<環境省、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県同時発表>
栃木県栃木市で、3月3日(水曜日)にノスリ1羽の死亡個体が回収され、栃木県が簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た旨の報告がありました。
この報告を受け、環境省が回収地点の周辺10キロメートル内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化します。
1 経緯
3月3日(水曜日)
- 栃木県栃木市でノスリ1羽の死亡個体を回収
- 栃木県が簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応(※注)
- 環境省が回収地点の周辺10キロメートル圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化
(※注)今後、農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門において高病原性鳥インフルエンザウイルスの確定検査を実施予定ですが、検査結果の判明までは1週間程度かかる見込みです。
※現時点では、簡易検査により陽性が確認された段階であるため、病性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたわけではありません。
※確定検査の結果、陰性となることもあります。
2 今後の対応
- 環境省が栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県と調整の上、野鳥監視重点区域内における野鳥の監視を強化します。
- 今回指定した野鳥監視重点区域は、同市での野鳥国内52例目の発生を受けて、2月15日に指定した野鳥監視重点区域と大部分が重複しており、同区域では、本県が野鳥緊急調査を2月24日に実施するとともに、その後も野鳥の監視を継続していますが、野鳥の大量死等の異常は確認されていません。このため、引き続き、野鳥の監視強化により対応します。
- 県内の全ての家きん飼養者に対し情報提供を行い、注意喚起するとともに、改めて農場への野鳥等の侵入防止対策、消毒実施及び異常家きん発生時の早期通報の徹底を指導します。
3 留意事項
- 鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
- 周辺地域のみならず県民の皆様におかれては、「野鳥との接し方について(PDF・45KB)<外部リンク>」に十分留意されるようお願いします。
【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
【参考情報】
下記のホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。