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平成26年9月10日(水曜日)
県庁24階 教育委員会会議室
山田浩史委員長、坂本壽枝委員長職務代行者、清水和夫委員、眞保智子委員、天田清之助委員、吉野勉教育長
萩本勝美教育次長、田村充教育次長(指導担当)、宮内伸明総合教育センター所長、関隆之総務課長、吉澤幸夫管理課長、三田功福利課長、松本昭彦学校人事課長、野村晃男義務教育課長、鵜生川隆之高校教育課長、須藤隆特別支援教育室長、下田明英生涯学習課長、洞口正史文化財保護課長、高橋紀幸健康体育課長、内田善規総務課次長、小林謙五総務課補佐(行政係長)、高橋悠司総務課主任
午後2時15分、委員長、教育委員会会議の開会を宣す。
傍聴者は4名であることを報告
委員長が今回の会議の会議録署名人に清水委員を指名
教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、委員長が説明
議案審議に先立ち、委員長から第27号議案については、非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。
次に、事務局から傍聴人に対し、傍聴資料を配布した。
特別支援教育室長、原案について説明
(委員)
質問というより意見だが、基本的に、特別支援学校等については、充実が図られてきており、特に群馬県においては特別支援学校の設置も含めて充実した方向に向いてきている。言ってみれば、そこで学ぶ児童・生徒に対応ができるということである。特に高等部について言えば、そこで学ぶ生徒の将来にわたって、就職等含めた先のことを考えたとき、高等部での学びが重要になってきていると思う。これから生徒が増えていく状況にあって、先ほどの説明にもあったように全体の定数の中で、希望者については、もちろん厳格な入試結果があったうえでであるが、それを踏まえて対応できる状況にあるということだと思う。
今後のこととして、地域や学科等による違いが出てくると思う。そういう面で、総合的に幅広く、今年度も分析がなされていると思うが、今後も十分希望と地域、学科等を考えて、職に就くということの見通しや、障害者の対応ということを将来にわたって対応できるような、そういった配慮を是非、高等部生徒募集定員を決定するうえでは検討していただきたい。
上記の質疑の後、異議なく原案のとおり決定
(教育長)
私からは2点報告申し上げる。
まず、1点目は群馬県公立学校いじめ問題等調査委員会の開催について報告する。
学校において、いじめなどによる重大な事故等が発生した場合に事実関係の調査・分析を行うために設置している「群馬県公立学校いじめ問題等調査委員会」を8月28日に開催した。念のため申し上げるが、県内でいじめ等の重大な問題が発生したということではなく、今回は、本県におけるいじめ問題への取組状況の説明や「いじめ防止対策推進法」への本県の対応について協議したものである。
当日は、私は議会の県内調査があったため、両教育次長が対応したが、委員からの質問や積極的な情報提供もあり、有意義な協議ができたと聞いている。
2点目は、前回の教育委員会会議以降の主な出席行事について報告する。
8月28日、29日には、1都9県教育委員会委員長協議会が長野県で開催され、山田委員長に出席いただいた。会議では、「全国学力学習状況調査結果等を活用した学力向上に向けた取組」について、活発に御議論いただいたと聞いている。
県議会の文教警察常任委員会関係では、先ほども申し上げたとおり、8月28日に県内調査が行われ、安中総合学園高校や高崎市教育センター等を視察した。また、同じく文教警察常任委員会関係では、9月2日から4日まで、県外視察で北海道を訪問し、特別支援教育センターや理科教育センターの視察、小中一貫教育を推進している三笠市教育委員会との意見交換を行った。いずれも私が参加した。
なお、第3回定例県議会が9月16日から始まるが、前期が10月7日まで、後期が11月25日から12月15日までの日程で開催される予定である。
報告については以上である。
(委員長)
続いて私の方から1点だけ報告をさせていただく。
先ほどの出席行事のところで教育長からも報告があったが、長野県で開催された1都9県教育委員会員長協議会に出席した。
当日は、今後の委員長協議会のあり方についての協議も行った。各都県から様々な意見があったが、結論だけ申し上げると、来年度以降、新教育委員会制度への移行に伴い、制度上委員長が置かれなくなる都県も出てくることから、1都9県教育委員会委員長協議会としては今回限りとし、来年度からは各都県から教育委員1名ずつ出席する協議会を新たに発足させることとなった。
なお、新たな協議会の名称については来年度群馬県で1都9県教育委員会全委員協議会が開催されるので、その場で協議することとなったので、報告する。
(委員)
教育長事務報告の中にあった、県のいじめ問題への取組に関連して意見を述べさせていただく。群馬県いじめ問題対策連絡協議会の委員の方にも視察していただいた、前橋地区のいじめ防止フォーラムにも参加させていただいたが、連絡協議会委員の方々が、児童・生徒がそれぞれの学校の代表としてグループごとに話し合いをし、全体でまとめをするというところに積極的に参加していただき、いじめ問題について県民全体で考えていかなければならないということが子供たちにも伝わったのではないかと思う。副知事をはじめとした多くの委員の方々が、会議の前のフォーラムにも参加していただき、子供たちの学び、いじめに対する考え方の発表の場に参加していただき、あるいは声をかけていただき、県民全体で、保護者を含めた社会全体でいじめをなくそうという姿勢が子供たちにも伝わったという点で、連絡協議会とフォーラムを同日に開催したことは非常に意味があったと思う。子供たち自身が、自分たちが自信を持って力強くいじめ問題に立ち向かっていく、それをフォローしていく体制を県として作っていくことが大切と考えるので、こうしたことを土台にして、今後も進めていただければありがたい。
ここで、委員長から、清水委員の任期が9月30日までであり、今回が任期中最後の定例会であることから、一言あいさつをいただきたい旨の発言があった。
(委員)
一言御礼を申し上げたい。事務局のみなさんには、群馬県の教育全体について、非常に細かな、かつ大胆な目でしっかり導いていただいたと考えている。 特に教育長を中心に、力強い群馬県の教育行政が、事務局の方々の配慮と先を見通した方針の中で進められたということに、この4年間参加させていただいたことをありがたく感じる。途中、言いたいことを勝手に申し上げてみなさんにご迷惑をかけたこともあるかと思う。考えてみると、県の教育委員会には、文化財保護課の課員として3年、指導主事・管理主事として6年、管理職として主監から教育次長まで含めて7年間、全部で16年の事務局、そして教育委員という職を預かり4年、合計20年間県の教育委員会の仕事に参加させていただいた。その間色々な議論をしてきた。自分自身でも考えていかなければならない問題等について、未だに全てが解決するわけではないが、教育委員を去ったとしてもできる限り群馬県の教育のためにできることについては、個人としてみなさんの頑張っている姿を見ながら協力して参りたい。また10月10日には、事務局全体の前であいさつをさせていただく機会があるが、こういう形で、事務局の課長さん方の前では今日が最後なので、挨拶を申し上げた。本当にありがとうございました。
ここで、委員長から、これからの審議は非公開とする旨の発言があり、傍聴人は退室した。
総務課長、原案について説明
異議なく原案のとおり承認
教育委員会記者会見資料について、異議なく原案のとおり決定
午後2時35分、委員長、教育委員会会議の閉会を宣す。