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この度、群馬県は「ぐんまネイチャーポジティブ宣言」を行い、ネイチャーポジティブ実現のために群馬県が新たに取り組んで行く方向性を示しました。
なお、都道府県によるネイチャーポジティブ宣言は、全国初となります。
ネイチャーポジティブとは、「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させる」ことであり、2022年の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において、2030年に向けた国際目標である昆明・モントリオール生物多様性枠組が定められています。
生物多様性は人類の存続基盤であり、人類の社会経済活動は生物多様性の恵みの上に成り立っています。しかし、生物多様性は損失し続けており、将来にわたって生物多様性の恵みを享受するには、生物多様性の損失を止め、反転させることが必要です。これまでの自然環境保全の取組のみならず、経済から社会、政治、技術までの様々な分野にまたがって改善を促していくことで、自然が豊かになっていく「プラスの状態」に転換させていくことが、ネイチャーポジティブの目標です。
ネイチャーポジティブ宣言とは、環境省(2030生物多様性枠組実現日本会議)が設けた、ネイチャーポジティブの実現に向けて企業や自治体などの団体が自らの活動内容を表明する制度です。
なお、「ぐんまネイチャーポジティブ宣言」は、県ホームページで全文を掲載しています。