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群馬県生態系等被害防止外来種リスト

更新日:2024年12月16日 印刷ページ表示

1 背景・目的

 外来種とは、もともとその地域にはいなかったのに、人間活動により他の地域から入ってきた生物のことを指します。日本の野外には、2,000種を超える外来種が生息・生育するといわれており、農作物や家畜、ペットのように私たちの生活に欠かせない生物もたくさんいます。しかしその一方で、生態系、農林水産業、人の生活や身体等に被害を与える外来種もたくさんおり、そのような外来種を「侵略的外来種」といいます。

 本県は、2,000メートル級の山々や尾瀬などの湿原、多くの湖沼、吾妻渓谷をはじめとする渓谷や流域面積が日本一の利根川など、変化に富む環境があり、希少野生動植物種を含む多種多様な生きものが生息・生育していますが、現在、様々な要因で生物多様性が損なわれているといわれており、侵略的外来種の侵入・定着もその要因の一つに挙げられています。しかし、外来種の状況についての周知が必ずしも進んでいるとはいえず、充分な対策がとられていないのが現状です。このため、様々な主体が県内における外来種の状況を把握し、県民への啓発活動や外来種対策の基礎資料として活用できるよう、「群馬県生態系等被害防止外来種リスト」を作成しました。

2 群馬県外来種リスト

(1)群馬県外来種リストの概要

 群馬県外来種リストでは、侵略的外来種を次の2区分で掲載しています。

  1. 県内への侵入・定着が確認されている種。確認されている種のうち、生態系等への被害の深刻度や防除対策の実効性・実行可能性を総合的に評価し、対策の優先度が特に高い種を「対策優先種」に選定しました。
  2. 県内では未確認だが、侵入した場合に生態系等への被害が大きい種や、人体・産業に影響を及ぼすことが想定される種。(侵入警戒種)

リストの全体像の画像

選定対象とする生物群

  • 植物:維管束植物
  • 動物:哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類、陸生節足動物、その他の無脊椎動物

定着段階の分類

  • 定着:県内に定着している
  • 侵入:県内への侵入が確認されている
  • 未確認:県内への侵入は確認されていない

(2)群馬県外来種リスト

群馬県外来種リスト(分類、和名、学名、区分等からなる一覧表)

群馬県生態系等被害防止外来種リスト(動物) (Excel:32KB)

群馬県生態系等被害防止外来種リスト(動物) (PDF:49KB)

群馬県生態系等被害防止外来種リスト(植物) (Excel:29KB)

群馬県生態系等被害防止外来種リスト(植物) (PDF:87KB)

掲載種数

今回、群馬県生外来種リストに掲載された種は、動物104種、植物108種です。

掲載種数(令和6年12月18日時点)
分類 全種数 県内確認種数 侵入警戒種数
定着 侵入 合計
哺乳類 37 8(4) 7(5) 15(9) 22
鳥類 9 6(0) 3(0) 9(0) 0
爬虫類 5 2(0) 2(0) 4(0) 1
両生類 2 2(0) 0(0) 2(0) 0
魚類 20 15(5) 5(0) 20(5) 0
昆虫類 21 9(1) 5(0) 14(1) 7
陸生節足動物 3 1(0) 0(0) 1(0) 2
その他の無脊椎動物 7 5(0) 1(0) 6(0) 1
動物小計 104 48(10) 23(5) 71(16) 33
植物 108 86(40) 16(2) 102(42) 6
合計 212 134(50) 39(7) 173(58) 39

※( )はうち対策優先種数

群馬県外来種リスト掲載種の付加情報

 種ごとに、侵略性、県内における定着状況、特に問題となる地域や環境、防除に関する情報などの付加情報を整理しました。なお、分類により取扱いが異なるため、防除に関する情報は、具体的な記載が可能な種のみ記載しています。

県内への侵入・定着が確認されている種の付加情報(動物) (Excel:33KB)

県内への侵入・定着が確認されている種の付加情報(動物) (PDF:118KB)

県内への侵入・定着が確認されている種の付加情報(植物) (Excel:68KB)

県内への侵入・定着が確認されている種の付加情報(植物) (PDF:145KB)

侵入警戒種の付加情報(動物) (Excel:25KB)

侵入警戒種の付加情報(動物) (PDF:61KB)

侵入警戒種の付加情報(植物) (Excel:22KB)

侵入警戒種の付加情報(植物) (PDF:56KB)

生態系への影響、経済・産業被害、人体への被害の評価項目
  • ◎(二重丸):影響・被害が甚大である
  • ○(丸):影響・被害が見られる
  • △(三角):影響・被害はあまり見られない

3 検討委員会

 リストの作成に当たっては、令和5年6月に「群馬県生態系被害防止外来種リスト(仮称)の策定に係る検討委員会」を設置し、リストの内容や評価方法、掲載候補種等について検討を行いました。この検討委員会での検討結果をもとに、県がリストを取りまとめました。​

群馬県生態系被害防止外来種リスト(仮称)の策定に係る検討委員会

分野

氏名

所属

動物

哺乳類

姉崎 智子

群馬県立自然史博物館

鳥類

深井 宣男

群馬県立新田暁高等学校

爬虫類

森口 一

(一財)日本蛇属研究所

両生類

中澤 和則

群馬県自然保護連盟

魚類・甲殻類

斉藤 裕也

群馬県自然環境調査研究会

昆虫類

金杉 隆雄

群馬県立ぐんま昆虫の森

クモ類

林 俊夫

群馬県自然環境調査研究会

植物

石川 真一

群馬大学情報学部

大森 威宏

群馬県立自然史博物館

4 参考情報

特定外来生物一覧(環境省ホームページ)<外部リンク>

生態系等被害防止外来種リスト(環境省ホームページ)<外部リンク>

外来生物法

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