本文
令和3年9月13日(月曜日)
県庁24階 教育委員会会議室
平田郁美教育長、武居朋子教育長職務代理者、益田裕充委員、竹内健委員、代田秋子委員、沼田翔二朗委員
加藤隆志教育次長、村山義久教育次長(指導担当)、内田善規総務課長、天野正明高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、侭田浩一生涯学習課長、橋憲市健康体育課長、吉澤隆雄総務課次長、齊藤克博総務課補佐(行政係長)、佐俣瑞穂総務課主幹
午後1時00分、平田教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
傍聴人は2名、取材者は2名であることを報告。
平田教育長が今回の会議の会議録署名人に益田委員を指名。
議案審議に先立ち、平田教育長から、第29号議案は議会に提出する案件であるため、第30号議案及び第31号議案は教育委員会表彰に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。
教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。
(平田教育長)
始めに私から一言申し上げる。
まず、新型コロナウイルス感染症に関する学校の対応等についてである。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、本県は8月20日から9月12日までの間、国の緊急事態宣言の実施区域とされていたが、9月9日に、今月30日までの延長が決まった。
これによる県立学校の対応についてであるが、県立高校及び中等教育学校については、引き続き分散登校を実施する。特別支援学校については、障害のある児童生徒にとって、環境の変化は生活リズムにも大きく影響し、心理的・身体的な変調が生じる懸念があることや、放課後デイサービス等での受入が困難な場合もあることから、13日(月曜日)から感染防止対策を講じた上で、通常登校とする。ただし、地域の状況や学校の事情によっては分散登校の継続を検討する。また、感染状況によっては、学校単位又は地域単位で臨時休業等の検討を行う。
なお、1人1台パソコンを活用したオンライン等による生活・学習支援を継続的に行う。
部活動については、引き続き休止とする。ただし、全国大会、関東大会及びその予選会等については、感染防止対策を徹底した上で、参加を可とする。
市町村の教育委員会に対しても、県の取組を周知したことを報告する。
次に、2学期開始後の各県立高校等の対応について報告する。8月25日(水曜日)から9月1日(水曜日)にかけて、県立高校等で順次2学期始業式を迎えた。始業式は、学級や学年を分け、日や時間を変えて分散で実施した。また、体育館で実施するほか、オンラインや校内放送で各教室に配信して実施する学校もあった。
分散登校の状況については、多くの学校で、学級を2つのグループに分け、生徒が一日おきに登校を行っている。また、学年を2つのグループに分けて登校させる学校や、学年ごとに登校日を指定して登校させるという学校もある。
オンライン授業等の状況であるが、自宅にいる生徒は、1人1台端末を用いて、ショートホームルームや授業に参加する。授業は、黒板を映して配信するなど、学校で行われている授業を同時配信し、質問等はチャット機能を活用するなどしている。なお、8月30日、31日にはアクセスの集中により一時接続できないなどの障害が発生したが、サーバー等の増強を行い、9月1日までに解消している。
小中学校の分散登校等の実施状況についてであるが、8月31日現在、分散登校については8市町村(桐生市、太田市、館林市、玉村町、中之条町、嬬恋村、草津町、大泉町)、時間短縮等については6市町村(沼田市、みどり市、榛東村、高山村、千代田町、邑楽町)で実施していることを併せて報告する。
続いて、「教員免許更新制」についてである。8月23日に開催された文部科学省の中央教育審議会小委員会(「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会教員免許更新制小委員会)において、審議まとめ案の提示があった。
まとめ案によると、「教員免許更新制について、一定の改善策を講じたとしても、教師の資質能力の確保、教師や管理職等の負担の軽減、教師の確保を妨げないことが並立するものとすることは直ちに困難であると考えられる」とされ、その方向性については、「必要な教師数の確保とその資質能力の確保を将来にわたって実現するとともに、教師一人一人が、子供たちに対してより効果的な教育活動を行うことができるようにするためにも、教員免許更新制を発展的に解消することを文部科学省において検討することが適当である」とのことである。
今後、教員免許更新制を廃止するためには、教育職員免許法の改正が必要となるため、国の動向を注視して参りたい。
次に、主な出席行事についてであるが、9月3日または6日に、各委員に、令和4年度採用公立学校教員選考試験の面接官として出席いただいた。
続いて、教育委員から意見や報告をお願いする。
(代田委員)
県立高校の分散登校についてである。特別支援学校においては、通常登校が開始されたが、保護者への連絡が少し遅かった。放課後デイサービスなどを利用している家庭もあるので、できれば早めに保護者に伝えてもらえると、スムーズに、また不安なく利用できると思う。
(平田教育長)
ご指摘のとおりである。分散登校にした時、また分散登校から通常登校に戻ったときの2回にわたり、保護者への連絡が遅くなったところがあった。国の緊急事態宣言を受けて決まることであるため、決定から開始までに時間的余裕がないが、もっと早く連絡するよう努力すべきであった。
(特別支援教育課長)
ご指摘いただいた点をしっかり受け止め、なるべく早くお伝えしていけるよう努めたい。
(沼田委員)
県立高校の分散登校等の対応について質問する。分散登校やリモート対応については、それぞれの学校長をはじめとした学校の判断に委ねられていると思うが、教育委員会として全体の状況を把握し、一覧にしているのか。
(高校教育課長)
全体での調査はしていないが、一部聞き取りを行っている。
(平田教育長)
沼田委員にご指摘いただいた点は、一部ではなく、教育委員会として全体を把握しておいた方が良いのではないかということである。
続いて、関係所属長から報告をお願いする。
生涯学習課長、令和3年度群馬県読み聞かせボランティア顕彰の顕彰団体の決定について、資料1により報告。
(平田教育長)
ただいまの報告について、委員から質問等があるか。
なければ、以上で教育長事務報告を終了する。
総務課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
特別支援教育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
特別支援教育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
ここで、平田教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。
総務課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。
午後2時03分、平田教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。