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活躍する女性職員の紹介(令和5年度)
ぐんま暮らし・外国人活躍推進課多文化共生係長 阿久津 智子
1 現在の仕事
群馬県は、外国人県民を地域経済及び地域の活力をともに創る「仲間」とし、「仲間」とともに群馬の魅力向上、持続的な発展、誰もが幸福を感じられる社会の実現を目指しています。
令和3年度に「群馬県多文化共生・共創推進条例」を施行し、多文化共生・共創社会の実現に向けて各種事業に取り組んでいます。
多文化共生係では、外国人県民が安心して群馬県で暮らし続けられるよう、相談窓口の運営をはじめ、日本語学習、医療通訳派遣、防災訓練などさまざまな支援を行っています。
令和5年度には、多文化共生・共創の機運醸成を目的に、幼少期から多様性に触れ、多文化を体験できる多文化共生イベント「からっかぜパーク」を初めて開催しました。
外国人県民と接する機会が多いため、曖昧な表現を避け、わかりやすい言葉に置き換えた「やさしい日本語」で話す、書くことを心がけています。
2 職務経歴
年度 | 所属 | 異動時の職名 | 説明 |
---|---|---|---|
平成9年度 | 東部保健所 | 主事 | 歳入、厚生労働省関係の各種統計を担当。窓口への来所者も多く、直接県民と接することで、わかりやすい説明の仕方を学びました。 |
平成11年度 | 農業技術課 | 主事 | 女性農業者のネットワークづくりを支援。若手女性農業者などの関係者と協働で事業を実施し、調整・合意形成の手法を習得しました。 |
平成14年度 | 地方課 | 主事 | 政治団体届出、選挙啓発、政治資金収支報告書業務。年齢の近い先輩が多く、業務を通じて仕事への向き合い方を学びました。 産前産後休暇、育児休業取得(平成16年11月~平成19年11月) 部分休業(平成20年4月~平成21年3月) |
平成21年度 | 人事委員会事務局 | 主任 | 庶務事務、委員会運営等。採用試験監督員や民間給与実態調査など、他係の業務経験や委員会運営を通じて、課全体を俯瞰するようになりました。 部分休業(平成21年4月~平成23年3月) |
平成25年度 | 伊勢崎行政県税事務所 | 主任 | 庶務事務、庁舎管理。職務の関係で他所属の職員とやりとりする機会が多かったことから、横のつながりを得ました。また、外国人県民の来庁が多く、地域的な特性を強く感じました。 |
平成28年度 | こども政策課 | 副主幹 | 保育所等指導監査。不備を指摘するだけではなく、子どもの笑顔のために必要な取組について、助言を行いました。現地に出向いて行う業務のため、週2~3回は保育所等を訪問しており、出張機会の多い職場でした。 |
令和2年度 | 教育委員会特別支援教育課 | 主幹 | 庶務事務、予算経理等。新規採用職員のフレッシュマントレーナーとして指導・助言することで、初心に立ち返りました。また、所属職員の多くは教員であり、一緒に働くことで、新たな気づきを得ることができました。 |
令和5年度 | 現所属 | 係長 | 多文化共生係の係長として、係員が相談しやすく、働きやすい雰囲気作りを心がけています。 |
3 県庁で働いて良かったこと、県職員の仕事の魅力・やりがいについて
- さまざまな部署を経験でき、その経験が現在の業務に役立てられること
- 県民、業者、関係者など多くの人と接することで知見が深まること
- 協働の醍醐味があること
- 先輩や同世代の職員が多く、ワークライフバランスが保てること
4 仕事と家庭の両立で心掛けていること
就学前は子どもが体調を崩しやすく、看護休暇等で急きょ不在にすることが多かったため、業務に優先順位を付ける、先延ばしせずできることから着手する、「報連相の徹底」を心がけていました。
学校行事のため休暇を取得する際には、早めに予定表等で共有していました。最近では在宅勤務の制度も充実し、さらに両立がしやすくなりました。
業務が滞らないように周囲に協力を求めるとともに、自分もできる限り協力しています。
5 未来の後輩へ
群馬県は、新しいことへの挑戦を後押しする職場です。
多様性を強みとする多文化共生・共創社会の実現は、職場においても目指すところです。
ぜひ、仲間となって、群馬県を支えていきましょう。
係員と業務の打ち合わせをしています