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自転車で楽しむ歴史文化遺産めぐり
県内には19路線ものサイクリングロードが整備されており、榛名山、赤城山などでのヒルクライム大会が盛況です。
しかし一方で、多くの歴史文化遺産や観光スポットがありながら、それらの結びつきが弱く、子どもや年配者が安全に楽しめるコースがない状況にあります。
そこで、自動車を使わなくても、自転車や徒歩で安全に群馬の歴史や食を楽しめる2コースを作成しました。
利用にあたって注意していただきたい自転車のマナー
- 自転車は、車両であることを再認識し、信号や一時停止、車道(路側帯を含む。)の左側通行など、車両としての交通ルールの遵守と安全確認を徹底する。
- 歩道を通行できる場合でも歩行者優先を徹底する。
- 夕暮れ時や夜間は、他の通行車両や歩行者から見えにくいことを認識し、早めにライトを点灯するとともに、反射材を着用する。また、昼間のライト点灯にも心がける。
- 自転車は、加害者となる場合もあることから、自転車保険に加入して交通事故の補償に備える。
- 自転車を安全に乗るため、日頃から自転車の点検・整備を徹底する。特に自転車保険の付加されたTSマークを受けられる自転車安全整備店での点検・整備を受ける。
- 通行の妨げとなる迷惑駐輪や自転車放置をしない。
コース1 東国文化をめぐるコース(渋川市)
コースの特徴
榛名山の噴火により火山灰に埋もれ、「日本のポンペイ」とも呼ばれている黒井峯遺跡や「甲を着た古墳人」が発見された金井東裏遺跡など、東国文化の歴史遺産を中心に巡るコースです。
コース内には、急坂(黒井峯遺跡周辺)や自動車の交通量の多い箇所(県道35号)がありますので、足腰の弱い方や運転に自信のない方は別のルートを選択するなど、無理のない計画を立ててください。
※「東国文化」とは、古墳時代を中心に、現在の関東地方を中心に栄えた文化のことで、当時の群馬は経済的にも文化的にも東日本をリードする先進的な地域でした。
コース2 世界遺産と新田荘遺跡をめぐるコース
コースの特徴
近代養蚕飼育法の確立を図った建物として世界遺産に登録された「田島弥平旧宅」や国指定史跡である新田荘遺跡をめぐるコースです。途中「島村渡船」を利用し、自転車と一緒に利根川を渡ります。
コースは、全体的にほぼ平坦で初心者向けの走りやすいコースです。
※島村渡船は、水位の変動や天候により運休になることもあります。詳細は伊勢崎市のホームページ<外部リンク>で確認してください。