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薬剤師(薬務課・藤澤 美希)
薬務課 藤澤 美希
掲載内容については、令和5年2月現在の情報です。
1 現在の仕事
麻薬及び向精神薬取締法に基づく業務を担当し、麻薬取扱者などの免許事務や麻薬事故届等の各種届出の受付事務を行っています。また、麻薬を取り扱う病院や薬局等への立入調査を行い、適切な管理や記録が作成されているか確認しています。なお、関連法令に違反する事案が起きた場合は、麻薬取締員として調査することもあります。
その他にも、県営ワクチン接種センターではワクチン充填業務にも携わりました。
2 職務経歴
年度 | 所属 | 説明 |
---|---|---|
平成28年度 | 水質検査センター | 県営浄水場の水道水の検査業務を担当しました。 |
令和元年度 | 桐生保健福祉事務所保健課 | 薬局等の許認可及び美容所・理容所開設に関する届出事務等の生活衛生業務を担当しました。 |
令和3年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
3 県職員の仕事の魅力・やりがい
2~5年に1回の頻度で異動があり所属や業務内容が変わり、食品衛生や薬事など業務内容が変われば、関係する人や法律も変わるので新しい知識や考え方などを身に付けられるところが魅力だと思います。
また、薬事や検査業務など広く県民の安全に繋がる業務を行っていることにやりがいを感じています。
4 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等
(1)水質検査センター
水質検査センターでは、安全に水道水を提供できるように、県内では3番目となる水道GLP(水道水質検査優良試験所規範)の認定を取得して、検査の信頼性と精度の管理を確保し、水道水質検査業務を行っています。検査を行う際は、検査手順に逸脱がないよう記録をとりながら実施し、検査結果に異常がないか複数名で確認をとるなど緊張感を持ちながら業務を行いました。これらの業務を通して、水道水を県民の方々に安全に飲んでいただくためには、地道な作業が重要であると実感しました。
(2)桐生保健福祉事務所
薬物乱用防止活動の一環で小中学生を対象とした薬物乱用防止教室の講師を務めたことが印象に残っています。
学年に合わせたDVDを活用したり、クイズや質問形式にしたりするなど工夫して説明することを心掛けました。
説明中にうなずいてくれるなど、参加した生徒の反応を間近で見ることができて、工夫した成果を感じることができました。
(3)新型コロナウイルス対応業務
新型コロナウイルスに関する業務として、桐生保健福祉事務所では、疫学的調査の対応を行いました。感染を広げないためにも陽性者の行動歴を聞き取り、濃厚接触者の把握に努めました。聞き取り方法についても工夫しつつ所内で相談しながら対象者の方の行動を確認していきました。時には苦情等もいただきましたが、真摯に対応することで納得していただいた時には達成感を覚えました。
また、薬務課では集団接種会場で、ワクチンの充填作業の業務を行いました。県の薬剤師だけではなく、薬局や病院など職場の違う薬剤師と関わることができ、自身の業務への刺激にもなりました。
5 入庁前と入庁後の印象
入庁前は、デスクワークが多い印象でしたが、実際には薬局や病院への立入調査や講習会の講師など出張も多い印象を受けました。
また、薬事や食品衛生、調査研究など幅広い分野で県の薬剤師が活躍していることも知りました。
6 今後の目標、これから挑戦したいこと
今までに配属された検査や薬事の分野で培った経験や知識を活かし、食品衛生など様々な業務に携わりたいです。また、どの業務に対しても、幅広い視点を持ちながら柔軟に対応していきたいです。
7 群馬県職員を志望した理由
大学時代を県外で過ごしたことで、自然が豊かで落ち着きのある群馬の良さを再認識し、地元で働きたいと思ったことと、ワークライフバランスの面で女性も働きやすい職場というイメージがあり志望しました。
8 受験時に心がけたこと
教養試験については、市販の公務員試験対策の問題集を繰り返し解くことや大学での対策講座に参加し対応しました。
面接試験についても、大学で面接練習を行い、アドバイスをもらいました。
9 未来の後輩へ
病院や保健所、研究所など様々な分野で県の薬剤師が活躍しています。幅広い業務を経験したい、知識を身に付けたい方に、とてもおすすめの仕事です。一緒に働けることを楽しみにしています。
細心の注意をはらって薬剤を充填しています