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こんにゃくに取材!
伊勢崎市立境小学校 4年 田代 美里
こんにゃくパーク
群馬県の郷土カルタの「ね」の札に、「ねぎとこんにゃく下仁田名産」があります。群馬県は、こんにゃく生産量日本一ということで、全国で食べられるこんにゃくの92パーセント以上を生産しています。こんなに多くのこんにゃくが一体どのように作られているのか気になったので、こんにゃくパークに見学に行って調べました。
こんにゃくは、こんにゃく芋という芋から出来ている事をみなさんは知っていますか。このこんにゃく芋は成長し、出荷するまででなんと2、3年もかかるそうです。春に種芋を植え付けし、育てながらふやしていきます。秋になったらいったんしゅうかくし、冬場は5度以下にならないよう室内で蔵にためておきます。春にまた植え付けて育てることをくり返します。
こんにゃく作りには、2種類の作り方があります。まず、1つ目は生芋原料から、作る方法です。製造工程で小さな皮などが残るため風味豊かな色合いのこんにゃくができるそうです。2つ目の方法は精粉原料から作る方法です。原料のみの製造で白いこんにゃくになり、練り機で海藻粉末などとまぜ合わせることで黒こんにゃくとなるそうです。
工場では、こんにゃくの他こんにゃくを使ったゼリーやプリン、めん類などの加工食品が多く作られていました。これらの食品は、機械によるチェックと人による管理によって、作られていました。
こんにゃく芋の花は、約5年に1度しか花をさかせません。花がさく時期にはせたけが180センチメートルにもなるそうです。こんにゃく芋の花はすごくめずらしい物なんだなあと、びっくりしました。あとで実際に見たいなあと思いました。
身近な食材である、こんにゃくが、自分の県で、安心安全な製造工程の中、大量に作られていた事におどろきました。これからも、今まで以上に食べていきたいと思いました。板こんにゃくそのものだけでなく、工場で生産される多くのこんにゃく加工食品を通して、さらなる群馬のアピールにもつながればいいなと思いました。