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平成24年度第1回群馬県産業教育審議会概要

更新日:2012年7月18日 印刷ページ表示

1 日時

平成24年6月21日(木曜日)13時30分から16時

2 場所

群馬県立中之条高等学校

3 出席委員

9名(原委員、萩原委員、金子委員、松村委員、富澤委員、鈴木委員、黒沼委員、田村委員、丸茂委員)
※欠席委員 3名(宝田委員、今井委員、朝岡委員)

4 次第

遠隔地農場(美野原農場)における授業・施設・設備等視察

  1. 開会
  2. あいさつ
    群馬県産業教育審議会長あいさつ
    群馬県教育委員会教育長あいさつ
  3. 学校概要説明(群馬県立中之条高等学校長)
  4. 生徒活動発表「オープン・ザ・なかんじょ」~with GIS~
  5. 審議(議事概要参照)
    社会の変化に対応した産業教育の在り方について
    ~次代を担う職業人材をどのように育成するか~
  6. 閉会

議事概要

会長

  • 実習を視察した感想と、議題である「社会の変化に対応した産業教育の在り方について ~次代を担う職業人材をいかに育てるか~」について審議をお願いしたい。
  • 審議の視点として、「学校での技術指導やインターンシップ等の学習プログラムの在り方について」、「起業家精神を育成するための取組について」、「次代を担う職業人材を育成するための施設・設備等について」、「産業界として協力できることはどのようなことがあるか」を参考にして意見をいただきたい。

A委員

  • 先日、商工会青年部の大会で中之条の青年部の発表があり、中之条が知られていないことを残念に感じていたようであった。本日の発表には、高校生が町づくりに取り組んでいるなど、様々な取組があった。
  • 商工会は、地域に根ざした活動を通して、地域を元気にすることが目標なので、ぜひ、中之条の商工会の青年部とコラボしていただき、中之条を賑やかにしていただきたい。
  • 商工会の方々とも協力していただき、高校生には中之条の活性化のために頑張ってほしい。

B委員

  • 産業教育における得意分野で授業を実践していることはすばらしいことである。
  • 就職した後のことを考えると、就職後にやらなければならないことを高校のうちに学んでおけばさらによいと思う。
  • 連合群馬では、若者の職業観・就労観を醸成する取組を行っているが、就職後に、働くことの基本的な部分がわからずに会社を辞めてしまう労働相談が多々見られる。働くことの基本的なことについても教育をしていただきたい。

C委員

  • 本日、試食した牛乳などは販売をしているのか。また、視察をした美野原農場の畜産施設における販売には生徒も係わっているのか教えてほしい。
  • 県の農業法人協会では農業高校生の受入に向けて動き出している。農業高校出身者は農業の素人に比べてのみ込みが早いので、農業を学んだ生徒が農業の現場に就けることができればよいと農業法人としては考えている。

会長

  • 質問があったので、後ほど回答をお願いする。

D委員

  • 本校に来る途中、駅前のロータリーの花壇の整備をしている中之条高校の生徒を見て、地域に根ざした教育を実践していることを実感した。
  • 特色のある学科をもった高校なので、全ての生徒が農業関係に進むのは難しいかもしれないが、この中で農業のスペシャリストが育成される。
  • 特色のある学科には特色のある授業を、「生徒よ、教室から出て、外で色々と学べ」は、よいことである。これからも特色のある授業をお願いする。

E委員

  • 実習の様子を視察して感動した。
  • 最近の高校生には、職業観や就労観が足りないところがあると聞いているが、生物生産科の生徒が学んでいることは、社会に出てから役に立つ人間力を高めるための基礎であると感じた。

F委員

  • 高校生が中之条のPRに取り組んでいただいていることはありがたいことであるが、この取組が地域の方々にどのくらい知られているのかと感じた。
  • 先ほどの発表は、中之条のことについて高校生の視点からの発表であったが、中之条役場の職員がこの発表のことを知っているのかと感じた。中之条町は観光に力を入れているので、これらの取組は行政と協働して行ったらよいのではないか。
  • 地域に本校の特色ある教育活動を知っていただくという視点で、開かれた学校づくりを実現するためにも、皆さんが地域に出て行き、すばらしいことに取り組んでいることをPRしていく必要がある。

G委員

  • 本校のWebページで、環境工学科は測量の技術が大変高いことを知った。本日は、測量実習の様子を視察できなかったが、生徒の発表で環境工学科の発表を見たところ発表の内容が大変すばらしかった。
  • 農場の視察では、生徒が楽しそうに授業を受けていること、動物の扱い方に慣れていることを感じた。特に、動物との信頼関係が築かれていて、日々の努力が学習の成果として出ていた。
  • 動物の可愛らしさだけではなく、命の大切さ、出荷することの役割を理解していて、プロの領域に生徒は達していると感心した。
  • 本校は部活動においても活躍しているので、スポーツに対する姿勢を卒業後ももち続けていただき、自分たちの技術を磨くだけではなく、高校時代に小学生と田植えで交流した経験を生かして、スポーツ少年団で地域の子どもたちを指導するリーダーとなり、スポーツ少年団に協力できるようスポーツの力も役立ててほしい。

H委員

  • 視察を通じて、カリキュラムで一番必要としている教育を実践していると感じた。なぜならば、植物、動物とのふれあいや、測量技術を習得するという学習意欲が、高校生の年代に一番必要な感受性や、社会で求められている人とのコミュニケーション能力を育てていると感じた。
  • 乗馬の授業や動物の毎日のケアは、心の目がなければできないことなので、中之条高校は専門高校であるが、これらの学習をもっと多くの学校で取り入れることができないかと感じた。
  • 農業がこれから産業の中核になるという状況があるので、職業の技術として農業技術を徹底的に学んでほしい。ビジネスチャンスとして、商業や流通の知識をもっている人は多いが、問題は植物・動物の知識をもった人がいないので、いざ商売をしようとしても人材がいない。ぜひ、農業の知識や技術をもった人材を育成していただきたい。

会長

  • 委員より一通り、意見や感想をいただいた。C委員からの質問について回答をお願いする。

中之条高校教諭

  • 生乳の販売は地元の農協に出荷している。学校産の名前で販売できれば、学校の宣伝に繋がる。現在、6次産業化に向けて加工品について検討中である。

会長

  • 先日、新聞を見ていたら生乳の生産量が全国第3位、北海道、栃木、群馬の順である。中之条高校も貢献していると思う。
  • 家庭、学校教育における勤労観を始めとした職業に関する教育の充実を学校の段階からお願いをする。
  • インターンシップは、職業訓練の側面よりも、学校でできない生活体験の場にとどまっているような気がする。本来の趣旨である多様な職業的な知識の習得に繋がらないケースが見られるので、事業の内容を見直ししていただき、労働市場にスムーズな移行を目指すキャリア教育をお願いする。

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