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※腸管出血性大腸菌O157等予防リーフレット(PDFファイル:416KB)
食中毒予防の基本は、菌を「つけない」、「増やさない」、「やっつける」の3原則です。
特に手洗いが重要です。石けんと流水を使用し、ていねいに洗いましょう!
腸管出血性大腸菌による食中毒を予防するために、次の事項を徹底してください。
平成29年8月に前橋市で発生した腸管出血性大腸菌O157による食中毒事案を受け、同年10月20日、「そうざい販売店(露出陳列)の衛生管理指針」を策定しました。
群馬県では、前橋市、高崎市の両中核市と連携し、食中毒予防対策に取り組んでいます。
「そうざい販売店(露出陳列)の衛生管理指針」
大腸菌は人や家畜の腸内に存在し、ほとんどのものが無害ですが、一部のものは病原性を持っていて人に下痢などの消化器症状等を起こすものがあります。腸管出血性大腸菌もその1つで、代表的なものにO157,O121,O26,O111などがあります。
細菌による食中毒は通常100万個程度の菌数を摂取して発症しますが、腸管出血性大腸菌は10~50個程度で発症します。
腸管出血性大腸菌は、腸管内で強力な毒素「ベロ毒素」を作り、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS(※注))を引き起こします。
※注 HUS(溶血性尿毒症症候群)とは?
溶血性貧血(赤血球が壊れて貧血がおこる)、血小板減少(血小板が多量に消費されて少なくなる)および急性腎不全(腎臓の働きが急速に低下する)を主症状とし、重症化すると死亡例や腎不全などの重篤な後遺症が残ることがあります。
下痢、血便、腹痛、発熱、おう吐
重症化した場合はHUSや脳症(けいれん、意識障害等)などの重篤な合併症を発症することがあります。
過去には、牛肉及びその加工品、サラダ、白菜漬け、井戸水等の食中毒事例があります。