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桐生市立北小学校 五年 畑澤 実玖
東毛酪農業協同組合
「牛乳ぎらいをなくしたい。」
これは、研修会で牛乳工場の見学に行った時の、組合長さんの言葉です。私は、牛乳についてもっと知りたくて、話を聞きに行きました。この工場とは、東毛酪農業協同組合です。
八月二日、母と一緒に出かけました。営業部長の長岡さんに案内してもらいました。ここは、以前バター作りを体験したり、工場見学をした事が何回かありました。
最初に、工場内を見学しました。その中で、私は牛乳ビンを洗う所で聞いた話に興味を持ちました。牛乳ビンは、回収後にさっきん消毒していて、一つのビンを六十回使用しているそうです。この話を聞いてびっくりして、またすごいなと思いました。牛乳ビンに牛乳を入れる所も見ました。運ばれて来たビンが回り、上から牛乳が「ストン」と入るのが、おもしろかったです。
ここで作っている製品は、牛乳、チーズ、ヨーグルトやアイスクリーム等です。チーズは製品になるのに約一ヶ月かかるそうです。牛乳は主に、学校給食用です。ビン牛乳は、東京都の一部の市と、群馬県では玉村町のみです。パック牛乳は、太田やみどり市で、私が住んでいる桐生市はここの牛乳ではなく、とても残念です。
桐生ではどこであつかっているのかを聞きました。家の近くの配達牛乳屋、コーヒー店やかんみどころ、友達のお母さんが働いているパン屋さんで使っているそうです。今度そのお店に行ってみたいと思いました。
東毛酪農の牛乳は「低温さっきん」63℃で三十分と時間をかけて、ゆっくりさっきんする方法で作られています。あまみがあり、牛乳特有のくさみが少ないのが特ちょうで会長さんが言っていた意味がよく分かりました。
またこの牛乳は、現在二十七けんある酪農家より、朝と夕方の二回、回収した生乳、特に、きびしい基準をクリアした生乳で作っているので、新せんで安心です。だからおいしいのだと思いました。
私の家では、生協からこの牛乳を宅配しています。家の牛乳は好きです。でも学校の給食牛乳はあまり好きではありません。どうして家の牛乳がおいしいのかと思っていましたが、今回いろいろ話を聞いて、ぎ問がとけました。
生乳から牛乳になるまで三回も検査している事を聞いて、安全で安心して飲める牛乳だと思いました。また、ビン牛乳や車を洗った水は、かんきょう基準を守って流している事も聞いて、かんきょうにやさしい工場なのだと思いました。
安全安心な、とてもおいしい牛乳を今後も飲み続けたいです。また、牛乳がきらいな友達にも飲ませてあげたいと思いました。