平成26年3月に、「高校教育改革推進計画」有識者委員会から吉野教育長に提出されました。
1 検討経過
検討経過
回 |
期日 |
検討事項等 |
第1回 |
平成25年7月16日(火曜日) |
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第2回 |
平成25年8月26日(月曜日) |
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第3回 |
平成25年11月14日(木曜日) |
- 入学者選抜制度
- 普通科系専門学科等の在り方
- 定時制課程及び通信制課程の在り方
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第4回 |
平成25年12月24日(火曜日) |
- 入学者選抜制度
- 中高一貫教育の在り方
- 総合学科高校及び全日制普通科単位制高校の在り方
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第5回 |
平成26年2月4日(火曜日) |
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2 論点の整理
(1)入学者選抜制度に関すること
ア 複数の受検機会の確保について
- 複数の受検機会を確保する観点から、現行の前期選抜・後期選抜の制度は維持すべきである。
イ 前期選抜への学力検査の導入について
- 現行の前期選抜の趣旨を踏襲した上で、中学校段階における基礎的・基本的な内容についての学習到達度を評価する観点から、前期選抜で、「国語」「数学」「英語」の3教科の学力検査を実施することが望ましい。なお、学校の実態に応じて、学力検査に替えて総合問題を実施することも可とすることが望ましい。
ウ 選抜基準の明確化について
- 各高校の求める生徒像を踏まえ、どのように選抜するかをより分かりやすくする観点から、各高校の選抜基準等の一層の明確化を図ることが望ましい。
(2)高校教育改革に関すること
ア 職業系専門学科の在り方
(学科の配置バランスなどについて)
- 学科の構成比については、普通科、職業系専門学科及び総合学科の募集定員がおおむね6:3:1となっている現状が適切であり、この構成比を基本に、県全体及び地域の配置バランス等を考慮し、学科・コースの改編等を検討することが必要である。
(社会のニーズ等に応じた学科・コースの在り方について)
<福祉科・コース等の今後の方向性>
- 福祉教育の裾野を広げ、一層の質的向上を図るため、現状の学科・コース・系列の配置を基本に、地域的にバランスの取れた配置や拠点校の整備、男女共学化等を検討することが必要である。あわせて、国や県の動向を注視し、制度変更等に柔軟に対応していくことが望ましい。
- 福祉教育の質の向上や進学、就労の観点から、大学や専門学校、社会福祉施設や関係機関と連携した取組を、一層推進することが望ましい。
<その他>
- 現行の学科構成比を維持する一方で、職業系専門学科の生徒が大学等高等教育機関への進学を視野に入れて学べるよう、教育内容を構成していくことが望ましい。
- 農業教育について、農業県である本県の将来を見据え、高校段階からの一貫した人材育成の方策を検討することが望ましい。
イ 普通科系専門学科等の在り方
- 普通科系専門学科・コースについては、学校の実態に応じて柔軟に改編等を図っていくことが望ましい。
ウ 定時制課程及び通信制課程の在り方
(フレックススクールの配置及び今後の在り方について)
- 生徒の一層の多様化や通学状況及び配置の地域バランスなどを踏まえ、西部地区への新たな設置の可否や既存のフレックススクールにおける多部制の在り方等を含め、引き続き、検討を行っていくことが必要である。
(全日制課程併置の夜間定時制課程及び通信制課程の配置や在り方について)
- 生徒の一層の多様化や通学状況及び配置の地域バランスなどを踏まえ、引き続き、検討を行うことが必要である。
- 全日制課程併置の夜間定時制課程における三修制の導入等「高校教育改革推進計画」で示した取組の方向については、学校の実情を踏まえ、必要に応じて実施することが望ましい。
(その他)
- フレックススクールを含む定時制課程及び通信制課程にあっては、卒業後の就労に結び付くような取組を一層充実させることが望ましい。
- 不登校等学校不適応傾向にある生徒や特別な支援が必要な生徒を、社会的な自立に導く学校づくりについて、基本的生活習慣の確立を重視する全日制課程の取組も含め、検討を行っていくことが望ましい。
エ 中高一貫教育校の在り方
(中等教育学校及び併設型中高一貫教育校について)
- 現在の配置を基本としつつ、引き続き成果と課題の検証を行い、教育内容の一層の充実を図っていくことが必要である。
- 新たな設置については、全県的な見地から、地域の実情も踏まえて、配置を検討することが必要である。
(連携型中高一貫教育について)
- 地域の協力と支援を受けた中高連携の取組が、地域の子供たちを地域で育てる観点から、より効果的なものとなるよう、見直しと改善を図っていくことが必要である。
オ 総合学科高校及び全日制普通科単位制高校の在り方
- 総合学科高校及び全日制普通科単位制高校については、現在の配置を基本としつつ、地区別の再編整備の中で、地域の実情や生徒の進路希望等を踏まえ、必要と判断される場合は、設置を検討することが望ましい。
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