1 概要
令和5年9月18日(月曜日)、桐生市内において特定外来生物である「セアカゴケグモ」のメス2匹が確認されました。県内では、平成17年8月以降散発的に確認されており、今回で11例目となります。
発見された個体については、既に駆除しており、現在までに発見地点周辺から新たな個体は確認されていません。
2 経過
9月18日(月曜日)
- 桐生市内の民家の敷地内で、セアカゴケグモ(メス)と疑われるクモ2匹を民家の住人が発見し、ぐんま昆虫の森に連絡。
- ぐんま昆虫の森職員が個体を引き取り、同定(種名を調べる行為)した結果、セアカゴケグモ(メス)であることを確認。
9月23日(土曜日)
ぐんま昆虫の森から県自然環境課へ連絡。
9月26日(火曜日)
県自然環境課職員及び桐生市職員が、発見地点及びその周辺における生息状況調査を実施した結果、新たな個体等は確認されなかった。
(発見地点及びその周辺については、念のため職員が殺虫剤を散布済み。)
3 今後の対応
発見地点及びその周辺における生息の可能性を完全には排除できないため、引き続き桐生市と連携して情報収集するとともに、住民に対して桐生市から注意喚起を行う。
4 セアカゴケグモとは
- セアカゴケグモはオーストラリア原産のクモです。メスは体長が1センチメートル程度、暗褐色又は黒色で、腹部背面に赤色の帯状の模様があり、毒を持っています。オスに毒はありません。
- 本来日本には生息しないクモですが、海外からの貨物等に付着して国内各地に侵入してきたと考えられています。
- 基本的にはおとなしく攻撃性はありませんが、素手で触らないでください。
- 駆除する場合は、市販の殺虫剤を噴霧する、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の方法があります。
- 万が一咬まれてしまったときは、すみやかに医療機関を受診してください。
<参考>群馬県におけるセアカゴケグモの確認状況
- 平成17年8月:高崎市 成体8匹
- 平成25年1月:玉村町 幼体7匹、卵4塊
- 平成26年9月:高崎市 成体1匹
- 平成26年10月:伊勢崎市 成体1匹、卵2塊
- 平成27年11月:みどり市 成体1匹
- 平成29年9月:伊勢崎市 成体1匹
- 令和元年7月:玉村町 成体1匹
- 令和2年6月:前橋市 成体1匹
- 令和3年8月:みどり市 成体1匹
- 令和5年6月:太田市 成体1匹
セアカゴケグモにご注意を!
報道提供資料 (PDF:369KB)