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令和5年9月教育委員会会議定例会の会議録

更新日:2023年10月19日 印刷ページ表示

1 期日

 令和5年9月15日(金曜日)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 平田郁美教育長、沼田翔二朗委員、河添和子委員、日置英彰委員、小島秀薫委員

4 事務局出席者

 柿沼輝信教育次長、栗本郁夫教育次長(指導担当)、古市功総合教育センター所長、田中俊行総務課長、高林和彦管理課長、下山裕子福利課長、西村琢巳学校人事課長、春田晋義務教育課長、天野正明高校教育課長、近藤千香子特別支援教育課長、松本佳祝生涯学習課長、橋憲市健康体育課長、角田毅弘総務課学びのイノベーション戦略室長、飯嶌幸義務教育課夜間中学準備室長、上原崇臣総務課次長、井澤悟志総務課行政係長、河内皐総務課主事

5 開会

 午後1時00分、平田教育長、教育委員会会議の開会を宣す。

 傍聴人は1名、取材者は2名であることを報告。

6 委員の欠席届について

 平田教育長が、代田委員から欠席の届出があったことを報告。

7 会議録署名人の指名

 平田教育長が今回の会議の会議録署名人に小島委員を指名。

8 議案審議等の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、平田教育長から、第28号議案及び第29号議案は議会に提出する案件であるため、第30号議案は人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

9 傍聴人への資料配付

 傍聴人に対し、以下の資料を配付。

 傍聴人配付資料 (PDF:1.08MB)

10 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

11 教育長事務報告

(平田教育長)

 初めに私から一言申し上げる。

 8月末から順次、学校の新学期が開始された。今年は例年よりずっと暑い中でのスタートであった。熱中症であったり、新型コロナウイルス・インフルエンザ等の感染症であったり、少し心配な部分があった。また、夏休み明けは子どものメンタル不調が心配されるところでもあった。

 そういった心配な点も含め、各学校でしっかりと準備をしていただき、新学期が始まったところである。教育委員会としても、特にメンタルの不調に関して、LINEによる県のデジタル窓口の教育関連情報で、教育長から子どもたちへのメッセージを発信した。

 各学校がとても丁寧に子どもたちを見ていただき、今のところ落ち着いて新学期のスタートができていると思う。今後とも様々なことに気を配りながら、子どもたちの様子を注意深く見ながら進めていこうと考えている。

 次に、県外視察へ行ったことについて、ご報告させていただきたい。

 9月4日から6日までの3日間、岡山県及び鳥取県に視察に行った。今回の目的は、本県の魅力ある高校教育の実現に向けて、先進的な取り組みを行っている機関や、学校の取り組み状況及び施設等を視察するためのものであった。

 岡山県では、まず岡山県教育委員会に訪問させていただき、課題解決型学習のPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)の考え方を踏まえた「岡山型PBL」の成果や課題についてお伺いするとともに、高校の魅力化、特色化などの取り組み状況を伺った。併せて、教育の取組を広く県民の皆様にお伝えする、岡山県の様々な工夫についても学ばせていただいた。

 続いて、岡山県立岡山操山中学校・高等学校を訪問させていただいた。この学校は、中高一貫教育と単位制のメリットを活かした教育システム「操山システム」を導入するとともに、文部科学省の「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」のカリキュラム開発拠点校の指定を受け、総合的な探究の時間の取組による科学的思考力・判断力・表現力の育成や、グローバルリーダーの育成を目指した教育活動を展開している。

 次に鳥取県では、私学の青翔開智中学校・高等学校を訪問した。こちらも中高一貫の学校で、自ら課題を発見し、創造的に課題を解決する力を身につけることなどをスクールポリシーとし、教科学習における探究的な学びの推進や探究スキルの育成に取り組んでいる。また、探究的な学びを推進するための施設整備の工夫、特に図書館を中心とした学校づくりなど、これからの高校に求められる施設、学習環境などについても非常に勉強になった。

 次に、教育委員の主な出席行事についてご紹介させていただく。

 前回の教育委員会会議以降、8月24日に前橋地区のいじめ防止フォーラムが開催され、日置委員にご参加いただいた。

 また、教員採用試験の第一次選考における面接試験では、8月31日に沼田委員、9月1日に河添委員、9月4日に小島委員にそれぞれご担当いただいた。

 また、8月31日から9月1日に千葉県で開催された1都9県教育委員会教育委員協議会には、日置委員にご出席いただいた。リカレント教育の推進について、各都県の教育委員と協議されたと伺っている。こちらはこの後、日置委員からご報告があると思う。

 私からは以上である。次に委員からご意見、ご報告があればお願いしたい。

(日置委員)

 先ほど教育長からご紹介があったように、まずは8月24日に前橋地区のいじめ防止フォーラムに参加したことについて報告したい。

 このフォーラムは、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童生徒50名が8班に分かれ、「互いに助け合う人間関係をどう作るべきか」というテーマで話し合われた。年齢が大きく離れた子供たち同士がどのように議論を進めていくのか非常に興味あったが、司会の高校生が非常に上手に進行していて、小学生からも上手に意見を引き出していたことが印象的であった。

 話し合いの内容では、「先生が作ったいじめのアンケートは、少し的外れな部分もあるので、アンケートの質問項目を作るときは私たち児童生徒の意見も聞いて欲しい」というような発言があり、貴重な意見であると感じた。

 運営が全て子どもたちで行われたということもあり、高校生のリードも良かったのか、話しやすい雰囲気であり、いじめ防止に向けて子どもたちが当事者として積極的に関わろうという姿勢が見えて、非常に良いフォーラムになったと思う。

それから、8月31日、9月1日には1都9県教育委員会教育委員協議会に出席した。

 今回は千葉県が開催県となり、協議は「リカレント教育の推進」をテーマとして、各教育委員会の取組や、今後教育委員会としてどう進めていくかということが話し合われた。

 リスキリングを含めたリカレント教育は、文部科学省・経済産業省・厚生労働省を含め、様々な取組を行っており、群馬県では産業経済部・健康福祉部などが具体的な施策を行っている。群馬県では特にDXを推進しているという背景もあり、リカレント教育は産業経済部で国と連携しながら進めている現状がある。そのため、私を含め、参加した多くの教育委員は、教育委員会だけでリカレント教育を協議することに戸惑いがあったと思う。

 最初に各都県の取組をそれぞれ紹介したが、やはり多くの県では群馬県と同様、教育委員会として進めているのは生涯学習の観点から、文化教養や社会貢献といった分野を中心としているとのことであった。職業を意識したキャリアアップやリスキリングの分野は、産業経済部門が中心に進めているという県がほとんどであった。

 そういった状況の中で、リカレント教育の推進がテーマとなっていた理由の一つは、今年6月に出された文部科学省の教育振興基本計画において、複雑化、高度化する企業課題や産業ニーズに対応するため、社会に出た後に自らの知識や技能をアップデートする高度専門人材を育成する「リカレント教育」の視点も重要である旨が記載されたことである。これからは人生100年時代ということもあり、教育委員会としても、生涯学習においては職業教育の分野を少し意識していかなければならないということで、こういうテーマになったのではないかと理解した。

 協議事項を提案した千葉県は、今年の5月に「千葉県生涯学習推進基本方針」を策定したそうだ。今までは文化教養の学びが中心だったところに、職業につながる学びを掲げ、学び直しの動機づけや、専門的・実践的な学びを推進していくとのことであった。

 職業につながる学びとなると、例えば国では群馬労働局で様々な取組を行っており、群馬県では産業経済部の県立の専門校などで様々な講座を開設しているので、千葉県ではどういったすみ分けになっているのか、あるいはどのように協力しているのか大変興味があった。

 実際のところは、例えば「人材市場の変化と学び直しの重要性」、「アンケート調査から見た学び直し」といったセミナーを行っており、具体的な専門的・実践的な学びの少し手前の、働きたいけど何をしたら良いか分からないような人を対象に、相談に乗るようなイメージであった。セミナーの後にはキャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーによる個別の相談会もあるということであった。また、千葉県では社会で活躍するための学習相談や、幅広い講座情報の提供を目的とし、「学びの相談窓口」というものを作ろうと、検討しているそうである。

 リカレント教育を体系化するとなると、国の群馬労働局や、県の産業経済部、健康福祉部との繋がり、協力関係がどのように進められているのかということを質問したが、教育委員会と産業界、行政機関から構成される「千葉県リカレント教育推進協議会」を立ち上げ、これから協議を進めていくとのことであった。これがうまくいくようであれば、かなり参考となるのではないだろうか。国の新しい教育振興基本計画でも、リスキリングを意識したリカレント教育を推進すべきだとの記載もあり、リカレント教育は教育委員会にとって、今後重要な課題になり得ると思う。

 また、協議の後には文部科学省総合教育政策局政策課企画官から、新しい教育振興基本計画についての説明があった。

 皆さんはすでにご存知だとは思うが、新しい計画の方向性は、子どもたちや教師、学校、地域社会の「ウェルビーイングの向上」ということである。これについては、他県の委員から質問があり、ウェルビーイングという言葉では、一般の人に伝わりにくいのではないかという話があった。企画官の回答では、教育振興基本計画を策定する会議でも同様の意見があり、相当な議論を重ねたが、ウェルビーイングに替わる日本語はどうしても見つからなかったということであった。新しい教育振興基本計画の話をするときは、まず「ウェルビーイング」とはどういうことなのかを丁寧に説明するよう心がけているとのことで、都道府県教育委員会においても、同様の心がけをお願いしたいとの話があった。

 そのほかに、教師の待遇改善については、給特法の改正案に加え、スクールサポートスタッフの充実を図っていくというような説明があった。

 最後に2日目の教育視察について報告したい。千葉県立房総のむらという体験型博物館を視察させていただいた。

 この博物館は、江戸から明治時代の町並みを再現しており、醤油作りや紙すき、機織りなど、伝統的な技術を中心とした約400種類の体験学習が出来る施設であった。年に6回位、お祭りのイベントが開催されるそうで、年間入場者の約25%はイベントの開催日の入場者であるとのことだ。去年はコロナ禍の影響もあり、全入場者16万5000人うち、およそ10万人がイベント開催日の入場者だったそうである。

 視察当日は大変暑い日だったが、外国人旅行客が多く、日本の伝統を体験しているようであった。コロナ禍を除けば、外国人来場者は年々増えているとのことで、これからも外国人の来場客を期待しているということであった。

 こういった体験型学習を取り入れるということが、施設の集客力アップにつながるという点は、群馬県の教育施設にも少し参考になると感じた。報告は以上である。

(平田教育長)

 「子どもの主体性」というキーワードは、今最も大事なものだと思う。例えば、いじめフォーラムの中でも、子どもたちからいじめアンケートについての改善の提案が出たことなど、群馬県の子どもたちに主体性が身につき始めていると感じ、感動した。ご報告いただき、感謝申し上げる。

 それから、リカレント教育については、千葉県教育委員会はメンター的な役割を目指しているという理解でよろしいか。学び直しの最初の入口であったり、学んだ内容をどのように生かしていくのかという手助けであったり、全体的に支援していくのだろうか。

(日置委員)

 どちらかというと、「何かをしたい」とか「仕事をしたい」という思いを持った人の、自分の中でどのようなポテンシャルがあり、どういうことを学べば良いのかという迷いに対し、手助けをするという目的が強いと思う。

 一般的には、働きたいという思いがあればハローワークなどに行くだろうし、自分が今やっている仕事のスキルアップを目的とすれば、県の開催している講座などに参加しようと思うはずである。そういった段階の手前にいる人の手助けをする、背中を押すようなイメージである。

 実際にそういったニーズがどのくらいあるのか分からないが、千葉県ではセミナー等を受講した人のフォローアップ調査を、これから継続的に行うそうである。その結果を見て、良い成果が出ているのであれば、群馬県を含めた他県でも積極的に参考としていく必要があると思う。

(平田教育長)

 貴重な情報である。ご報告いただき感謝申し上げる。

 ほかに委員からご意見やご報告はあるか。日置委員のご報告に対する質問についても、あればご発言いただきたい。

(沼田委員)

 1点目は、9月に新しい学期が始まって、子どもたちの学校生活が再びスタートするところで、今は比較的落ち着いているというご報告が教育長からあり、とても安心している。社会的な動きを見ても、学校の先生だけではなく、保護者の皆さんも、子どもたちに関わる関係団体も含め、9月1日前後がとても大事な時期であるということについて、合意ができている状態だと感じる。この時期に、子どもたちがストレスを抱えすぎることなく、日常生活に戻っていくことが重要であると思う。皆さんのご尽力や、関係各所の皆さんのご尽力にとても感謝している。

 2点目は、日置委員からご報告のあった、リカレント教育について、1都9県教育委員会教育委員協議会の話を越えて、群馬大学での取組等についてお伺いしたい。群馬県においては、群馬大学が「学ぶ」ということの拠点的な役割を果たしていると認識している。可能な範囲で、群馬大学の取組、あるいはリカレント教育が群馬大学の中でアジェンダセッティングされているのかといった部分について教えていただきたい。

(日置委員)

 大きく分けて、二つの取組があると思う。

 一つは知識や教養という意味での公開講座のような形で行う取組がある。

 もう一つは、例えば理工学部や医学部などの少し専門的な部分について、職業等と関連しながら進めている取組がある。

 私は群馬大学内のリカレント教育については詳しくなく、あまり存じ上げていないが、おそらくその両輪ということになっていると思う。千葉県教育委員会では、大学のような両輪での取組に少し寄せていこうという話であると思っている。

(河添委員)

 沼田委員からもお話があったが、やはり新学期を迎えるにあたり、皆が心配事や不安を抱えるような時期だったと思う。

 今回、教育長から暖かいメッセージを発出していただいたことが、とても良かったと感じている。もちろん不安を持つのは子どもたちだが、それを支える親御さんであるとか、同じく支える学校職員であるとか、皆にとって新学期の心構えをしている中で、不安を持っている自分に対して、あるいはそういうお子さんに対して、落ち着いて向き合うことができるきっかけとなる、支えるメッセージだと思ったので、感謝を申し上げたい。

(平田教育長)

 そのメッセージは、県教委の総務課や義務教育課、高校教育課、スクールカウンセラーの方、スクールソーシャルワーカーの方のお知恵を結集して、送ったものである。私だけで行ったことではなく、関係職員の皆さんにご協力をいただき、頑張っていただいた。

 大変ありがたいお言葉である。

(小島委員)

 先ほど皆さんがおっしゃったように、子どもたちが夏休みを無事に過ごしたということが一番だと思う。

 企業においても、特に4月に入社した社員は、夏休みを越えられるかどうかは結構大きなポイントである。学生の時には長期間休みがあった人間が、毎日仕事に出なくてはならないので、特に、今年は暑かったから余計に心配であった。幸い、自分の会社では辞めてしまうような人は出なかった。

 皆さんとともに9月を迎えられたことが何よりだと思っている。

(平田教育長)

 これから季節の変わり目を迎えるところであるから、引き続き学校で子どもたちに寄り添うことができるよう、教育委員会でも最大限バックアップをしていきたいと思う。

 ほかに委員から意見等があるか。なければ、関係所属長から報告をお願いする。

(1)市町村立幼稚園の廃止について (PDF:124KB)

 義務教育課長、市町村立幼稚園の廃止について、資料1により報告。

(2)群馬県立みらい共創中学校入学希望者説明会について (PDF:1006KB)

 義務教育課長、群馬県立みらい共創中学校入学希望者説明会について、資料2により報告。

(平田教育長)

 ただいまの報告について、委員から質問等はあるか。

(沼田委員)

 公立幼稚園の廃止について質問がある。

 二つの幼稚園が廃止になるということだが、伊勢崎市のこれらの幼稚園がある地区は、子どもの数が減少傾向で、もう増える見込みがないという理解でよろしいか。

(義務教育課長)

 子どもの数については、同地区の小学校の児童数などから、やはり減少傾向であるという認識である。

(沼田委員)

 例えば、廃止となる幼稚園の近くに新しく幼稚園ができたとか、保育園のニーズが高まったとか、そういった外的な要因もあるか

(義務教育課長)

 はっきりと調べているわけではないが、今のご家庭にとっては、保育園のニーズの方が高いという感覚は持っている。

 当然、伊勢崎市の中にも、認定こども園等があるので、そういった施設に子どもが流れているという要因はあると思う。

(沼田委員)

 もう1点、夜間中学校のチラシについて話をしたい。とても丁寧にチラシの内容やデザインを検討してくださり、ありがたいと思っている。

 最近の公的な機関が出すチラシ等のデザインは、多様性やジェンダーバイアスを気にしたり、無自覚なメッセージとならないようにしたり、とても気を付けていると感じる。

 これは指摘では決してないが、例えば今回の夜間中学の説明会チラシを見ると、子どもを抱えているのが女性だというイラストは、私たちの当たり前の認識としてあるのかもしれないけれども、実はこういう部分にも気を配らなければいけない時代なのかもしれない。つまり、男性が子どもを育てながら夜間中学校に通う可能性もあるということである。こういったことを全て議論していくと、何を伝えたいのか分からないチラシやメッセージになってしまうということは承知している。

 ただ、公的な機関が出すデザインに関しては、今後ますます気にしなければいけないことや、気を配らなければいけないことが増えていくと思う。今回の夜間中学校の説明会のチラシについては、多様な人たちが描かれていて、色々な事情を抱えている人たちも内包できる夜間中学校であるという強いメッセージが伝わってきて、私としてはとてもありがたいと思っている。

(平田教育長)

 チラシには多様な人物が描かれており、みらい共創中学校をみんなで作っていくというメッセージが表されていると評価をいただいた。大変ありがたいことである。

 それから、女性だけが育児をしているというようなメッセージにならないよう、注意が必要であるということは、おっしゃるとおりである。貴重なご意見に感謝したい。今後、気をつけていきたいと思う。

 ほかに何か意見等はあるか。なければ、以上で教育長事務報告を終了する。

12 議案審議

第27号議案 群馬県公立学校職員の給与の支給に関する規則の一部を改正する規則の一部を改正する規則について (PDF:188KB)

 学校人事課長、原案について説明

 

(小島委員)

 今はガソリン価格が上がっていると思うが、この値上がりは半年後の次回の改正で反映されるということか。

 今、通勤手当を引き下げるというのは、庶民感覚からかなりずれていると思う。

(学校人事課長)

 そのとおりである。

 昨年までは1年に1回の改正だったが、今年からは規則改正により、半年に1回の改正となった。少しでも実際の負担感に近づけようという措置であったが、今年上半期のガソリン平均価格が昨年の下半期のガソリン価格を下回ったため、引き下げとなっている。

(平田教育長)

 教職員の皆様には申し訳ないと思うところではあるが、規則によってガソリン価格の反映が今年の6月までの平均ということになっている。庶民感覚と違うというご指摘は、おっしゃるとおりである。

 教職員の皆様にお知らせする際には、丁寧に説明をしたい。

 

 以上の審議の後、異議なく、原案のとおり決定

13 議案審議(非公開)

 ここで、平田教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第28号議案 臨時代理の承認について(令和5年度群馬県一般会計補正予算(教育委員会関係)について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第29号議案 臨時代理の承認について(令和5年度群馬県一般会計補正予算(教育委員会関係)について)

 生涯学習課長、原案について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第30号議案 教職員の人事について

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく、原案のとおり決定

14 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

15 閉会

 午後1時45分、平田教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。


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