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カフェインの摂り過ぎに注意しましょう!

更新日:2024年10月17日 印刷ページ表示

「カフェイン」ってどんなもの?

カフェインは、コーヒー豆、マテ茶を含む茶葉、カカオ豆、ガラナなどに天然に含まれている食品成分の一つです。

どんなものに含まれている?

カフェインは、コーヒー、紅茶、緑茶などの日常的に摂取する食品に含まれています。また、コーラなどの清涼飲料水にもカフェインが含まれています。特に、カフェインを多く添加した、いわゆるエナジードリンクなどでは、コーヒー、紅茶、緑茶などより多くのカフェインを含む製品もあります。

カフェインの過剰摂取に注意!

近年、カフェインを多く含む清涼飲料水(例えば、いわゆるエナジードリンク)が販売されています。

コーヒー、紅茶、緑茶といった日常的に摂取している飲料程度であれば、過剰摂取につながる可能性は低いものの、海外においてはカフェインを多く含む清涼飲料水を過剰に摂取したことによる死亡事例も報告されています。

どのくらいが過剰摂取になるの?

カフェインに対する感受性は個人差が大きいため、国際的にも現時点で一日摂取許容量(注)等の指標値は設定されていません。

一方で、一部の国際機関などでは、カフェイン摂取の注意喚起とともに摂取量の目安を示しており、例えば、カナダ保健省では健康な成人の一日の摂取量として、400mgまで(コーヒーをマグカップで約3杯)を推奨しています。

(注)ヒトがある物質を毎日一生涯にわたって摂取しても健康に悪影響がないと判断される量のことで、ADIという

過剰摂取による影響

カフェインを過剰に摂取した場合、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。

特に注意が必要な方

子供、妊婦、授乳中の方、その他カフェインに敏感な方

健康被害を予防するために注意すべきこと

含まれるカフェインの量を知る・確認する

  • カフェインの過剰摂取を防ぐため、コーヒーや茶類に天然に含まれるカフェインの量について知ったり、成分表示にカフェインが記載されている場合は表示からカフェインの量を確認したりすることで、飲み過ぎないようにしましょう。

  • 市販のエナジードリンクや眠気覚まし用の清涼飲料水など、食品添加物としてカフェインを一定量以上添加した清涼飲料水については、「カフェインを多く添加した清涼飲料水(いわゆるエナジードリンクを含む)の表示に関するガイドライン<外部リンク>」において、1本あたりのカフェイン量の表示等を行うこととしています。それらの飲料における成分表示の多くは、含まれるカフェインの量が100ミリリットル当たりの濃度で書かれており、缶や瓶1本当たりにすると、コーヒー約2杯分に相当するカフェインを含むものもありますので、1日に何本も飲まないように気をつけましょう。

カフェインを多く含む清涼飲料水とアルコールを一緒に摂取しない

カフェインがアルコールによる機能低下を隠すことにより、アルコールを飲み過ぎてしまい、結果としてアルコールによる健康への悪影響を受けやすくするとの指摘があります。​

カフェインを含む医薬品を服用する場合は

カフェインの過剰摂取を防ぐため、エナジードリンクやコーヒー、お茶などのカフェインを含有する飲料と一緒に飲むことは避けましょう。

カフェイン摂取量を少なくする工夫

子供、妊婦、授乳中の方、カフェインに敏感の方は、カフェイン摂取量をより少なくするため、カフェインを取り除いた製品(いわゆるデカフェ製品)を利用するのも選択肢の一つです。

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調理師・製菓衛生師