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群馬県教育委員会が進める非認知能力育成に向けた取組に関する事業のうち、生徒のエージェンシー(自分と社会をより良くしようと願う意志、原動力)を重視し、「自ら考え、判断し、行動できる生徒」を育成することを目的に、「SAH」(ステューデントエージェンシーハイスクール)(読みは「エスエーエイチ」とする。)事業を実施しています。
SAHでは、「自ら考え、判断し、行動できる生徒の育成」を最上位目標に据え、次に掲げる事項について、研究及び実践を行います。
指定校では、管理職を中心に校内の様々な立場の先生方からなるコア会議を組織し、各校における課題を整理するとともに、指定校としての取組の方向性を協議するなどしながら、生徒のエージェンシー育成につながる特色ある取組を実施しています。
生徒会や各委員会、有志の生徒など様々な形で、生徒主体の取組を学校全体として進めています。アイスクリームの自動販売機導入については、生徒会が中心となり、生徒の意見集約や業者とのやりとり、先生方への提案を粘り強く行い、半年以上の歳月をかけて設置を実現しました。
校則の見直しについては、生活委員会に生徒会や有志生徒を加えた組織が中心となり実施しました。見直しに当たり、校内だけでの検討にとどまらず、複数の民間企業や大学に生徒が出向き、社会人としての身だしなみについて担当者へのヒアリング調査を行うなどしました。生徒や先生方の意見の他、ヒアリングの内容も参考に、前南生の身だしなみについて「前南NEWスタイル」としてまとめ運用を開始しました。
取組の詳細は、前橋南高校が発行する「SAH Journal」を御覧ください。
SAH Journal & SAH事業NEWS - 群馬県立前橋南高等学校<外部リンク>
GP(グラデュエーションポリシー)である、自立・創造・対話を実現するための取組を推進しています。大学進学に最適化した学習プログラムの一環で、生徒に時間を返し、生徒が「学びをデザインする」時間として「A(エージェンシー)タイム」を導入しました。「Aタイム」は時間割の中に生徒が自由に使える時間を設ける試みで、令和6年度は年間15時間程度を実施。生徒は、自らの考えに基づき、その時の自分に必要な学習や探究的な活動に取り組むなど、充実した時間を過ごすことが出来ています。
ほかにも、様々な教員との関わりの中で、幅広い考えを持てるようにすることを目的とした「チーム担任制」の実施や、開校記念式典や文化祭について、実施方法の見直しから生徒が参画し、生徒主体で企画運営を行いました。
トップページ - 群馬県立高崎女子高等学校<外部リンク>
伊勢崎高校では探究的な取組を生徒のエージェンシー育成の核とし、学校の教育活動全体で、PBL教育を推進しています。また、県内外の高校や大学等と連携した探究的な取組のプラットフォームとして「iTanQ(アイ探究)」を実施しています。
令和6年8月には、山形県や岡山県等、県外からの参加者も交えた成果発表会を実施しました。特に探究的な取組への関心が高い生徒を対象とした「iTanQスクール」も実施しており、令和6年12月にはOECDがパリで開催するサミットに本校生徒が参加予定となっています。
おしらせ - 群馬県立伊勢崎高等学校<外部リンク>
協力校:SAHの趣旨に賛同し、指定校を参考にするなどして取組を進める学校
〇協力校においても、様々な取組をしています。ぜひ各学校のHPやInstagramをご覧ください。
【指定校】
【協力校】
指定校や協力校のさまざまな取組や情報を発信する「ぐんまSAH公式Instagram」を開設しています。
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名前 ぐんまSAH!(群馬県教育委員会高校教育課)<外部リンク>
ユーザーネーム gunma_sah