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【6月8日】令和元年度群馬県病院事業の決算について(速報)(病院局総務課)

更新日:2020年6月8日 印刷ページ表示

 令和2年度病院事業決算は、1千2百万円の純利益となり、昨年度の決算と比較して、8億5千5百万円改善しました。今年度からスタートした第五次病院改革プラン(R3~R6)に基づき、更なる経営改善を進めていきます。

【令和2年度純損益状況】(単位:百万円)
区分 純損益
心臓血管 がん 精神 小児 総務課 合計
 令和2年度 (A)
 病院事業純損益
55 290 83 -215 -202 12
 病院事業収益
 (うち繰入金)
9,771
(764)
11,315
(828)
2,925
(697)
6,375
(1,484)
13
(12)
30,399
(3,785)
 病院事業費用 9,717 11,025 2,841 6,590 214 30,387
 令和元年度 (B)
 病院事業純損益
-93 -547 164 -194 -173 -843
 病院事業収益
 (うち繰入金)
9,410
(700)
10,289
(725)
2,940
(696)
6,313
(1,471)
34
(34)
28,987
(3,626)
 病院事業費用 9,503 10,836 2,777 6,507 207 29,830
 対前年度比(A)-(B)
 病院事業純損益
148 837 -81 -21 -29 855

 (注)数値は、表示単位未満を四捨五入しているため、端数により合計とは一致しないものがあります。

病院事業全体の決算見込みの状況

 収益について、患者数の減等により医業収益は4千8百万円減少しましたが、新型コロナウイルス感染症関係補助金の純増(11億1千9百万円)等により医業外収益が12億4百万円増加したことで、全体では14億1千2百万円の増加となりました。
 費用については、給与費が1億3千5百万円、診療材料・薬剤等の材料費が5千1百万円、委託料等の経費が1億2千7百万円増加し、全体で5億5千7百万円増加しました。
 この結果、前年度と比較して純損益は8億5千5百万円増加し、1千2百万円の純利益となりました。

【参考】純損益の推移(単位:百万円)
H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度 R1年度 R2年度
-631 -162 -202 -5,007
-503
-166 -281 -462 -131 -843 12

※26年度実績の下段は会計制度改正に係る影響額を除いた試算額

各病院の決算の状況(概要と今後の方針)

心臓血管センター

 (概要)入院患者数や手術件数が増加したことにより医業収益が増加し、平成24年度以来の純損益黒字となりました。
 (方針)本県心疾患医療の最後の砦として質の高い安全な高度専門医療を提供するとともに、入退院支援センターを活用した適切な病床運営や心臓リハビリ入院推進等に取り組むなど、引き続き運営の効率化を進め、収支の更なる改善を図ります。

がんセンター

 (概要)市町村のがん検診受診率の減に伴う患者数の減及び手術件数の減により医業収益が減少しましたが、新型コロナウイルス感染症関係補助金の受け入れ等により医業外収益が大きく増加し、平成29年度以来の純損益黒字となりました。
 (方針)県内唯一のがん専門病院として、高度専門的で最適な医療を提供するとともに、地域医療連携室による地域連携強化や新たな加算取得等により収支改善を図ります。

精神医療センター

 (概要)入院患者の平均在院日数の減や外来患者数の減により、医業収益が減少しましたが、平成27年度から6年連続の純損益黒字となりました。
 (方針)精神科三次救急や司法精神医療の基幹病院として、他の医療機関では対応困難な精神症状の患者への適切な医療の提供を行うとともに、訪問看護の充実等に取り組むなど、県民の精神的健康の保持及び増進に努めます。

小児医療センター

 (概要)患者数や手術件数の減少により医業収益が減少したことに加え、委託料や減価償却費等の費用が増加したことにより収支は悪化しました。
 (方針)県内唯一の小児専門病院として、高度で先進的な周産期・小児医療を安全に提供し、本県の三次医療及び北毛地域の二次救急医療に引き続き対応していくとともに、地域連携強化や効率的な病床運営により、収支の改善を目指します。