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伊勢崎市内で発生した毒キノコによる食中毒事件について(食品・生活衛生課)

更新日:2024年9月26日 印刷ページ表示

 令和6年9月23日(月曜日)に伊勢崎市内で毒キノコを原因とする食中毒事件が発生しました。
 なお、有症者は快方に向かっております。

概要

(1)発生日

令和6年9月23日(月曜日)午前8時頃(初発)

(2)有症者

1名(入院1名) 伊勢崎市在住 男性 80代

(3)症状

おう吐、発熱、下痢

(4)病因物質

植物性自然毒(オオシロカラカサタケ)

(5)原因食品

オオシロカラカサタケ

(6)経緯

 令和6年9月24日(火曜日)、伊勢崎市内の医療機関から「9月23日(月曜日)に来院した嘔吐症状を呈する患者が毒キノコを喫食している可能性がある」旨の連絡が伊勢崎保健福祉事務所(保健所)にありました。
 調査したところ、9月23日(月曜日)に自生していた野生キノコを喫食したことが確認されました。また、残っていたキノコを鑑定したところ、毒キノコであるオオシロカラカサタケと判明しました。
 有症者の症状がオオシロカラカサタケによるものと類似していること、診察した医師により食中毒届が提出されたことから、本件を、毒キノコによる食中毒事件と断定しました。

参考:本県の食中毒発生状況[9月26日現在、()内は中核市を含む。]
  発生件数 患者数 死者数
令和6年1月~9月26日 6件(11件) 270人(325人) 0(0)
令和5年1月~9月26日
(昨年同期)
3件(8件) 36人(86人) 0(0)
令和5年 7件(14件) 116人(169人) 0(0)

毒キノコによる食中毒に注意しましょう

 毒キノコによる食中毒は、可食のキノコと見誤って採取し、食べることにより発生します。
 毒キノコ食中毒を予防するために、次の点に注意して下さい。

  • キノコは発生場所等により形や色に微妙な相違があり、図鑑等の写真だけで識別することは危険です。
  • 縦にさけるものは安全である、地味な色のものは安全である、群生しているものは安全である等の「昔からの言い伝え」に頼った採取はしないこと。
  • 食べられるキノコのそばに類似の毒キノコが生えている場合もあるので、採取したキノコは全てを鑑定する必要があります。
  • オオシロカラカサタケは、傘は径7~30cm、表面は白色で帯褐色の鱗片をつけます。ひだは白色の後オリーブ色になるのが特徴です。柄は長さ10~25cmで、根元は膨らみ上部につばをもちます。食後2時間ほどで嘔吐、下痢、腹痛、悪寒、発熱、時に血便など激しい胃腸系の中毒を引き起こします。公園の芝生や、土手、道路わきなどにはえていますので、注意が必要です。

 不確かなキノコは、採らない、食べない、売らない、人にあげない、もらわない!

 『毒キノコに注意!』(YouTube tsulunosチャンネル:群馬県食品・生活衛生課)<外部リンク>

参考:最近の毒キノコによる食中毒事例(群馬県内)
発生日 発症者数 死者数 原因キノコ(推定を含む。)
平成27年10月4日 2名 0名 テングダケ
平成28年11月14日 3名 0名 種類不明
令和2年10月28日 2名 0名 カヤタケ属の一種
令和3年9月28日 9名 0名 カキシメジ
令和5年10月23日 6名 0名 ツキヨタケ