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春の訪れを告げる可憐なスイセンの花が咲き始めました。
スイセンは、家庭や公園などで広く栽培される身近な植物ですが、リコリン、ガランタミン、タゼチンなどの毒性成分が全草に含まれており、食べると30分以内に、嘔吐、下痢、頭痛などの症状が現れて、重篤な場合には死亡することもあります。
春先は、スイセンの「葉をニラやノビルと間違える」、「球根をタマネギ、ニンニクと間違える」などで食中毒が発生し、平成30年もスイセンの誤食による食中毒が全国で7件発生しています。
家庭菜園でニラなどを栽培するときは、必ず、スイセンとは離れた場所に植え、収穫するときは、独特の臭いがあるかどうかを確認して、食中毒を予防しましょう。