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群馬県では、食品の安全性を確保するため、食品衛生法に基づき、毎年度「食品衛生監視指導計画」を策定し、食品関係営業施設等への立入検査や食品等の収去検査等を行っています。
令和2年度における本計画の実施結果をとりまとめましたので、その概要を公表します。
食中毒は3件(前年6件)発生しました。病因物質別では、サルモネラ属菌によるものが2件、植物性自然毒(毒キノコ)によるものが1件でした。
注)食中毒の件数は、令和2年1月1日~令和2年12月31日の1年間に、県内(中核市を除く。)で発生した件数。
食中毒予防や不良食品の排除のため、食品関係営業施設へ延べ18,212件立入検査を実施し、HACCPに沿った衛生管理、施設基準や管理運営基準の遵守状況及び食品表示の信頼確保等について監視指導、普及啓発を行いました(対目標監視実施率87.5%)。
県内に流通する食品の安全性確認のため、1,324検体について検査を実施しました(目標達成率81.0%)。3検体で違反が確認されたため、直ちに当該製造所に対して立入検査を実施し、再発防止の指導を行うなど、対応しました。
制度を周知するホームページやリーフレットを整備するとともに、巡回指導や窓口対応、許可継続等の機会を捉え、事業規模や業種の特性等を踏まえて周知、助言等を行いました。また、HACCP導入支援講習会等を開催し、HACCPの普及を推進しました。
食品の安全性に関する県民との意見交換会を13回開催(2,519人参加)しました。
食中毒等、法令違反により行政処分を行った事案については、その都度公表しました。
また、食品検査結果については、群馬県ホームページで公表しました。