令和6年12月20日(金曜日)に国の文化審議会(会長 島谷弘幸(しまたにひろゆき))が開催され、本県所在の史跡2件の追加指定が答申されました。
1 答申が行われた本県所在の史跡
追加指定2件
(1)上野国佐位郡正倉跡(こうずけのくにさいぐんしょうそうあと)(伊勢崎市上植木本町2763番ほか)
- 県東部に位置した古代上野国佐位郡の郡家(地方の役所)の正倉(倉庫群)と考えられる遺跡です。
- 郡家関連の遺構が想定される区域と区画溝などが想定される区域の一部が追加指定されます。
(2)中山道(なかせんどう)(群馬県安中市松井田町坂本字堂峰1573番甲外)
- 江戸時代の五街道の一つで、新たに群馬県内の碓氷峠越が追加指定されます。
- 関東における史跡中山道の追加指定は、今回が初めてとなります。
- 横川の碓氷関所跡と坂本宿近くの旧道が残る箇所から、碓氷峠を登り、峠に位置する熊野神社までの約8キロメートルが追加指定されます。
2 今後の手続き
- 文部科学大臣による官報告示を経て指定となります。
- 群馬県内の国指定史跡は52件(特別史跡3件を含む)となります。
3 関係機関 連絡先
伊勢崎市教育委員会文化財保護課 電話 0270-75-6672
安中市みりょく創出部文化財課 電話 027-382-7622
報道提供資料 (PDF:3.28MB)