県立学校における個人情報の漏えいについて（高校教育課・特別支援教育課）

　このことについて、下記のとおり県立学校の個人情報が漏えいする事案が発生しました。現在のところ、二次被害の発生等の報告は受けていません。
　関係者の皆様には、多大な御迷惑をお掛けし、心よりお詫び申し上げます。また、今後、このようなことがないよう、再発防止に万全を期してまいります。

1　概要及び学校の対応

（1）県立前橋女子高等学校における事案

1. 発生日
   令和7年1月10日(金曜日)
2. 概要
   県立前橋女子高等学校が利用しているクラウドサービスにおいて、小テストの日程、範囲等に関する電子ファイルを1月10日(金曜日)に配信した際、誤って、卒業生275名の氏名及び国語の小テストの得点と順位データが含まれているファイルを配信してしまい、データを削除するまでの15分程度、生徒が閲覧可能な状態になった。
3. 学校の対応
   対象となる卒業生全員に対して、文書にて説明と謝罪を行った。
   該当学年の生徒全員とその保護者に対して、口頭またはメールにより説明と謝罪を行った。

（2）県立しろがね特別支援学校における事案

1. 発生日
   令和7年1月14日(火曜日)
2. 概要
   情報共有アプリ内での教員間のやり取りについて、公開範囲が限定公開とされていなかったため、全ての県立学校の教職員及び生徒が閲覧可能な状態になっていることが分かった。高等部生徒34名の名字、5名の生徒の配慮事項、17名の生徒の作業適正評価、教員25名の名字が掲載されていた。
3. 学校の対応
   対象となる生徒及び保護者に対して、口頭または電話により説明と謝罪を行った。
   全校児童生徒の保護者に対して、文書により説明と謝罪を行った。

（3）県立前橋清陵高等学校における事案

1. 発生日
   令和7年1月15日(水曜日)
2. 概要
   県立前橋清陵高等学校昼間部において、欠席・遅刻連絡用の入力様式を1月15日(水曜日)に配信した際、誤って、欠席・遅刻の連絡結果を集約したファイルを配信した。ファイルには、欠席・遅刻連絡を行った生徒29名分の氏名、学年、クラス、入力者のメールアドレス、欠席・遅刻の理由が記載されており、1月16日(木曜日)に削除するまでの2日間、生徒が閲覧可能な状態になった。
3. 学校の対応
   29名の生徒とその保護者に対し、口頭または電話により説明と謝罪を行った。
   生徒全員とその保護者に対して、メールにより説明と謝罪を行った。

（4）県立聾学校における事案

1. 発生日
   令和7年1月21日(火曜日)
2. 概要
   児童生徒の保護者69名及び教職員102名に一斉メールで研修案内を送付した際に、誤ってbcc欄ではなくto欄にアドレスを入力して送付したため、メール受信者がお互いのメールアドレスを見られる状態になった。
3. 学校の対応
   受信者全員に対して、メールにより説明と謝罪を行なうとともに、誤送信したメールの削除を依頼した。

2　再発防止について

1. 1月23日付けで県立学校長等宛に通知を発出し、個人情報漏えい等の防止に関するチェックリストを配布するとともに、各学校において個人情報の取扱いに係る対応等が適切かどうか改めて見直すよう指示した。
2. 1月23日(木曜日)に臨時校長会を開催し、全ての県立学校長等に対して、個人情報の適切な取扱いの徹底等について改めて指示した。

　報道提供資料 （PDF：154KB）