金井遺跡群（金井東裏遺跡・金井下新田遺跡）（渋川市）の概要・経緯について

更新日：2019年1月24日印刷ページ表示

概要

平成24年

9月
国道353号金井バイパス（上信自動車道）建設工事に伴い公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団（以下「埋蔵文化財調査事業団」という。）が金井東裏遺跡の埋蔵文化財の発掘調査を開始
11月19日（月曜日）
埋蔵文化財調査事業団が甲着装人骨（1号人骨、1号甲）、2号人骨（乳児頭骨）及び2号甲の出土確認
12月12日（水曜日）
埋蔵文化財調査事業団が金井東裏遺跡の現地にて甲着装人骨を一般公開。2,635人が来場
（参考）金井東裏遺跡　現地説明会資料（PDF・1.47MB）＜外部リンク＞
12月13日（木曜日）～14日（金曜日）
埋蔵文化財調査事業団が甲着装人骨の保全・調査のため、12月13日に発泡ウレタンで保護のうえ取り上げの作業を開始し、12月14日に県埋蔵文化財調査センター保存処理作業室へ搬入
12月20日（木曜日）
埋蔵文化財調査事業団が3号人骨の出土確認

平成25年

2月13日（水曜日）～14日（木曜日）
調査のため、埋蔵文化財調査事業団が甲着装人骨の発泡ウレタンの上部を除去
2月23日（土曜日）
県教育委員会が平成24年度第1回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
2月24日（日曜日）～2月26日（火曜日）
九州大学大学院田中良之教授による甲着装人骨第1回詳細調査
3月1日（金曜日）
2号甲のCTスキャンを実施
3月3日（日曜日）～3月8日（金曜日）
埋蔵文化財調査事業団が埋蔵文化財調査センターにて甲着装人骨ほか出土遺物を一般公開。6日間で8,306人が来場
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第1号（PDF・609KB）＜外部リンク＞
3月11日（月曜日）～3月13日（水曜日）
九州大学大学院田中良之教授による甲着装人骨第2回詳細調査
3月28日（木曜日）
埋蔵文化財調査事業団が埋文群馬57号（最新レポート『金井東裏遺跡－全国初　甲を着た古墳人発見－』）を発行（PDF・2.61MB）＜外部リンク＞
4月～5月
埋蔵文化財調査事業団が4号人骨、古墳1基、土器集積遺構、平地建物跡2棟等を確認、人の足跡等を調査
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第3号（PDF・628KB）＜外部リンク＞
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第5号（PDF・745KB）＜外部リンク＞
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第6号（PDF・838KB）＜外部リンク＞
4月24日（水曜日）～4月27日（土曜日）
九州大学大学院田中良之教授による3号人骨の調査（現地）
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第4号（PDF・711KB）＜外部リンク＞
5月12日（日曜日）
埋蔵文化財調査事業団が埋蔵文化財調査センター発掘情報館において、「甲を着た古墳人」の情報展示コーナーを開設
甲着装人骨の発見状況を再現した実物大の模型等を展示
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第2号（PDF・531KB）＜外部リンク＞
5月30日（木曜日）～6月2日（日曜日）
九州大学大学院田中良之教授による甲着装人骨第3回詳細調査
6月1日（土曜日）
県教育委員会が平成25年度第1回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
6月8日（土曜日）～6月11日（火曜日）
埋蔵文化財調査事業団が県庁県民ホールにて甲着装人骨の実物大の模型及び発掘調査の最新情報等のパネルを展示
6月23日（日曜日）
埋蔵文化財調査事業団が「古墳時代の火山災害と金井東裏遺跡」をテーマに平成25年度調査遺跡発表会を開催
（参考）平成25年度調査遺跡発表会資料（PDF・1.83MB）＜外部リンク＞
7月5日（金曜日）～7月8日（月曜日）
九州大学大学院田中良之教授による第4回詳細調査（甲着装人骨頭部切り離し、3号人骨調査）
8月1日（木曜日）～8月3日（土曜日）
九州大学大学院田中良之教授による4号人骨の調査（現地）
9月3日（火曜日）
埋蔵文化財調査事業団が土器集積遺構から青銅製の鏡1点の出土確認
9月13日（金曜日）
埋蔵文化財調査事業団が2基目の古墳の出土確認
9月20日（金曜日）
埋蔵文化財調査事業団が100点以上の「赤玉」（あかだま）の出土確認
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第8号（PDF・776KB）＜外部リンク＞
9月24日（火曜日）～25日（水曜日）
甲着装人骨頭部のＣＴスキャンを実施。頭部の下の土の塊から冑（横矧板鋲留衝角付冑（よこはぎいたびょうどめしょうかくつきかぶと））を確認
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第7号（PDF・788KB）＜外部リンク＞
11月3日（日曜日）
県教育委員会が平成25年度第2回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
11月14日（木曜日）
埋蔵文化財調査事業団が飾り馬の装飾具である「剣菱形杏葉」（けんびしがたぎょうよう）1点の出土確認
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第10号（PDF・745KB）＜外部リンク＞
12月11日（水曜日）～13日（金曜日）
甲着装人骨甲部のＣＴスキャンを実施。甲の前側は開いた状態であることを確認。甲内部から「刀子」とともに「砥石」があることを確認。
（参考）甲（よろい）を来た古墳人だより第18号（PDF・797KB）＜外部リンク＞
12月
埋蔵文化財調査事業団による2号甲の内部調査において、骨製品が出土し、骨製の小札（こざね）であることが判明。古墳時代の骨製小札は全国初の発見
※平成27年度の調査の結果、骨製ではなく鹿角製（ろっかくせい）であることが判明。以後、「鹿角製小札」と呼称を変更している。
（参考）甲（よろい）を来た古墳人だより第11号（PDF・713KB）＜外部リンク＞
（参考）甲（よろい）を来た古墳人だより第19号（PDF・752KB）＜外部リンク＞
12月20日（金曜日）
県教育委員会が平成25年度第3回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催

平成26年

3月7日（金曜日）
県教育委員会が平成25年度第4回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
3月31日（月曜日）
埋蔵文化財調査事業団が埋文群馬58号（最新レポート『金井東裏遺跡－平成25年度の調査－』）を発行（PDF・2.62MB）＜外部リンク＞
6月24日（火曜日）
金井下新田遺跡において、埋蔵文化財調査事業団が弥生時代の周溝墓を確認
7月2日（水曜日）
埋蔵文化財調査センター発掘情報館の「甲を着た古墳人」の情報展示コーナーを拡充。立体模型（ジオラマ）や出土品の一部を展示
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第12号（PDF・718KB）＜外部リンク＞
8月18日（月曜日）
金井下新田遺跡において、埋蔵文化財調査事業団が古墳時代の鍛冶遺構を確認
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第13号（PDF・884KB）＜外部リンク＞
10月4日（土曜日）
埋蔵文化財調査事業団が「金井東裏遺跡と渋川市の古墳時代」をテーマに平成26年度調査遺跡発表会を開催
（参考）平成26年度調査遺跡発表会資料（PDF・4.12MB）＜外部リンク＞
11月21日（金曜日）
金井下新田遺跡において、埋蔵文化財調査事業団が古墳時代の囲い状（かこいじょう）遺構と馬引き（うまひき）の痕跡を確認
（参考）甲（よろい）を来た古墳人だより第14号（PDF・4.27MB）＜外部リンク＞
11月25日（火曜日）
県教育委員会が平成26年度第1回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
12月6日（土曜日）
国際シンポジウム（群馬）／「金井東裏遺跡の時代と東アジア～日本列島・東アジアにおける金井東裏遺跡の位置づけを考える～」を開催

平成27年

1月17日（土曜日）
国際シンポジウム（東京）／「よみがえれ古墳人～金井東裏遺跡から発信された1,500年前のメッセージ～」を開催
2月16日（月曜日）
金井下新田遺跡において、埋蔵文化財調査事業団が古墳時代の大型竪穴住居跡を確認
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより第16号（PDF・3.99MB）＜外部リンク＞
3月6日（金曜日）
県教育委員会が平成26年度第2回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
11月11日（水曜日）
県教育委員会が平成27年度第1回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催

平成28年

3月16日（水曜日）
県教育委員会が平成27年度第2回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
5月11日（水曜日）
金井下新田遺跡において、埋蔵文化財調査事業団が古墳時代の地域首長の政治・祭祀拠点を確認
5月14日（土曜日）
県文化財保護課と埋蔵文化財調査事業団が金井下新田遺跡の現地説明会を開催。1,350人が来場
（参考）甲（よろい）を着た古墳人だより特集号（PDF・786KB）＜外部リンク＞
8月28日（日曜日）～9月2日（金曜日）
京都市で開催された第8回世界考古学会議京都大会で、金井東裏遺跡の調査成果等を発表
10月13日（木曜日）
金井下新田遺跡において、埋蔵文化財調査事業団が古墳時代の小型倭製鏡を確認
11月11日（金曜日）
県教育委員会が平成28年第1回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
11月16日（水曜日）
金井下新田遺跡において、埋蔵文化財調査事業団が火砕流堆積物で埋没した竪穴建物から古墳時代の人歯及び馬骨を確認

平成29年

2月27日（金曜日）～3月6日（月曜日）
県教育委員会と埋蔵文化財調査事業団が、古墳王国展「甲を着た古墳人の発見－金井東裏遺跡4年間の奇跡」を開催。見学者のべ7,250人
3月17日（金曜日）
県教育委員会が平成28年度第2回金井東裏遺跡出土甲着装人骨等調査検討委員会を開催
3月24日（金曜日）
県教育委員会が金井東裏遺跡甲着装人骨等詳細調査報告書を発行
5月29日（月曜日）
金井下新田遺跡において、埋蔵文化財調査事業団が古墳時代の首飾りをした人骨、平地式建物、鍛冶遺構を確認
9月30日（土曜日）～11月26日（日曜日）
群馬県立歴史博物館で開催された、第93回グランドオープン記念企画展「海を渡って来た馬文化－黒井峯遺跡と群れる馬－」において金井東裏遺跡の出土遺物などを展示

平成30年

6月2日（土曜日）～平成31年2月17日（日曜日）
文化庁が主催する全国巡回展「発掘された日本列島2018」に、金井東裏遺跡で発見された冑等の出土品や甲着装人骨のレプリカ等を出品
7月15日（日曜日）～9月30日（日曜日）
埋蔵文化財調査事業団が、創立40周年記念展示「奇跡の発掘　金井東裏遺跡のすべて」において、金井東裏遺跡の出土遺物などを展示