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「食品表示ナビゲーション」の完成を記念して動画配信によるリスクコミュニケーション事業を開催しました。
動画は約30分で、担当職員が当リスクコミュニケーション事業の主旨や動画作成に至った経緯等を説明した後、完成した動画によって、食品表示の基本的なルール等について解説しました。動画の配信は以下のとおり行い、その間で質問や意見等を受け付けました。
参加された方のアンケートでは、以下の御意見をいただき回答しました。
食品ナビゲーションはとても分かりやすかったです。食品表示ナビゲーション「加工食品編」の12.栄養成分表示で、液体物の栄養成分表示はmL表記にしなければいけないことを伝えて頂きたい。理由として、事業者の方が栄養成分表示をmL表記にし忘れたばかりに、保健所?に修正するよう言われ、ラベルの作り直しという多大な労力と金銭的・時間的損失が発生しているためです。
行政側の視点に立ったナビゲーションではなく、県民視点でたった食品ナビゲーションへと改善していただければと思います。(原文のまま)
御意見ありがとうございます。食品表示ナビゲーションの内容見直しのための参考とさせていただきます。また、食品関連事業者を対象とした食品表示講習会においても、御指摘の点についてより具体的に説明していきたいと考えております。
食品表示を学習するのによい動画だと思います。この動画に合わせた簡単なテキストがダウンロードできるとよいのですが。私の理解がのろいのか年齢のせいなのか、動画の進み方が少し早いように感じられ、何度も少し戻しては視ています。テキストと見比べながら動画見れると理解しやすいかなって思います。それと、せっかくできた動画、視聴回数が少ないですね。もっと多くの人に存在を知っていただきたいと。もっと周知する方法はないものかと。私はFBのフォロアーなので知りました。(原文のまま)
御意見ありがとうございます。この動画のテキスト(動画画面をPDF化したもの)については、県ホームページ(「食品表示ナビゲーション」参考資料)に掲載しています。
また、食品表示ナビゲーションについては、今後、様々な媒体を通じて周知していきたいと考えております。
(参考)食品表示ナビゲーション「生鮮食品編」(YouTube)<外部リンク>
(参考)食品表示ナビゲーション「加工食品編」(YouTube)<外部リンク>
(参考)食品表示ナビゲーション「遺伝子組換え食品編」(YouTube)<外部リンク>
(参考)食品表示ナビゲーション「実践編」(YouTube)<外部リンク>
食品表示ナビゲーション
「新 わかる!役立つ!食品表示」完成を記念して動画配信によるリスクコミュニケーション事業を開催しました。
動画は約30分で、担当職員が当リスクコミュニケーション事業の主旨を説明した後、完成した動画によって、食品表示の基本的なルールや加工食品の原料原産地表示制度について解説しました。動画の配信は以下のとおり行い、その間で質問や意見等を受け付けました。
参加された方のアンケートでは、以下の質問をいただき回答しました。
牛の原産国表示として、カナダで生まれ、アメリカで1年育ち、日本で2年育つということがあるのでしょうか。海産物の場合、「港」とも聞いたのですが、関係あるのでしょうか。
あくまでも原産国の考え方のルールを説明するための例として紹介しております。外国で生まれ、生体で輸入され、日本で肥育される牛は動物検疫速報によると毎月1500頭程度あります。
水産物の場合、国産品については水域名又は地域名を表示するのが原則ですが、水域名の表示が困難な場合は水揚げした港名又は水揚げした港が属する都道府県名で表示することができます。水産物を2カ所以上で畜養した場合の原産地は、最も畜養期間が長い畜養地を原産地として表示します。
(参考)新 わかる!役立つ!食品表示(YouTube)<外部リンク>
新 わかる!役立つ!食品表示
今回は、厚生労働省医薬・生活衛生局から梅田 浩史 氏を講師としてお招きし、輸入食品における、輸出国対策、輸入時対策そして国内での対策など、輸入食品はどのようにして安全性が確保されているかについて詳しくお話ししていただきました。
その後、担当職員から群馬県における食品安全確保の取組を紹介した後、講師と会場の皆さんとの間で意見交換を行いました。
参加された方のアンケート調査では、以下のような感想をいただきました。
梅田氏による講演のようす
会場のようす
今回は、内閣府食品安全委員会より委員の石井 克枝 氏を講師としてお招きし、家庭における食品のリスク、つまり危険な要因にはどのようなものがあり、調理や保存などではどのようなことに気をつけなければならないかなど、リスクを回避する方法について詳しくお話ししていただきました。
その後、講師と会場の皆さんとで意見交換を行い、多くの質問・意見が寄せられ、大変有意義な講演会となりました。
参加された方のアンケート調査では、以下のような感想をいただきました。
石井委員による講演
意見交換の様子
今回は、消費者庁より食品表示調査官の浜崎幸雄氏を講師としてお招きし、平成27年4月1日に施行された食品表示法による新しい食品表示についてご講演いただきました。
講演では、食品表示の基本的な仕組みや新しく変わったルール、さらに「栄養成分表示」、「アレルギー物質表示」、「機能性表示食品」等、私たちの健康に役立つ食品表示の見方について、分かりやすくご説明いただきました。
参加された方のアンケート調査では、以下のような感想をいただきました。
浜崎食品表示調査官による講演
今回は、消費生活コンサルタントの森田満樹氏を講師としてお招きし、平成27年4月1日に施行された食品表示法についてご講演いただきました。
講演では、食品表示の基本的なルールと新法での変更点について、食品表示の基本的なルールの解説や食品表示の活用方法も交えてご説明いただきました。
また、新しくスタートした機能性表示食品については、制度の概要や表示の見方と合わせて、特定保健用食品(トクホ)との違いや健康食品の問題点なども解説していただきました。
参加された方のアンケート調査では、約8割の方から「満足」「ほぼ満足」との回答があり、以下のような感想をいただきました。
消費者の健康食品に関する正しい知識を深めるために独立行政法人国立健康・栄養研究所より梅垣敬三センター長をお招きし、セミナーを開催しました。
梅垣センター長による講演
意見交換の様子
小学生までのお子さんとそのご家族を対象に、親子で楽しみながら食品表示について考え、関心を深めていただくため、食品表示イベント「親子で楽しく考えよう!知って得する食品表示」を開催しました。
今回の「親子で楽しく考えよう!知って得する食品表示」は、初めての親子向けのイベントでしたが、当日は多くの方に食品表示について考えていただく機会を提供できました。また、アンケート結果でも好評を得ており、盛況に開催することができました。
第2部の様子
BSE検査は、国内初のBSE感染牛が確認された平成13年から、食用にするすべての牛を対象に実施してきました。その後、規則改正により検査対象の牛は、平成17年から「21ヶ月齢以上」、平成25年4月には「30ヶ月齢超」へ引き上げられ、さらに、今年7月1日からは、検査対象が「48ヶ月齢超」へ見直しされました。今回は、高崎市と共催し、本県の食肉検査の状況やBSE対策の見直しについて話題提供を行い、会場のみなさまとの意見交換を行いました。
国内で初めてBSEの発生が確認されてから10年以上が経過し、現在、厚生労働省において、対策(管理措置)の見直しについて検討が行われています。
今回は、BSE発生当時を振り返りながら、これまでの経緯や今後の対策などについて話題提供を行い、BSEに関してクイズ形式で伺いながら、意見交換を行いました。
食品中に含まれる放射性物質は、食における県民の大きな関心のひとつです。これまで、食品中の放射性物質に関する理解を深めていただくため、広く県民を対象とした意見交換会の開催や講師派遣事業を行ってきました。
今回の意見交換会は、地域における食の専門家である栄養教諭、学校栄養職員を対象とすることにより、これらの専門家が行っている食品の安全性に関する児童生徒、保護者等への指導、情報提供等を通じた多数の地域住民に対する効果的な食の安全に関する情報の発信と、意見の把握を期待して開催しました。
平成24年4月から食品における放射性物質の新たな基準値が施行されたことから、県内5箇所で「放射性物質の新基準値施行に伴う説明会」を開催し、新たな基準値が設定されたプロセスなどについて説明しました。
食品における放射性物質の規制値は、私たちの大きな関心の一つです。
今回の語部(かたるべ)の会では、規制値の科学的根拠となる食品安全委員会のリスク評価について情報提供し、それを受けて、行政、事業者、消費者のアドバイザーを交えて意見交換を行いました。
まず、食品安全委員会事務局より放射性物質に係る食品健康影響評価結果の概要について、続いて群馬県より県の取組についてご説明しました。
その後の意見交換では、子育て世帯の消費行動の実態や、消費者が不安を払拭できない理由について意見が交わされました。
丁寧でわかりやすい説明を心がけ、安心につなげるべきといった今後の課題についての議論も交わされました。
また、会場の参加者から「子どもへの影響に関する論文等をどのように検討したのか」などの質問が出されました。
☆詳細は食品安全委員会のホームページ<外部リンク>に掲載されています。
放射線の健康への影響について関心をお持ちの方が多いことから、今回の語部(かたるべ)の会では、独立行政法人日本原子力研究開発機構から小林泰彦先生を講師にお迎えし、「食品を介した放射性物質の健康への影響について」と題してお話しいただきました。
放射性物質はどのようなものかという基本的なことについてのお話の後、放射線は自然の一部であり誰もが浴びていること、私たちの体内や食物にも天然の放射性物質が存在していて、自然の放射線は無害で人工の放射線が危険ということではないことを伺いました。
人体への影響は放射線を浴びた量によるということで、一瞬で高線量を浴びた場合と長い年月に少しずつ浴びた場合とでは、影響が違うということです。
放射線による発がんリスクの増加は確率的で、喫煙や飲酒、肥満といった生活習慣によるがんとは区別できないことを、わかりやすい例えを使ってお話しいただきました。
また、水や食品などに設定されている暫定規制値について、設定の基本となった考え方をご説明いただき、かなり安全側にたった数値であることや、安全と危険の境界を示す値ではなく、念のための用心を始める目安であることがわかりました。
講演の最後に小林先生はこうおっしゃいました。「正確な知識を味方につけて、無用な不安や、過剰な心配という『害』を減らそう!」
講演に続いて、群馬県内における大気、水、農畜産物のモニタリング状況について各担当課より報告されました。
意見交換では、ご参加のみなさまからいただいたたくさんの疑問や質問の中から主なものについて小林先生からご回答いただきました。
〈質問〉乳幼児にとって日常生活で気をつけることはあるか。
〈回答〉現状では特にない。どうしても気になるのであれば、砂場などで遊んだ後に手指をなめたりせず、手をよく洗うということくらい。
〈質問〉報道でよく聞いた「直ちに影響はない。」とは、どういう意味か。
〈回答〉今すぐには影響はないが、将来はわからないという意味ではない。絶対に影響がないとは科学的には言いきれないので、まずありえないという意味で、あのような表現になったのでは。
〈質問〉家庭菜園でつくった野菜を食べてもだいじょうぶか。
〈回答〉自治体が各地域の各種農作物の検査を行っているので、その検査結果との比較で判断できる。
〈質問〉原発の状況が収束しておらず、現状では消費者が不安に思うのも仕方ないと思うが、風評被害は消費者の責任なのか。
〈回答〉社会全体の責任といえるのではないか。自治体が検査を行って安全性を確認したものでも、やっぱりいやだと思うのは個々人の自由だが、それが風評被害につながっている。そういう自由が許されるのは今の日本のいいところでもあるし、いやだという人に無理矢理食べさせるわけにもいかないので、説明して、納得してもらえるようにするしかない。
予定時刻を大幅に超過して閉会となりましたが、ご参加のみなさま方から、「とてもわかりやすかった。」「有意義な講演だった。」という感想をたくさんいただきました。
意見交換の様子