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太田市、(公財)群馬県観光物産国際協会、太田市国際交流協会との共催で、災害時に支援が必要な外国人をサポートできる人材の養成講座を行いました。
1日目 令和5年11月11日(土曜日)13時00分~16時30分
2日目 令和5年11月18日(土曜日)10時30分~16時00分
太田市鳥之郷行政センター、太田市立城西小学校
・災害時支援活動訓練
13名
(通訳可能言語:英語、ベトナム語、ポルトガル語、中国語、韓国語)
まず、基礎情報として「群馬県に住む外国人(人数・国籍等)と多文化共生・共創について」や、「群馬県で起こりやすい災害と防災について」を学びました。その後、外国人支援活動についての事例紹介や、災害時に外国人が抱える課題、言語情報発信等について、講師の先生から教えていただきました。
講義の後は、実際に災害が起きたと想定し、支援活動を体験するワークショップを行いました。外国人の被災状況の把握、必要な情報の収集と整理など、災害時の支援活動で必要なことを実践しながら学びました。講師の先生の助言をいただきながら、皆さん積極的に、お互いに協力し合い作業を進めました。
前半は、避難所巡回のための準備として、1日目に収集・整理した情報の翻訳と掲示物作成、各避難所に関する情報収集、巡回チームの編成とルート決め等を行いました。避難所訪問や避難者への聞きとりの際の注意点を学び、巡回の準備をしました。
後半は、隣接する会場で同時開催している「外国人住民のための防災訓練」と合同で、避難所巡回訓練を行いました。訓練用に設置された避難所を訪ね、各参加者の通訳可能言語で防災訓練参加者に聞き取りをしました。母語で話ができる者としてどのような態度で避難者と接したらよいか、どんなことを聞き取ればよいか、母語で対応ができない時にはどうするかなど、実際の活動を体験するよい機会となりました。
○地図で避難所を確認
○避難所での聞き取り
参加者の方からは、「自分に何ができて何ができないかが明確になった」「実際に災害があったときにも落ち着いて対応できるよう心に留めておきたい」「自分が被災者になった時にも避難所運営に関わりたい」など感想をいただきました。