令和6年6月24日(月曜日)に国の文化審議会(会長 島谷 弘幸(しまたに ひろゆき))が開催され、本県所在の史跡の新規指定1件及び追加指定1件が答申されました。
1 答申が行われた本県所在の史跡
(1)新規指定
上野国分尼寺跡(こうずけこくぶんにじあと)(高崎市東国分町175番2ほか)
- 聖武天皇が全国に建立させた国分尼寺の一つで、8世紀中葉頃に創建されました。
- 史跡上野(こうずけ)国分寺(こくぶんじ)跡とあわせて、国分(こくぶん)僧寺(そうじ)と国分尼寺の両方の状況が分かる全国でも貴重な例で、古代の仏教文化を理解する上で重要な遺跡です。
(2)追加指定
上野国多胡郡正倉跡(こうずけのくにたごぐんしょうそうあと)(高崎市吉井町池498番3ほか)
- 県南西部に位置した古代上野国多胡郡家(ぐうけ)の正倉と考えられる遺跡です。
- 8世紀前半に創建され、正倉が建ち並んでいた区域の一部が追加指定されます。
2 今後の手続き
- 文部科学大臣による官報告示を経て指定となります。
- 「上野国分尼寺跡」が史跡に指定されると、群馬県内の国指定史跡は51件(特別史跡3件を含む)となります。
3 関係機関 連絡先
高崎市教育委員会文化財保護課 電話 027-321-1292
報道提供資料 (PDF:2.73MB)