警察事務（警務課・馬場　大河）

警察本部警務課　馬場　大河

​掲載内容については、令和2年3月現在の情報です。

1　現在の仕事

　警務課の人事係で、警察職員の人事に関する各種データの登録・管理を行っています。
この業務は、警察本部の全職員の人事に関わり、給与などの関係所属が取り扱う基礎情報にもなります。このため、正確性や保秘の点に十分留意しつつ、常に緊張感を持って業務に取り組んでいます。
　その他には、休暇制度等の福利厚生に関する各所属からの問い合わせに対応しています。本県には様々な制度があり、その制度が職員それぞれのケースに適用されるのかなど検討が必要であるため、制度を深く理解しておくことが求められます。そのため、上司や先輩職員に相談しながら、私自身業務のなかでより多くの知識を習得できるよう心掛けています。

2　職務経歴

3　県職員の仕事の魅力・やりがい

　警察事務は窓口業務や許認可業務などを通し、警察組織の一員として、警察官と一緒に県民の暮らしを守ることに貢献できるのが魅力だと思います。特に、現所属では内部管理業務に携わり、県警全体を見渡すことができるので、それぞれの部局でどのような目的で業務を遂行しているのかを知るとともに、その目標に向かって多くの警察職員が群馬県のためにいかに尽力しているのかを改めて実感しています。また、職員が円滑に業務を進めるために県警の下支えとして自分が役立っていると思うとやりがいを感じます。

4　これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

1．館林警察署交通課

　車庫証明の申請のために外国の方が来署したことがあります。申請書の様式を見つめ、記入の仕方が分からず困った様子だったため、私から声掛けして、一つひとつ項目に沿って記入方法の説明を行いました。最終的に記入が終わり、提出してもらった後、「ありがとう」と言っていただけました。自分の行動によって来署者に感謝してもらえたことはとても嬉しかったです。

2．館林警察署交通課

　運転免許講習の業務中、複数の作業を同時並行で行っており、慌ててしまい、一般の方の検査室への移動に手間をかけさせてしまったことがあります。そのような様子を見ていた一般の方から「大丈夫だよ。大変だと思うけど頑張ってね。」と逆に励ましの言葉をいただきました。このことは現在も自分の胸に刻んでいて、ミスに繋がりそうな些細なことや重要なことは、その都度自分なりにノートに記録するよう心掛けるようになり、事あるごとに振り返っています。

3．警察本部警務課人事係

　前所属の警察署では県民の方に直接触れあうことが多かったのに対し、現所属では反対に警察内の職員と接する機会が多くなりました。ここでの業務を通じて、外から見える所属はもちろん、見えない内部管理の所属の支えがいかに大きいものなのかを日々実感しています。

5　採用前と採用後のギャップ

　警察事務の仕事は、警察官の方のサポートが主なものだと思っていました。しかし、実際に働き始めて感じたことは、会計や予算、拾得物の管理など、事務職員が中心となって行っている業務もあることです。サポートではなく、「協力」して群馬県の治安を守っていると実感しています。

6　今後の目標、これから挑戦したいこと

　採用されて2年目であり、まだまだ知らないことばかりなので、現所属で得られる知識はもちろん、様々な部門を経験し学んでいきたいです。そして将来的には、どんな所属に配属されても、群馬県のために何ができるか自分で考え、実行できる職員になりたいと思います。そのために、まずは、普段の業務の場面で判断に迷うことがあっても、自分自身としての対応方針を事前にまとめてから周りの上司や先輩職員の方へ相談するように、主体的な行動を心掛けていきたいと思います。

7　群馬県職員を志望した理由

　幼い時に警察のドラマを見ていたこともあり、警察組織で働くことに憧れていました。警察官という道もありましたが、就職活動中に参加した採用説明会で警察事務の業務内容について興味を持ち、志望するようになりました。

8　受験時に心がけたこと

　筆記試験対策としては、たくさんの問題集を解くのではなく、1～2冊の問題集を繰り返し解きました。
　面接対策としては、自分がどういう性格なのか等の自己分析をしっかりと行いました。また、自分を良く見せようとせずに、自然体で面接に臨めるように、家族や予備校の先生など多くの人と面接の練習をしました。

9　未来の後輩へ

　警察事務は警察官と一緒に県民の方の暮らしを守るという責任が問われる仕事です。またその分、やりがいも大きい仕事だと思います。
　ぜひ私たちと一緒に働きましょう！

関係所属からの問い合わせにテキパキ答えます

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