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桐生市内の菓子店が製造した食品を原因とする食中毒事件について(食品・生活衛生課)

更新日:2024年8月21日 印刷ページ表示

 令和6年8月13日(火曜日)及び14日(水曜日)に桐生市内の施設が製造した食品を原因とする食中毒事件が発生しました。県では、当該施設に対し3日間の営業停止を命ずるとともに、再発防止策を指導しました。なお、有症者は全員快方に向かっています。

1 概要

(1)発生日

令和6年8月13日(火曜日)12時頃(初発)

(2)有症者

36名(うち、受診17名、入院5名)(8月21日時点)

年齢別発症者数(名)
 

20代

30代 40代 50代 60代 70代 80代

90代

合計
男性 0 1 0 0 1 6 4 0 12
女性 2 1 0 5 3 9 3 1 24
合計 2 2 0 5 4 15 7 1 36

【有症者住所】桐生市(24)、みどり市(6)、太田市(2)、伊勢崎市(1)、前橋市(1)、県外(2)

(3)症状

嘔吐、下痢、吐き気等

(4)病因物質

黄色ブドウ球菌

(5)原因食品

8月13日(火曜日)及び14日(水曜日)に当該施設が製造したおはぎ

(6)原因施設

桐生市内の菓子店

(7)経緯

 令和6年8月13日(火曜日)22時30分頃、県内医療機関から「8月13日(火曜日)に桐生市内の菓子店でおはぎを購入し喫食した複数家族が体調不良を訴えている」旨の連絡が桐生保健福祉事務所にありました。
 調査したところ、8月13日(火曜日)及び14日(水曜日)に当該施設が製造したおはぎを購入し喫食した28グループ59名中20グループ36名(8月21日時点)が、同様の食中毒様症状を呈していることが確認されました。有症者の共通食はこの施設で製造されたおはぎのみであること、有症者2名の便及び調理器具から黄色ブドウ球菌が検出されたこと、有症者の発症状況が黄色ブドウ球菌によるものと一致していること及び診断した医師から食中毒届が提出されたことから、この施設が製造したおはぎを原因とする食中毒事件と断定しました。

2 施設に対する措置

菓子製造業の営業停止3日間(令和6年8月21日(水曜日)から8月23日(金曜日)まで)

3 参考

本県の食中毒発生状況[8月21日現在、( )内は中核市を含む]
  発生件数 患者数 死者数
令和6年1月~8月21日 5(9) 263(310) 0(0)
令和5年1月~8月21日
(昨年同期)
3(8) 36(86) 0(0)
令和5年 7(14) 116(169) 0(0)

4 黄色ブドウ球菌食中毒の予防のポイント

  • 黄色ブドウ球菌は、食品中で毒素(エンテロトキシン)を産生して食中毒を起こします。
  • 菌が産生する毒素は熱に強いので、通常の加熱調理では分解されません。
  • この菌は生活環境に広く分布しているので、予防には、手洗いや調理器具の洗浄・消毒が有効です。
  • 特に、手荒れや化膿した傷のある方は直接食品に触れないようにしましょう。
  • 食品を低温で保存することにより、菌の増殖を防ぐことができます。
  • 調理した食品は速やかに食べるようにしましょう。