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群馬県教育委員会では、社会の大きな変化や少子化の進行を踏まえ、本県の教育水準の維持・向上を図り、これからの時代を切り拓いていくことのできる人材を育成するため、高校教育改革推進計画(計画期間:平成24年度~令和3年度)を策定し、高校教育改革を推進しています。
本県の中学校卒業者数は、平成元年をピークに、以後大幅に減少してきています。これに伴って、公立高校全日制の1学年学級数は、平成元年度に506学級、1校平均約7学級であったのが、現在は301学級、1校平均4.7学級と、公立高校の小規模化が進んできています。今後、中学校卒業者数は一段と減少し、令和16年には1万3千人程度となる見込みであり、公立高校の小規模化が進んできています。これらを踏まえ、高校教育改革推進計画では、特色ある高校教育と県立高校の再編整備を推進することとしています。
区分 | 平成元年度 | 令和2年度 |
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学校数 | 73校 | 64校 |
1学年学級数 | 506学級 | 301学級 |
(1校平均) | (6.9学級) | (4.7学級) |
富岡・甘楽、吾妻、桐生・みどりの3地区では、中学校卒業見込者数の減少が著しいことから、公立高校の在り方について、地元関係者との懇談会や検討会を重ね、子どもたちのためにより良い教育環境を目指し、それぞれ再編整備計画を策定しました。
本県の中学校卒業者数は、平成30年から県内全ての地区で大きく減少し、大幅な学級減を連続的に行っていく必要があります。公立高校全日制募集定員については、令和3年度までで、10~11学級減を予定しています。
具体的な対応については、本県の教育水準の維持・向上を図る観点から、全県的・長期的視野に立って検討・実施してまいります。
地区 | 中学校卒業見込者数 | 公立高校募集定員(全日制) | ||
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令和2年3月 | 令和3年3月(令和2年比) | 令和2年入学者 | 令和3年入学者*注 | |
前橋 | 2,934人 | 2,888人(-46人) | 54学級(9校) | 54~51学級 |
伊勢崎・佐波 | 2,395人 | 2,274人(-121人) | 31学級(6校) | 33~30学級 |
高崎・安中 | 4,049人 | 3,969人(-80人) | 57学級(11校) | 58~55学級 |
藤岡・多野・富岡・甘楽 | 1,159人 | 1,158人(-1人) | 24学級(7校) | 22~19学級 |
沼田・利根 | 719人 | 637人(-82人) | 18学級(5校) | 15~12学級 |
渋川・吾妻 | 1,445人 | 1,305人(-140人) | 27学級(7校) | 22~19学級 |
太田・館林・邑楽 | 3,777人 | 3,713人(-64人) | 61学級(12校) | 64~61学級 |
桐生・みどり | 1,383人 | 1,263人(-120人) | 29学級(7校) | 27~24学級 |
県全体 | 17,861人 | 17,207人(-654人) | 301学級(64校) | 290学級程度 |
*注 令和3年度の各地区の学級数は、高校教育改革推進計画の予定数であり、今後の状況の変化により変更する可能性があります。