開催日時
平成25年1月9日(水曜日)14時00分~15時45分
開催場所
県庁29階 292会議室
出席者の状況
- 委員 11名(鈴木会長、片山副会長、相澤委員、梅澤委員、掛川委員、片野委員、清水委員、高橋委員、永井委員、林委員、谷畑委員)
- 事務局(環境政策課) 3名
- 環境影響評価実務担当連絡会 8名
- 都市計画決定権者等 9名
- 傍聴人 なし
審議の概要
1 開会
開会しました
2 あいさつ
鈴木会長あいさつ
3 議題
(1)「伊勢崎宮郷工業団地造成事業に係る環境影響評価準備書」について
ア 現在の手続状況について
事務局より説明
イ 事前質問に対する都市計画決定権者回答
都市計画決定権者より説明
ウ 質疑
【委員の主な意見】
- 資料-1表8-43における浮遊粒子状物質の自動車交通からの寄与濃度について、有効数字以下は表示しても意味がないが、「0.000」という表記はおかしいと思う。「0.001以下」又は「0.001未満」という表記が適正だと思う。
- 調整池において、陽の当たる北側に法面を作り、また、常時湛水部ができる構造とすることは、生物にとって非常によいことだと思う。それにより、草類が生えて生物の生息地や鳥類の水場や摂食場所となり、生物をほかの場所に移す必要がなくなると思う。
- 計画地で繁殖していない冬鳥について「繁殖を阻害することはない」と評価することは、間違いではないが意味がないと思う。記載するのではあれば「繁殖を阻害することはない」では意味が強すぎるので、「繁殖に影響はない」くらいにした方がよいと思う。
- 以前、ハヤブサは崖地で繁殖していたが、最近では、ビルや鉄塔で繁殖している例が増えている。環境影響評価なので、生物が事業により消失する事象だけでなく、逆に市街地へ出てくるといった事象も取り上げて良いのではないか。その種のトレンドに合った評価をしてほしい。
- タゲリやオオジシギは、他のシギ・チドリと水田の利用の仕方が異なる。同じシギ・チドリだからといって一括りに評価するのは好ましくないと思う。
- 保全する必要があると判断した生物を一般の方の土地に移して終わりというのは、無責任に思う。水田は農薬が使用されているし、稲を栽培しているので、通常は重要な貴重種はいないと思われる。しかしながら、当地域は非常に重要な水辺環境であり、貴重種ではないが、沢山の生物が生息し利用してる。このような環境が無くなるにもかかわらず、全体的に重要視されていないような感じを受ける。民間企業では、工場の敷地内にビオトープを作って自然を再生していこうという動きがある。当事業は群馬県が事業主体なので、元の自然を再生しようという姿勢がより明確に見えるような計画にするべきだと思う。
- 工業団地造成によって、そこに生息していた生物がいなくなっては困るので、モノができればそれでよいという論理ではなくて、人間と生物との共生という考えが必要だと思う。
- 工業団地の造成事業なので、ある程度の犠牲はやむを得ない部分もあり、第一次産業だけでなく、商工業の発展も重要なことであるため、その中でもできる限り犠牲を少なくして従来の環境を確保するという、開発と環境保全のバランスを考えていただきたいと思う。
エ 今後の予定について
事務局より説明
(2)群馬県環境影響評価条例等の一部改正(案)について
ア 群馬県環境影響評価条例等の一部改正(案)の概要について
事務局より説明
イ 質疑
【委員の主な意見】
- 仮に、アセス法対象規模未満の風力発電施設が設置されて、地域住民と騒音・低周波音等のトラブルが発生した場合は、事業者が環境アセス手続に準じて保全対策を実施することになるのか。
- 群馬県は、風が強いイメージがあるが、風力発電施設の適地ではないという理由を教えてほしい。
ウ 審議結果
(鈴木会長)
修正意見がないため、群馬県環境影響評価条例等の一部改正については、案のとおりとすることが適当である旨、知事あて答申してよいか。
(各委員)
異議なし
4 その他
特になし
5 閉会
閉会しました
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