1 日時
平成30年1月22日(月曜日)14時00分から16時00分
2 場所
群馬県庁 審議会室
3 出席委員
10名(小堀良夫委員(会長)、古賀義朗委員(副会長)、遠藤秀子委員、眞保智子委員、田村英樹委員、茂木創委員、細谷可祝委員、茂木三枝委員、太田和雄委員、根岸誠委員)
※欠席委員2名(齋藤ゆかり委員、堀口美奈子委員)
4 次第
- 開会
- 群馬県産業教育審議会長挨拶
- 群馬県教育委員会教育長挨拶
- 諮問
- 審議
「県教育委員会からの諮問事項について」
- 閉会
5 議事概要
会長
- まずは、諮問事項1の「職業教育において育成を目指す資質・能力について」、事務局から説明があったが、この検討の観点等も踏まえて御意見をいただきたい。
委員
- 人間は、微生物を含めた自然の中で生きている生物の生き方を破壊して、人間社会を築いてきた訳だが、そのことによって大変なことが起こってきている。
- 未来のことを考え、今の子供たちが安心して生活できるような地球環境を保っていくということを考えたときに、人間は自然界の中に生かされている生物であることを認識し、自然を大切にしていく取組が、非常に重要であると考える。
- 若い人たちが、そういった意識を大切にする環境づくりが、子供たちの将来を維持していく上で大切なことであると思った。
委員
- 2点お話ししたい。
- 1点目は、就職活動において企業側が求めている能力として、コミュニケーション能力が挙げられていることである。資料にも、インターンシップに行った生徒の反応として、コミュニケーション能力の必要性を実感した生徒が多かったと書いてある。やはりコミュニケーション能力を高校教育で身に付けさせることが必要であると思う。
- もう1点だが、採用人数が少ない企業の場合、人材育成に力を入れることができない状況がある。新人研修等の教育を受けずに即現場に入る学生も多いため、そういったところも高校で身に付けられるとよいと思う。
委員
- どのような時代になっても、いわゆるコアな部分はコミュニケーション能力の部分であり、どのような会社に行こうが、チームの中で目標に向かってどう働いていけるのか、様々な人たちとうまくやっていけるかということであると感じている。企業の求めるコミュニケーション能力というのは、報告・連絡・相談がきちんとできるなど、チームの中でうまくやっていける協調性だと思う。
- 高校でも、勤労観・労働観の醸成の中で、チームとして働くことが必要であり、そのためにはどういう資質を社会人基礎力として身に付ける必要があるか、具体的なプログラムを入れることが必要ではないか。
委員
- コミュニケーション能力は重要であり、人との関係づくりをしていかないと仕事ができないし、力も付かない。また、チームワークが取れない。
- 個の人たちのまとまりでは困るわけであり、企業の人たちが求めている資質・能力について、もう少し検討したい。
委員
- 基本的には、教育に古いも新しいもないと考えており、社会に出て何が必要かといったときに、人や地域社会を思いやる気持ちが大変重要であると考える。
- 人を思いやるからこそ、ハンディキャップを持った人たちにどのような手を差し伸べたらよいのかということの視点にもつながるし、地域を思いやるからこそ、技術の継承がスムーズにいくといったことがあると思う。
- 様々な高校を訪問した中で、お互いを思いやるチームワークがあったり、教師と生徒の間で意思疎通がうまくいったりしている高校が、非常に多いという印象を受けた。
- 社会に出ても、おそらく、思いやりの心がコミュニケーション能力等につながっていくのではないかと思う。
委員
- 人を思いやる気持ちは私も大切だと思う。
- 生徒は、自分が進学した学科以外にあまり興味を持たない傾向にあるが、機械科に行ったから機械の勉強だけをするのではなく、広く自分がやってみたいと思う中で本当におもしろいと思ったことを見付けることができ、積極的に学べる環境づくりが大切であると考える。その中に思いやりというベースがあると、非常に広がってくる。一番大切なのは、若い人たちの中に基本的なベースを構築していくことだと思う。
委員
- コミュニケーションやチームワークが、社会につながっていくところであると思う。学生時代に身に付けた様々な技術を社会で発揮するには、コミュニケーションやチームワークが必要であり、それらをきちんと身に付けないと仕事が長続きしないことが多いと思う。
- 学生に、社会や仕事とはどういうものなのかや、良いことばかりではないということを教えることも必要だと考える。入社して間もない若い人たちが会社の中で置かれている環境について、年の近い社会人たちが、実際はこうだと伝える教育ができるとよい。
委員
- ベースの部分をどう作るかという話があったが、その方法としては、考える環境を与えることだと思う。考える力を付けると言われて久しいが、社会の現状を考えると、ものを考える機会がますますなくなっていると思う。
- 簡単な知識については、考えるまでもなく、手元のスマホで調べれば出てきてしまうが、これから人工知能が発達し、仕事も全く変わっていく中では、自分の頭で考えて何か新しいアイディアを導き出し、今自分がやっている仕事において新しい価値を見付けていくということが、考える力である。
- 授業の中で、少しでも考えて新しいものを出したときは、それを評価するといった取組が行われればよいと思っている。
委員
- 人間は、優しさや、心配り、気配りが大切で、こういったものは教えるものではなく、自分の体から自然と出てくるものであり、皆様方から出た「思いやり」、これは大切なものだと思う。
- 高校3年生になると、進学あるいは就職するが、人に温かくされたことや優しい言葉をかけられたことは、卒業後に嫌だと思うことがあったときに思い出すことがあると思う。特に、こういった体験のベースは、学生の時でないと身に付けることができない。
- 県外の大学に行っても、群馬県に戻ってきて働くところがあった上で、群馬県に戻ることができるような良い方法があるとよい。
委員
- 考える力については、会社の大きなテーマ・課題であり、これを付けていきたいと考え、取組を進めている。
- 当社は技術会社であり、技術を持つことは目に見える価値としてしっかり作り上げなければいけないが、お客様にとって何が良いか等の「目に見えない価値」を自分たちで考え、それをお客様に伝える力を身に付けることが大事であり、技術・技能だけでなく、直感・感性、美意識の育成に力を入れている。
- 教育はメンテナンスと考えている。継続が重要であり、かけた時間が他社との差別化にもつながるため、その取組に時間をかけることが、会社のテーマになっており、社員1人が100時間の勉強を目指す取組を進めている。
- 美術館に行って美しいものを見て美意識を磨いたり、歴史の勉強をしたりすることも100時間に含まれており、これは考える力やもう少し先のひらめく力の育成につながると考えている。
- 本当に社会で役立つ人間というものは、「人間力」に関わる部分を磨くことで育成できるのではないかと考え、そのようなところを大切にしている。
委員
- 「技術とか技能」は、ある意味知識であり、「考える力」というのは知恵であると思う。
- 勢多農林高校が行っていた作物を相手にする学習は、考える力や対応する力を磨いており、非常に良い授業だと思っている。今後、考える力を更に伸ばしていくためには、このような授業をしっかりやっていくことが非常に重要だと思う。
- 全員の生徒に対し、学校の中で何かの「長」の仕事を与えて責任感をもたせると、その責任の中で、考える力が身に付くのではないかと思っている。
- 地域の魅力についてであるが、前橋育英高校がサッカーで優勝し、非常にめでたいことである。ある新聞に、育英高校も昔は指導が大変な学校であったような記事が出ていたが、先生が一つ一つ変えていき、今では全国各地から、サッカーの能力のある優秀な生徒が集まり、地元でサッカーをやっている子供たちと混じって練習に励んでいる。群馬としての魅力と、他の地域からの受入れが、地域の魅力をつくる一つのヒントになるのではないかと考える。
- 部活動については、全国優勝を目指すところもあるが、社会の厳しさといった一つの壁、自分の壁を乗り越えさせるための手段として必要であると考えられるため、しっかり取り組んでいただきたい。
会長
- 知恵と知識といった具体的な目に見える部分と、目に見えない心の部分という考え方に分かれて、それぞれの資質・能力ということがあると思う。
- 時間の関係もあるので、2番の「地域の産業界と連携した実践的な職業教育」について、具体的に地域や産業界と連携して何をしたらよいのか、そのあたりについて話し合っていきたい。
- 先ほど、コミュニケーション能力について話があったが、コミュニケーション能力を高めるための教育についてお話しいただきたい。
委員
- 優しい社会を目指して、障害者と共に働く現場が多くなっている。その際に、思いやりとか、チームワームというお話しがあったが、それぞれの能力で足らない能力をお互い補うような形が増えるとよいと思っている
委員
- 企業経営者の方は、何が本当のコミュニケーション能力なのかということをよく御存じだと思うが、若い人たちの考えるコミュニケーション能力は、企業が求める能力とミスマッチしていると思う。
- 高校のクラブ活動で、チームとして機能するということを体験しているが、それが社会の縮図であると教えていない気がする。私たちは一人では生きていけないから、人に関わって働く、人に関わるために働く、そして代価をもらう。そういう在り方が社会の縮図となっているということについて、改めて理解してもらえるようなプログラムを行うことが必要であり、本当のコミュニケーション能力とは何かについて、教えるというよりは気付いてもらえるような、丁寧なワークショップを行うことが必要であると思っている
委員
- 今までは、効率を求め、生産性を求める、熾烈な競争社会であった。
- 現場の作業はマニュアル作業、流れ作業であり、人間も決まりの中で、効率よく、ロボットのように仕事を行っている。そうすると、仕事をやっている人自身がおもしろくない、よって仕事そのものがおもしろくないということになるため、これを変えていかなければならない。
- 仕事の中で、積極的におもしろさを見いだしていくという精神、受け身ではなく積極的にものを見て行動していく力をどう構築していくかが大切である。
- 私は度々、「人生は一度だ。一度しかない人生を、毎日つまらないと思って過ごすなんて、こんなつまらない人生はない。それなら、そのような仕事はやめなさい。」「仕事の中にも必ずおもしろいことはある。そういった積極的なものの見方を、生きる意思を持たなければだめだ。」という話をしている。
- 興味のあることを意識してやっていくことが大切であると、若い人にしっかり伝えていくことが大事だと思っている。
委員
- 高校生に様々な体験をさせることも大切だと思う。
- 具体的な地域と産業界と学校の連携について、どのような方向性や機会が考えられるか。
委員
- 予測困難な時代における職業教育ということであるが、これから育っていく生徒だけでなく、教える教師にとっても、もちろん我々にとっても、予測不可能な時代を迎えることになると思う。そういう意味では、教師も生徒も同じ方向を向いていることになる。
- 例えば、課題を解決するプロジェクトを、教師、生徒、あるいは社会の様々な人たちと解決していくような取組があると、生徒も自分が何か役に立っているのかもしれないとか、同じ学年だけのつながりだけではなくて、大人にとっても役に立っている、地域にとっても役に立っているというような、ある種の達成感を得られ、生徒は「あのときは良かった」という気持ちになるのではないかと思う。
- 具体的にどういう機構がよいのか分からないが、課題は山積みであり、大人だけでは解決できないような問題があると思う。例えば、シャッター商店街の集客の問題があったとしても、それを地域の人だけで解決するということは難しく、様々な人たちの様々な意見が必要になってくると思う。そういうところにコミットできるのだ、自分が主役になれるのだという気持ちを育てている専門高校の取組を、今後更に進めていただけるとよい。
会長
- ただ地域に参画するだけではなく、その中で課題を解決して達成感を持った子供たちが、自信を持って次のステップに挑戦することが大事だと思う。
- 委員のところで行っている業務以外の取組は、新入社員に対して行っているのか。それとも社員全体に対して行っているのか。
委員
- 新入社員は、3か月で社会人としての基本から会社の基本的な商品や技術等について学ぶが、先ほどの取組については、どちらかというと、その段階を卒業し、社員として活躍するようになったメンバーに対して、力を入れて行っている。
- 社会人や企業人として必要な基本、人としての基本については、もっと子どものときから養えればよいと常々思っており、それを大人になってから身に付けようとすると非常に大変だと感じている。
- 職業教育についてもう一步進んだところで議論できるとよいが、皆さんからお話しいただいた、コミュニケーションとか、思いやる気持ちとか、優しさとか責任など、本当に基本的なところから教えていかなければならない実態がある。また、そういう基本的な伝える力が不足しているところがあり、せっかく持っている技術が生かされていないと感じる。
- これまで5年ほどマナーの向上に取り組んでいる。最初は形から入るが、それがお客様の前でどのくらい使えるようになっているかまでは調査できておらず、継続して取り組んでいく必要があると考える。
- 高校生の職業教育では、専門的な知識にプラスして、人としての基本の育成が必要である。会社などでインターンシップを受け入れたときには、そういったことも教えていければよい。インターンシップは私たちにとっても重要でプラスになる取組であるため、できれば若い人たちを受け入れ続けていきたいと考えている。
- 大学とのカリキュラムの連動性も大変重要で、専門高校を出たとしても、更に大学で続けて学んでいくということもとても良いと感じている。
会長
- マナーはとても大事で、見た目のこともあるが、突き詰めていくと、思いやりなどの、心の部分に行き着くような気がする。
- 時間を守らないということはどういうことか、マナーはどうか、様々な方面に連絡するということはどれほど大変か等を、子供たちに体験させる必要があり、そういう場面が学校の中で、あるいはインターンシップなどで作れると、能力のある子どもたちは更に力が付いてくるし、資質も高められると思う。
委員
- 考える力をどう付けるかということであるが、考える際の基礎知識の部分は学部の中でも勉強するが、実際にコンピューターで調べて、その知識を基に、課題を解決するために考えて新しいものにしていくようなプロジェクト型の学びの場が必要だと思う。
- プロジェクトの課題を地域の中から吸い上げて、地域や企業の方に一緒に取り組んでいただき、それを1年かけて考え、最後に提示するというように、プロジェクト型の授業の中でじっくり考えさせる。できるだけ学校の学びに関係するもの、学校の学びを使えるものが良いのではないかと感じている。
会長
- 課題を見付けて3年次に結果を発表する等、そういった取組は何かあるか。
幹事
- 農業では1年次、「農業と環境」という導入科目で、実際に大根や白菜を栽培する。良い白菜を作るにはどうしたらよいかを考えさせたり、技術を身に付けさせたりしながら、2年次に専門的なことを勉強して、2年から3年にかけて課題研究という専門の共通履修の科目で、一人やグループでテーマを決めて研究するという授業が展開されている。
会長
幹事
- 基本的にはグループが多いと思う。3年次で、一人1テーマで取り組むことはあるが、本校では、一人1テーマにした場合は、必ずグループで研究活動を行うようにしている。
会長
- ほかに、地域と産業界との連携、インターンシップについて何かあるか。
委員
- 教育なので、マナー等の話をする。
- 大企業では、それなりに時間をかけて行われていると思うが、中小企業では、マナー等の教育ができずに仕事に入ることがあるため、そういうところをまとめて教育するような機会があれば良いと思う。
- 就職してからは難しい面もあるが、入社した先にそのようなプログラムがなければ、新入社員を集めて、基本的な教育の機会を考えていくことも必要だと思う。
委員
- 社会人でも、大学生でも、上下関係があり、敬語を使わなくてはならない場面がある。高校を卒業して初めて仕事に就くときには、「言葉遣い」が大切なことを分からないまま入っていく状況がほとんどではないかと思う。
- しつけで一番大切な部分は、家庭でやるべきではないかと思う。学校に入ってからどうこう言ったり、大きくなってから先生がしつけたりするのではなく、子供のうちにしつけるべきだと思う。
- 社会に出て行くときには、「言葉遣い」や「挨拶」が大切である。挨拶もできない子がいるが、やってみれば簡単なことであると思うはずである。学校にいるうちに、大切なしつけの一つとして、先生方からも指導してもらいたい。
- 高校生には、勉強に運動に一生懸命頑張ってもらい、これからの群馬県のために、群馬県に戻って来て働いてもらいたい。
会長
- 先ほどチームワークやプロジェクトについて話があったが、それは、横の仲間づくりのチームワークの話だと思う。
- 1年生と3年生のような上下の関係のチームワーク作りや体験の中で、「あの先輩みたいになりたい」とか「先輩が後輩を育てたり、声を掛けたりする」ということがあればよいと思う。
- 上下の関係のチームワークを作り、3年間取り組むような活動を、実際にやっている事例はあるか。
課長
- 学年をまたいでということになると、文化部や運動部の活動が中心だと思う。
会長
- 自分たちの経験からすると、いろいろな先輩がいる中で、どうしようもないと思えるような人もいたが、一方で人間的な魅力があり、その人を目指そうと思ったこともあった。そのような体験や場面があるとよいと思う。
課長
- 専門学科では学科やコース等で、例えば、農業のある分野を学んでいるコースや福祉のコースでは関連する研究部があり、先輩と一緒に様々な活動をする場面がある。
- そこで、先輩の後ろ姿を見ながら、意欲を高めていったり、頑張ったりしている。
会長
- インターンシップの話をしていきたい。資料では、普通科高校が15%、専門高校が68.1%で、全体が33.2%となっている。これを平成31年度に50%にするということになっている。
課長
- そのような目標になっているが、現状では30%台で推移している。
会長
- そうすると、少ない所を上げなくてはいけないので、普通科高校のインターンシップを更に充実させたり、積極的に進めたりする必要があると思う。
- 専門高校のインターンシップは当然継続していくが、伸びしろがあるのは普通科高校の15%であると思う。
- 故郷離れをしているのは、地元の企業のことをよく分かっていないからで、父親や隣の方がどのような会社で働いているか知らず、その良さが分からないから地元に戻らないという子供たちもいるかもしれない。
- 普通科高校においては進学が多いため、4年後や5年後のタイミングで社会人になるが、早い段階で地域の企業や仕事を知ることが必要だと思う。
- 普通科高校の割合を上げることは、かなりハードルが高いのか。
課長
- 現状とすればハードルがあると思う。
- 専門高校は職業に直結している部分もあり、これまで専門に関連した企業を開拓してきた流れがある。
- 普通科高校は、専門的に学ぶ内容が未決定の段階でインターンシップに参加することになるため、進もうとする領域とインターンシップをする企業との関連が、見いだしにくいという事情などがある。
会長
- 将来の就職先ということではなく、自分の父親の会社や故郷の会社にどのようなところがあるかという知識を広げるなど、違う発想で子供たちに体験させるインターンシップを行うなど、切り口を変える必要があるかもしれない。
- 普通科高校の子供たちが体験する機会を増やしていき、目標数値につなげていければよいと思う。
委員
- 私がニート状態の若者を支援していたの時のことを考えると、専門高校の卒業生でニート状態になっている若者は確率的に低かった。厚生労働省も言っているが、職業体験をしている子供たちの方がニート状態になる確率が低いというのが、全国的な傾向である。インターンシップは、本人が将来を考えるときに必要な取組になっていると考える。
委員
- 資料のインターンシップ実施上の課題の中にも、「企業に受入れをお願いしたら断られてしまった」、「希望の職種がなかった」といった話が出ている。
- 他の課では「地産地消推進店」といった認証制度がよくあるが、例えば、群馬県の若者を育てる県内企業を募集することが考えられる。また、企業側から、「インターンシップでは当社ではこういった協力ができる」とか、勢多農林高校では桜の苗木の研究発表があったが、あのような形で「当社の課題を解決してくれる高校はないか」「こういった研究をしてくれる高校はないか」といった課題を募集するような協力体制も可能ではないかと感じた。
委員
- 進学校に通っている高校生の就職の方向性をしっかり見ているかが重要であると思う。適当に大学に行っているとか、親が言うとおりに大学院や大学に行くとかといった子もいるため、明確な目標や職業観を作ることが大事だと思う。
- 今日配布したのは、厚生労働省が作成した資料である。職業レディネステストでは、本人の興味等により、職業のある程度の分類ができる。職業適性検査については、知能テストのような感じで、能力の判断をしてもらえる。専門高校の多くは、これをハローワークから取り寄せて活用しているが、これを進学校でも大学進学の前に活用できないか。相談してもらえれば無料で配布できる。
会長
- 委員の話にあった、企業別のPRができることというのはよい。
委員
- マークを作ることで、企業側もPRしていけるのではないかと思う。
会長
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