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国内外を問わず様々な要因が複雑に関係し合い、急激に変化し続ける社会にあって、本県教育振興基本計画の掲げる「たくましく生きる力の育成」の基本目標の下、高校教育の諸課題と今後の在り方について検討するため、県教育委員会では、平成30年12月に有識者による委員会を設置し、令和2年3月に検討結果の報告を受けました。しかし、その後の新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会全体が大きく変化する中、学校は、その役割の大きさが再認識されるとともに、教育のデジタル化などの新たな取組が求められることになりました。
本計画の策定に当たっては、このような状況も踏まえ、「たくましく生きる力の育成」を、本県の高等学校において、いつの時代にあっても変わらず重要なものと位置付けるとともに、新たな2つの視点を加えて、高校教育改革に取り組むこととしました。
新たな2つの視点とは、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念の下、多様な個性を持つ子どもたち全てが安心して高校教育を受けられる体制づくりを進めていくという視点と、また、今や人々の生活に不可欠なものとなりつつあるデジタルツールを生かして群馬ならではの学びを進める「教育イノベーション」の視点です。
以上のことを踏まえ、群馬の未来を担う人材を育成するため、「第2期高校教育改革推進計画」を策定します。
「第3期群馬県教育振興基本計画」(計画期間:平成31年度~令和5年度)の部門計画であり、「第2期群馬県教育大綱」(令和3年3月策定)の方向性を踏まえたもの
令和4年度から令和13年度までの10年間
本計画に基づいて実施計画を策定し、計画的・段階的にその実施を図っていくものとします。
なお、本計画は、現在の社会状況や令和2年5月1日の学校基本調査結果に基づいていることから、今後、社会の変化や中学校卒業見込者数等の状況に応じて、計画の見直しを行っていきます。
本計画は以下よりダウンロードできます