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保健師(太田保健福祉事務所・浦野 聡美)

更新日:2024年3月1日 印刷ページ表示

太田保健福祉事務所 浦野 聡美

保健師(令和4・5年度)写真
​掲載内容については、令和6年2月現在の情報です。

1 現在の仕事

 結核で服薬治療をされている患者の服薬支援を行っています。患者が最後まで服薬できるように医療機関とも情報共有しながら、定期的に訪問や受診同行して服薬確認をしています。結核と診断されて驚きや戸惑い、不安を感じている患者とその家族が少しでも安心して治療に臨めるよう、相手の気持ちに寄り添った支援を心がけています。
 また、感染を広めないために感染性のある結核患者と接触した方の健康診断も行っています。対象者の選定など健康診断を計画する際には、上司や係員と相談しながら迅速に対応できるように業務を進めています。

2 職務経歴

職務経歴一覧
年度 所属 説明
平成25年度 館林保健福祉事務所 難病対策を担当し、療養者とその家族の気持ちに寄り添うことの大切さを学びました。
平成28年度 総務事務センター 群馬県職員の健康診断の実施や健康診断後の保健指導の実施など、職員の健康管理を担当しました。
令和2年度 桐生保健福祉事務所 長期療養児や難病患者への支援を担当しました。地域で安心して生活できるよう一緒に考えながら支援しました。
令和5年度 現所属 「1現在の仕事」のとおり

3 県職員の仕事の魅力・やりがい

 県の保健師は、直接県民と関わる保健事業から県民の健康増進に向けた制度づくりなど幅広い業務を経験できること、難病対策や感染症対策、精神保健など専門性の高い保健事業に携われることが魅力であると感じています。
 また、同じ県職員である技師(臨床検査技師や診療放射線技師等)の方や民間の専門職(訪問看護師)の方など、様々な職種の方と仕事ができるので、自分の視野を広げることができ、多様な視点から物事を見る力を養うことができます。
 そのような様々な職種の方と仕事をする中で、保健師としての視点から意見を述べ、必要な支援につなげられた時はやりがいを感じます。

4 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

(1)館林保健福祉事務所

 ALSなどの神経難病を抱えながら地域で生活する方を支援する中で、保健師として何ができるのか悩み、考えながら支援する日々でした。療養者の最期を看取った家族から感謝の言葉をもらった時は、自分でも少しは力になれたのかなと感じることができ、これからも頑張ろうという気持ちになれました。

(2)総務事務センター

 健康診断の結果で生活習慣の改善が必要と診断された職員の方を対象に、健康教室を企画・実施しました。しかし、初年度は思うように参加者が集まらず、健康教室を実施する難しさを感じました。
 次年度は前年度の反省を活かして内容や周知方法を変更したことで、参加者が増加し、行動変容につなげられた時はうれしく思いました。

(3)桐生保健福祉事務所

 人工呼吸器を装着しながら自宅で生活している療養者に災害時個別プラン(一人一人の状況に合わせて作成する避難時の行動計画)を作成しました。療養者や家族、関係機関から療養状況を聞き取り、災害が起こったときに慌てず行動できるよう情報をまとめ、関係機関に配布し周知しました。災害時個別プランを作成して終わりではなく、今後は災害を想定して手順を確認しておくことも必要だと考えています。

5 入庁前と入庁後の印象

 入庁前は事務仕事が多いイメージでしたが、家庭訪問や窓口相談など県民と直接関わる業務も多く、保健師として現場で働いている実感があります。
 また、個別の相談時に民間の専門職(訪問看護師)の方や市町村等の関係機関と連携して対応することが多く、コミュニケーション力やフットワークの軽さも求められることが多いです。

6 今後の目標、これから挑戦したいこと

 県民の方や関係機関が保健のことで何か困ったときに、相談先の一つとして保健師に相談してみようと思えるような関係づくりを目指していきたいと思います。
 また、精神保健など、経験したことのない分野も多いので、これからの異動を通して様々な分野を経験しながら、保健師としての知識や技術を高めていきたいと思っています。

7 群馬県職員を志望した理由

 生まれ育った群馬県で、保健師として地域に貢献したいと思ったこと、また公務員は子育てをしながらでも働きやすく、保健師としてのキャリアを積んでいくことができると思い志望しました。
 保健師という職種を選んだのは、病気や障害を持ちながらも地域で安心して生活できるような地域づくりに携わりたいという理由からでした。難病者支援の枠組みづくりなど、県の保健師として貢献できる仕事は多岐にわたっています。

8 受験時に心がけたこと

 筆記試験対策では、問題を何度も解いて慣れることや、時事ニュースについて関心を持つようにしました。試験当日は落ち着いて取り組むよう意識し、何度も回答を見直しました。
 面接試験対策では、保健師を目指した理由や保健師になったらやりたいことを自分の言葉で伝えられるように面接の練習をしました。

9 未来の後輩へ

 県の保健師として業務に取り組む中で、保健師としても社会人としても大きく成長できる機会がたくさんあります。時には悩んだりつまずいたりしてしまうこともありますが、上司や先輩保健師が優しくサポートしてくれます。
 県民が地域で安心して生活できるよう、一緒に群馬県を支えていきましょう。

保健師業務(令和4・5年度)写真
面談時はわかりやすい説明を心がけています

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