1 概要
令和3年8月23日(月曜日)、みどり市内において特定外来生物「セアカゴケグモ」1匹が確認されました。県内では、平成17年8月以降散発的に確認されており、今回で9例目です。
なお、発見場所及びその周辺において生息状況を調査しましたが、新たな個体等は確認されませんでした。
2 経過
8月23日(月曜日)
- みどり市内の企業敷地内で、セアカゴケグモと疑われるクモ1匹が自動車に付着しているのを企業の関係者が発見し、その場で捕獲。
8月24日(火曜日)
- 県自然環境課職員が捕獲個体を引き取り。
- 外部の専門家に同定(種名を調べる行為)を依頼し、雌のセアカゴケグモであることを確認。
8月25日(水曜日)、26日(木曜日)
- 県自然環境課職員が発見場所及びその周辺における生息状況調査を実施した結果、新たな個体等は確認されなかった。
3 今後の対応
発見場所及びその周辺における生息の可能性を完全には排除できないため、引き続きみどり市と連携して情報収集を実施するとともに、住民に対してみどり市から注意喚起を行い、状況を注視する。
4 セアカゴケグモに対する注意
- セアカゴケグモはオーストラリア原産で、体長1センチメートル程度の黒いクモです。メスは腹部背面に赤色の帯状の模様があり、毒を持っています。
- 本来日本には生息しないクモですが、海外からの貨物等に付着して国内各地に侵入してきたと考えられています。
- 基本的にはおとなしく攻撃性はありませんが、素手で触らないでください。
- 駆除する場合は、市販の殺虫剤を噴霧する、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の方法があります。
- 万が一咬まれてしまったときは、すみやかに医療機関を受診してください。
<参考>群馬県におけるセアカゴケグモの過去の発見状況
- 平成17年 8月:高崎市 成体8匹
- 平成25年 1月:玉村町 幼体7匹、卵4塊
- 平成26年 9月:高崎市 成体1匹
- 平成26年10月:伊勢崎市 成体1匹、卵2塊
- 平成27年11月:みどり市 成体1匹
- 平成29年 9月:伊勢崎市 成体1匹
- 令和 元年 7月:玉村町 成体1匹
- 令和 2年 6月:前橋市 成体1匹
セアカゴケグモにご注意を!