、様々な取り組みを行っています。
※ 不正軽油は許しません!については「こちら」
※ 群馬県不正軽油撲滅対策協議会については「こちら」