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【10月1日】クビアカツヤカミキリの被害状況について(自然環境課、技術支援課)

更新日:2020年10月1日 印刷ページ表示

1 令和2年度被害状況調査結果

(1)調査内容

市町村及び県で把握している被害状況(成虫及びフラス(幼虫のフンと木くずが混ざった排出物)を排出している被害木の確認)

(2)調査期間

令和2年4月1日~令和2年8月31日

(3)調査結果

令和2年度クビアカツヤカミキリ被害状況調査結果
番号 市町村 被害本数 被害樹種 参考:過去の被害本数
サクラ ウメ モモ スモモ その他 平成29年度 平成30年度 令和元年度
1 高崎市 5 2 0 3 0 0      
2 桐生市 28 28 0 0 0 0      
3 伊勢崎市 17 4 3 7 3 0      
4 太田市 1,231 741 404 48 23 15 5 164 388
5 館林市 1,323 1,137 61 5 113 7 219 496 1,272
6 みどり市 6 0 0 6 0 0      
7 板倉町 248 245 3 0 0 0 4 33 168
8 明和町 476 275 0 187 14 0 123 311 434
9 千代田町 382 373 4 2 1 2 47 120 202
10 大泉町 765 737 25 1 1 1 105 194 658
11 邑楽町 479 456 12 7 2 2 179 192 439
11市町合計 4,960 3,998 512 266 157 27 682 1,510 3,561

(注1)被害樹種のうち「その他」は、ハナモモ、アンズ等
(注2)このほか、前橋市内1箇所で成虫が確認されたが、樹木被害は確認されていない

被害状況の推移グラフ画像

2 発生概況

(1)全体

  1. 本調査を開始した平成29年度以後、県東部地域の7市町で被害が確認されていたが、今年度は新たに高崎市、桐生市、伊勢崎市、みどり市でも被害が確認された。
  2. 被害本数は4,960本と、昨年度比で1,399本増加した。一方、例年2倍を超えていた被害本数の増加率は、前年度比で1.4倍と鈍化した。

(2)サクラ…被害本数全体の約8割

  1. 被害発生の中心地である邑楽館林地域では、被害本数の増加率に鈍化傾向が見られる。
  2. 今年度、県では「侵入防止エリア」内のサクラに対し薬剤処理を行うことで被害の拡大を防止する予防対策事業を9月末まで実施している。
  3. 被害発生市町では、同じく薬剤処理や成虫の捕殺等を中心とした対策を実施している。

(3)果樹(ウメ、モモ、スモモ)…被害本数全体の約2割

  1. 県東部地域は被害がまん延しているが、中西部地域は局所的な発生に留まっている。
  2. 今年度、新たに果樹被害が確認された地域では、ネット巻き等の当面の防除対策を実施するとともに、周辺農家へ注意喚起を行った。また、収穫が終わる9月から、効果的な防除方法の確立に向けた実証試験に取り組んでいる。

3 参考

[県ホームページ]特定外来生物クビアカツヤカミキリに注意してください
[動画]衝撃!サクラを枯らす外来生物「クビアカツヤカミキリ」(Youtube)<外部リンク>

報道提供資料(PDFファイル:280KB)