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平成30年度食の現場親子リポーター記事(大塚製薬株式会社高崎工場)

更新日:2018年10月25日 印刷ページ表示

「ポカリスエット工場で学んだこと」3年生の部 佳作

受賞者

前橋市立東小学校 3年 飯塚眞宇

取材先

大塚製薬(株)高崎工場

リポート作品

 平成30年7月27日、母と姉と妹と私で大塚製薬株式会社高崎工場を見学に行きました。ここではあの有名なスポーツドリンク「ポカリスエット」を製造していました。
 まずシアタールームで話しを聞き、ポカリスエットミュージアムを見学しました。私はここで初めてペットボトル飲料はペットボトルを作る事から始まると知りました。プリフォームという小さな樹脂の材料に熱を加えてふくらませます。この技術の導入で一本あたりの原料の使用量が9g減るのだそうです。年間3億本だと約2700トンのペット樹脂の削減になります。またプリフォームは小さいまま大量に工場に運べるので運搬にかかるガソリンも少なく、まさに「エコボトル」といえます。
 中身のドリンクのすごさも知りました。原料はミネラル液(イオンなどの栄養分)と糖液、そして水です。群馬の榛名山系のおいしい水を使うためにここに工場を建てたそうです。これらを調製タンクでまぜあわせます。
 1980年に誕生した日本初のスポーツドリンクが「ポカリスエット」です。体に吸収されやすい飲み物として、点滴をヒントに研究されて完成しました。製薬会社がどうしてスポーツドリンクを作っているのか不思議でしたがなぞがとけました。
 いよいよ製造ラインの見学です。レールの上をペットボトルがすごい速さで流れていきます。流れながらあっというまに商品になっていくのが圧巻です。1分間に600本も製造されます。完成した商品は厳しい検査を受けます。検査は機械と人の二重チェックです。倉庫で一週間保管して品質に変化が無いかチェックします。そしてようやく店に出荷されます。私たち消費者の知らない所で、製造会社が安全な商品を提供するために沢山努力してくれている事を知り、とても勉強になりました。



調理師・製菓衛生師