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令和4年3月17日(木曜日)
県庁24階 教育委員会会議室
平田郁美教育長、益田裕充教育長職務代理者、竹内健委員、代田秋子委員、河添和子委員
加藤隆志教育次長、村山義久教育次長(指導担当)、竹之内篤総合教育センター所長、内田善規総務課長、服部裕管理課長、塩谷聡福利課長、鈴木佳子学校人事課長、栗本郁夫義務教育課長、天野正明高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、侭田浩一生涯学習課長、橋憲市健康体育課長、佐鳥秋彦総務課デジタル教育推進室長、齊藤克博総務課補佐(行政係長)、佐俣瑞穂総務課主幹
午後1時00分、平田教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
傍聴人は2名、取材者は2名であることを報告。
平田教育長が、沼田委員から欠席の届出があったことを報告。
平田教育長が今回の会議の会議録署名人に代田委員を指名。
議案審議に先立ち、平田教育長から、第67号議案は職員の表彰に関する案件であるため、第68号議案及び第69号議案は教職員の人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。
教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。
(平田教育長)
始めに私から一言申し上げる。
まず、教育長の再任について報告する。3月8日の県議会本会議において、知事から、私の教育長再任に係る議案の提案があり、同日、議会において同意がなされた。新たな任期は令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間となる。新たな任期についても、誠心誠意精一杯努めていく。引き続き、委員の皆様の御協力をよろしくお願いする。
次に、新型コロナウイルス感染症に関する県立学校の対応状況等について報告する。本県の全域が適用されているまん延防止等重点措置については、病床使用率の高い状況が続いていること等から、3月7日から21日までの2週間延長することが、4日に決定された。本県では、部活動について、全国大会等を除き原則休止という全国的にみても強い要請を行ってきたが、県立学校の感染事例が減少してきたことなどから、7日から感染リスクの低い活動を校内に限り再開することとした。なお、全国大会等を除き、他校との交流を伴う活動及び宿泊を伴う活動は、引き続き、県内外を問わず自粛を継続する。
次に、定例県議会について報告する。2月16日に開会した令和4年第1回定例県議会は、明日閉会予定であるが、教育委員会関係の質疑の状況について報告する。本会議での一般質問では、夜間中学の設置についての質疑を始め、ヤングケアラーへの支援に関する学校の取組、新たな少人数学級編制による県内小中学校への影響、コロナ禍における高等学校の教育活動、不登校児童生徒の実態と取組についてなどの質疑があった。
また、文教警察常任委員会では、県立高校の男女共学化についての今後の見通し、教育イノベーションPJに係る学校の取組状況、県立学校のトイレの洋式化などについて質疑がされた。
前回の教育委員会会議以降の主な行事であるが、3月1日に開催された県立高校卒業式に、委員の皆様に出席いただいた。
続いて、教育委員から意見や報告をお願いする。
(益田委員)
私は、3月1日に行われた前橋商業高等学校の卒業式に出席した。高坂校長先生は、今年度末で退職されるということである。大変凛とした雰囲気の中で、厳粛な式が行われた。子どもたちの様子を見て、コロナ禍ではあったけれども、充実した学校生活を送ることができたということを、改めて実感した。
(竹内委員)
私は、藤岡中央高等学校の卒業式に出席した。とてもスムーズに案内をしていただいた。式は、非常に丁寧におじぎをしていたこともあり、厳かな印象を受けた。統合して、このような学校になったのかと思いながら、保護者の表情などを見ていた。非常にいい雰囲気の中で卒業式が行われた。
(代田委員)
私は出席していないが、今回の卒業式を無事に迎えられたことが、とてもよかったと思う。
(平田教育長)
教育委員を迎えての卒業式は久しぶりである。できる限りであるが、子どもたちを盛大に送ることができて、ありがたいと思う。各校の工夫に感謝をする。
(河添委員)
私は、伊勢崎清明高等学校の卒業式に出席した。第17回ということで、伊勢崎女子高校から伊勢崎清明高校になった経緯などを校長室で伺った。
とても温かで落ち着いた式であった。同窓会長が、金融教育や主権者教育の在り方に触れ、今後、皆が詐欺に巻き込まれたりしないようにという話や、「校歌が大好きだから、元気がない時やつらい時に大きな声で歌ってください。」という話をされ、同窓会の思いが伝わってきた。校長先生からは、命を大切に、心を大切にという、本当に温かな言葉を子どもたちに向けて発信され、素敵な卒業式であった。
(平田教育長)
続いて、関係所属長から報告をお願いする。
義務教育課長、不登校等、学びのための支援が必要な児童生徒への支援の充実を図るため、関係機関とのネットワークを構築することを、資料1により報告。
高校教育課長、令和4年度群馬県公立高等学校入学者選抜全日制課程・フレックススクール後期選抜及び定時制課程選抜の合格状況と再募集実施校等について、資料2により報告。
高校教育課長、平成20年度から県立長野原高等学校で実践してきた「高等学校の地域拠点化等に関する研究(ぐんまコミュニティー・ハイスクール)」事業を継続して実施することについて、資料3により報告。
高校教育課長、令和4年度の県立高等学校、県立中等教育学校、県立特別支援学校の入学式の期日について、資料4により報告。
資料5別紙 群馬県部活動運営の在り方について【提言R4】(PDFファイル:409KB)
健康体育課長、群馬県部活動運営の在り方検討委員会から行われた、教職員の多忙化解消への対応及び持続可能な部活動運営の充実に向けた方向性を示した提言について、資料5により報告。
(平田教育長)
ただいまの報告について、委員から質問等があるか。
なければ、以上で教育長事務報告を終了する。
ここで、村山教育次長、竹之内総合教育センター所長から退職の挨拶が行われた。
総務課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
総務課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
管理課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
高校教育課長、原案について説明
(代田委員)
「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に名称変更されるが、内容はどう変わるのか。
(高校教育課長)
より探究的な学習を進めるという趣旨である。
(平田教育長)
「探究」というのは、まず自分で問いを立てるということになるか。
(高校教育課長)
そのとおりである。問いを立て、課題解決に向けて、主体的に探っていくということである。
(平田教育長)
問いを立てるということが、高度になるか。
(高校教育課長)
基本的には「総合的な学習の時間」を引き継ぐものであるが、高校では、自分で問いを立て探究していくという色が濃くなる。
(平田教育長)
中学校段階でも、高校に向けて強化していくのか。
(義務教育課長)
中学校では基本的には変わらないが、高校にきちんと受け継げるように、自ら課題を調べて、それを解決するという中で、STEAMの要素も取り入れながら、「探究」に繋がるような形でやっていきたい。
(平田教育長)
やはり「探究」が、高校の新学習指導要領の目玉になっていくところだと思う。「教える」から「伴走する」というように先生の役割が変わる。子どもにとっては、知識を「教わる」という色が強いところから、自分で問いを探して、自分で又は共同で調べたり、他の人と議論をしたりして、さらに自分の言葉で発表するというようなことを、本県においてはSTEAMという手法も入れつつ進めていくということになっている。
(代田委員)
これから子どもが主体になっていくという点で期待できる。
以上の審議の後、異議なく原案のとおり決定
高校教育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
特別支援教育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
ここで、平田教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者並びに関係課長以外の課長は退室した。
総務課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。
午後2時06分、平田教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。