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「群馬県生態系等被害防止外来種リスト」を作成しました(自然環境課)

更新日:2024年12月16日 印刷ページ表示

 外来種の侵入・定着は、生物多様性を脅かし、生態系や人の生活に悪影響をもたらすおそれがあります。しかし、外来種の状況についての周知が必ずしも進んでいるとはいえず、対策が十分でないのが現状です。このため、様々な主体が県内における外来種の状況を把握し、県民への啓発活動や外来種対策の基礎資料として活用できるよう、「群馬県生態系等被害防止外来種リスト」を作成しました。​


1 リストの概要

生態系や人の生活に悪影響をもたらすおそれのある外来種を「侵略的外来種」とし、更に次の2区分で掲載しました。

リストの全体像の画像


2 掲載種について


(1)掲載種数​

掲載種数​一覧

分類

全種数

県内確認種数

侵入警戒種数

定着

侵入

動物

104

48(11)

23(5)

71(16)

33

植物

108

86(40)

16(2)

102(42)

6

212

134(51)

39(7)

173(58)

39

※( )内は、うち対策優先種数


(2)対策優先種の具体例

対策優先種の具体例一覧
クビアカツヤカミキリ オオキンケイギク オオハンゴウソウ
クビアカツヤカミキリ

オオキンケイギク

環境省提供

オオハンゴウソウ

環境省提供

 サクラやウメ、モモなどに寄生し、幼虫が木の中を食い荒らす。  駆除には複数年(春から初夏)の引き抜き完全撤去が必須。特定外来種であることを知らずに温存したり増やしている場合もあるので周知徹底が必要。  駆除には複数年(開花前)の引き抜き完全撤去が必須。花が目立つので特定外来種であることを知らずに温存したり増やしている場合もあるので周知徹底が必要。

(3)侵入警戒種の具体例

侵入警戒種の具体例一覧
キョン ツヤハダゴマダラカミキリ ナガエツルノゲイトウ

キョン

環境省提供

ツヤハダ

福島県提供

ナガエツルノゲイトウ

環境省提供

 農作物や自然植生の食害、鳴き声による騒音を発生させる。隣接する茨城県で生息確認されており、早期発見、早期対策が重要。

 アキニレやカツラやトチノキなどの広葉樹を加害する。近隣県(栃木県など)では侵入・定着がみられる。

 侵入が報告された府県ではいずれも甚大な生態系被害と灌漑施設の被害を出している。関東地方では既に千葉県に侵入しており、本県に移入する可能性がある。


​3 リストの掲載場所について​

群馬県生態系等被害防止外来種リストは、県公式ホームページに掲載しています。

群馬県生態系等被害防止外来種リスト

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