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令和2年9月8日(火曜日)
県庁24階 教育委員会会議室
笠原寛教育長、平田郁美委員、青木章子委員、武居朋子委員、益田裕充委員、竹内健委員
加藤隆志教育次長、村山義久教育次長(指導担当)、服部裕管理課長、町田英之特別支援教育課長、内田善規生涯学習課長、上原克之総務課長、長谷康夫総務課次長、齊藤克博総務課補佐(行政係長)、宇津木牧子総務課主幹
午後1時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
傍聴人は0名、取材者は1名であることを報告。
笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に青木委員を指名。
議案審議に先立ち、笠原教育長から、第28号議案から第30号議案は議会に提出する案件であるため、第31号議案及び第32号議案は教育委員会の表彰に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。
教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。
(笠原教育長)
今回、事務局からの報告は予定がない。私から報告する。
まず、新型コロナウイルス感染症に関する学校の対応状況についてである。
8月の定例会でも報告したが、8月14日の新型コロナウィルス感染症対策本部会議において、本県での感染状況等から、警戒度が1から2へ引き上げとなった。その後、8月27日の同会議では、本県の「社会経済活動再開に向けたガイドライン」の見直しが行われた。その中で行動基準が見直され、県立学校については、地域によって感染状況が異なることが予想されることから、一律の対応ではなく、地域あるいは学校単位で対応を検討していくことを基本的な考え方とした。具体的には、地域の感染状況等を踏まえて判断することとなるが、原則として、警戒度2では通常登校を継続、警戒度3では、学校単位で分散登校あるいは授業短縮、時差登校等を実施、警戒度4では、地域もしくは全県での休業等を実施することとした。部活動については、分散登校等の制限が係っている状況においては、集団での活動は自粛等の「一部制限」、休業の時には部活動全体を「自粛」ということになる。市町村立学校については、県立学校の対応を、市町村にしっかりとお伝えし、その上で、地域の実情等を考慮した適切な対応をお願いしたところである。
次に、残念ながら中止となった夏のインターハイの関係である。
インターハイの開催に向けて、県内の高校生、運動部だけではなくそれ以外の生徒たちも、群馬県高校生活動推進委員会として開会式の運営、来県選手への対応等の準備に取り組んでいた。しかし、大会が中止となり、高校生たちが実際に活躍する場面がなくなってしまった。8月の定例会で、この高校生活動推進委員会のメンバーが全国の高校生へ向けて激励メッセージを届けたいと動画を制作しtsulunosで配信を行ったこと、本県出身のバンドであるback numberが全国の高校生のために楽曲『水平線』を制作してくれたことを報告した。今回、その第2弾として、本県の高校生が聴いた感想や、実際に手紙を書いた高校生からのメッセージに加え、back numberへのお礼の気持ちが込められた動画を制作した。9月1日からtsulunosで公開している。これは県内の高校生たちが、自分たちにできることは何かと、いろいろと考えて取り組んだ成果でもある。是非、多くの方にご覧いただきたい。
続いて、県立しろがね特別支援学校の関係について報告する。
県立しろがね特別支援学校において、教員の勤務時間が実態より過少に記録されていた可能性があると報道があった。教員の時間外勤務の上限時間については、今年4月に、原則として月45時間、年360時間とする教育委員会規則が施行され、法的根拠をもった時間外勤務の上限規制が開始されたところである。
教員の勤務時間については、各自のパソコンの起動・終了時に、その時刻が自動的に記録されるシステムにより管理している。この出退勤時間について、改変などがあったと報道されているところである。
教育委員会としては、この報道があった翌日から、学校に出向き、管理職及び全ての教員に聞き取り調査を実施した。その結果については、先に教育委員に報告したとおりである。本件については、この後の記者会見で改めて報道に説明し、県民の皆さんにもお知らせしたい。
教育委員会としては、このようなことはあってはならないことと考えている。9月2日に臨時校長会を開き、すべての県立学校長に対して勤務時間記録の実態等について改めて確認するよう指示したところである。
また、市町村立の小・中学校についても、実態を確認する必要があると考えている。県立しろがね特別支援学校やその他の県立学校の調査が終わった段階で、改めて市町村教育委員会に実態等について確認するよう依頼したいと考えている。
教員の働き方改革は、非常に大きなテーマである。教育の充実を図る上で、教員が働きやすい職場環境の整備や、適正な学校運営をしっかりと考えなければならない。
前回の教育委員会会議以降の主な行事であるが、9月3日と4日、各委員のみなさまに、令和2年度採用公立学校教員選考試験に面接官としてご協力をいただいた。子どもたちのために情熱をもって取り組んでくれる、優秀な教員を確保したいと考えている。引き続き、協力してほしい。
(益田委員)
前回の報告を受けて、back numberの『水平線』を聴いた。大変すばらしい曲だった。群馬県の高校生たちの気持ちが、全国の高校生に届いたと感じた。
(笠原教育長)
高校生が自分たちで考え、取り組んだ結果である。素晴らしい活躍をしてくれたと思っている。
(益田委員)
再生回数がすごいことになっていた。
(笠原教育長)
他にないようであれば、教育長事務報告は以上とする。
特別支援教育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
特別支援教育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
総務課長、原案について説明
異議なく、原案について説明
管理課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
管理課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。
午後1時36分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。