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保育士・児童指導員(しろがね学園・阪田 江梨)

更新日:2023年3月1日 印刷ページ表示

一瞬一瞬しっかり児童と向き合っていきたい

しろがね学園 主事 阪田江梨

保育士 阪田主事の写真1保育士 阪田主事の写真2
​掲載内容については、平成24年3月現在の情報です。

1 現在の仕事について

 しろがね学園に入所している知的障がいのある児童に対し、日常生活全般の支援を行っています。施設には、24時間児童がいるので、4交替制(日勤、夜勤、早番、遅番)で勤務しています。ごはんを食べさせ、学校へ送り出し、休日には一緒に遊ぶ等の生活に密着した支援から、保護者と連絡を取り合ったり学校の先生と話合いをしたり等の間接的な支援も行っています。
 また、外来の方を対象に、知的障がいのあるお子さんがいる方の相談業務や、感覚統合法・音楽療法・動作法などの専門療育も行っています。

2 年間スケジュール

年間スケジュール

説明

通年 誕生日会(毎月児童の誕生日に実施)
ホームページ更新(毎月)
寮会議(毎月)
(3つの寮の支援計画について、職員同士で共有しました。)
5月 情報誌「のびのば」発行
(年4回発行の情報誌。『のびのば』は児童の持っている力を「のびようのばそう」という言葉からきています。)
7月 七夕集会
情報誌「のびのば」発行
林間生活訓練(1泊2日の宿泊体験)
8月 1期効果測定
(児童の1学期の経過をまとめ、支援計画の修正等に反映しました。)
9月 お月見集会
10月 のびのば祭
(児童の努力や成長ぶり、それに関わる方の支援、努力をお祝いするお祭りです。)
11月 情報誌「のびのば」発行
12月 クリスマス会
2期効果測定
(児童の2学期の経過をまとめ、支援計画の修正等に反映しました。)
1月 次年度目標案設定
(児童ごとに、来年度の支援の目標を設定しました。)
2月 情報誌「のびのば」発行
節分集会
支援のまとめ
次年度支援計画案作成
3月 全体会議
(次年度の支援計画を決定。職員間の意思疎通を図りました。)

3 職務経歴

職務経歴

配属年度

所属

説明

平成21年度 現所属 「1 現在の仕事について」のとおり

4 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

  1. 担当した児童の保護者からお礼を言ってもらえたこと。
     最初は、保護者と信頼関係を築くのに、苦労しましたが、真摯に丁寧に応対していく間に、信頼関係を築くことができ、今では、いろいろな相談を受けたり、お礼を言ってもらえるまでになりました。
  2. 新しく入所する児童を担当したこと。
     新しく入所する児童については、障がいの程度を認識し、どのような支援が適しているか検討し、児童と関係をゼロから築いていく必要があります。また、児童だけでなく、保護者との信頼関係を醸成していくことも重要で、私自身の経験が浅い中で、ひとつひとつ考えながら支援をしたこの経験は、非常に勉強になったと思います。
  3.  のびのば祭やクリスマス会では各寮で出し物をします。私が所属しているこのみ寮ではここ数年ダンスを披露しています。児童の好きな曲に私たち職員が振り付けを考えます。数ヶ月前から練習を始めて、当日の発表に臨みます。児童のダンスが徐々に上手になっていく様子や、当日楽しそうに踊っている姿をみると感動します。発表の日が終わっても「踊りたい!!」と言ってくれる児童の言葉が励みになります。

5 入庁前と入庁後のギャップ

 児童一人一人いろいろな個性があり、そしてその個性の強さに驚きました。また、入庁前には、児童だけをしっかりみることを重要視していて、保護者との関係については、全く意識していませんでしたが、子どもと関係を築くことと同じくらい保護者との関係作りや関係諸機関との連携が重要だということがわかりました。職場で情報を共有し、お互いに助け合うチームワークの大切さも入庁後に感じたことのひとつです。

6 今後の目標、これから挑戦したいこと

 同じ児童は誰一人としていないように、同じ瞬間は二度と来ません。一瞬一瞬しっかり児童と向き合うことを目標に日々支援をしています。
 また、感覚統合法・音楽療法・動作法などの専門療育をもっと勉強して、よりきめ細かな指導ができるように努めていきたいと思っています。

7 群馬県職員を志望した理由

 学生時代に、実習先の先生・職員の方から、学習面だけでなく、精神面でも親身になってアドバイスをしてもらいました。それらの方に恩返しをしたいという思いから、地元に戻って就職する選択肢ではなく、群馬県を志望しました。また、しろがね学園では専門療育に取り組んでおり、専門知識を身につけたいと思っていました。

8 受験時に心がけたこと

 面接では自分の言葉で、自分の想いを伝えることを心掛けました。面接時の考えをまとめておくことも大切ですが、どんな質問にも対応できるように経験を積んでおくことの方が役に立つと思います。

9 後輩(受験者)へのメッセージ

 「大変そうな仕事だね」とよく言われます。もちろん、大変だと感じることは度々あります。しかし、児童や保護者・職場の先輩から学ぶことは多く、自分自身の成長の場となっています。ぜひ一度見学して子どもたちと触れ合ってみてください。

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