外国人への日本語学習支援など、地域に住む外国人をサポートする「外国人の日本語キーパーソン」を養成する講座を開催しました。
日時
令和6年(2024年)7月7日(日曜日)~令和6年(2024年)12月15日(日曜日)(全11回)
場所
伊勢崎市絣の郷
内容
外国人日本語学習支援ボランティア養成講座一覧
回 |
講座の内容 |
第1回
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- 群馬県における在住外国人及び外国人材の受入れの現状と課題
- 在留資格
- 外国人日本語キーパーソンの意義・役割・心構え
- 「やさしい日本語」
- 【活動】「やさしい日本語」で語彙説明(3文クッキング)
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第2回 |
- 様々な日本語学習の目的、方法、指導
- 「日本語指導者」としての心構え
- 世界の言語から見た日本語の特徴
- 【活動】「文字」の教え方や活動例を体験する
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第3回 |
- コースデザインの基礎
- シラバスと教授法の基本
- 主な教材、教具
- 【活動】文法の教え方を見て、模擬授業をする
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第4回 |
- 初級の教え方/基本的な授業デザイン(組み立て方)
- 指導者ガイドの活用について
- 【活動】初級文法を教えてみる(再現力を養う)
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第5回 |
- 中級以上の教え方
- 初級と異なる練習方法について
- 【活動】類似表現(名詞)のちがいが分かる例文を考える
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第6回 |
- 子どもたちの日本語支援に係る知識・技能
- 子どもたちに対する日本語の教え方
- 地域の日本語教室の運営について
- 【活動】「教科」のプリントから指導すべき「日本語」を抽出し、指導手順を考える
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第7回 |
- 社会制度、社会生活について
- 会社の経営者からみた実情・要望
- 先輩ボランティアの体験・質疑応答
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第8回 |
- 就労者に対する日本語の教え方
- 就労者の支援に係る知識・技能
- 日本語能力試験対策の考え方
- 【活動】動詞の分類と活用の指導方法をやってみる
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第9回 |
- オンライン授業と対面授業の違い/オンライン授業で役立つ教材・教具
- 著作権
- 評価と報告の基本
- 【活動】模擬授業の準備・相談
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第10回 |
- 模擬授業の準備 <指導案(手順、内容)、教材・教具等>
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第11回 |
- 模擬授業(90分×1コマ) <ペア/グループ指導>
- フィードバック(学習者と実施者の感想)
- 講座のまとめ
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修了者
11名(内訳(国籍・地域別):ペルー7名、ベトナム2名、韓国1名、台湾1名)
講座の様子
全11回の講座では、座学と模擬授業を行いました。座学では、日本語教育専門家の講師に加え、行政書士や日本語教室で活動している日本語指導者、外国人企業経営者、病院で通訳として働いている外国人などのゲスト講師を招き、お話いただきました。模擬授業では、外国人コミュニティの外国人の方々に「学習者」として参加してもらい、実際に授業を行いました。授業計画や教材など、講師と参加者が協力して準備を行いました。
参加者の方からは、「実体験に近い内容がすごく勉強になった」「実践ができ、それへのフィードバックをもらえたことが良かった」などの感想をいただきました。
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