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今年度の堅果類(ドングリ)の豊凶(実り)は、昨年度に続いて2年連続の「不作」でした。クマがエサを求めて人里等へ出没する可能性が高まると予想されることから、クマとの遭遇による人身事故や、農作物被害等に十分注意して下さい。
野生動物にとって、堅果類(ドングリ)の実は、秋から冬にかけての重要なエサ資源となっています。
このため、野生動物の行動は堅果類の実りに影響を受け、実りの悪い年には秋期にエサを求め、人里等に出没する可能性が高まると言われています。
そこで、県は堅果類豊凶調査を毎年実施し、クマの出没予測等に活用しています。
利根沼田地域
令和5年9月上旬から中旬
調査木(約630本)について、堅果類の豊凶状況を目視で判定します。
今年の堅果類豊凶調査の結果は、5樹種合計で「不作」となりました。なお、ブナが大凶作、ミズナラ、コナラ、クリが不作、ミズキが並作です。
今年度の豊凶調査結果は「不作」で、クマが秋期に人里等へ出没する可能性が高まると予測されることから、クマとの遭遇による人身事故や、農作物被害等が発生することが考えられます。